OM-1

写真家 清水 淳 × OM-1~水中撮影に最適なシステム~

掲載日:2023年2月17日

清水 淳

1964年生まれ。水中写真や海辺の風景を撮り続けている。執筆や撮影、研究、テストを行ないながら、沖縄・那覇にて水中写真教室マリーンプロダクトを主宰。カメラ機材に精通し、機材の特性を生かす能力が評価され、水中撮影アクセサリーの開発アドバイザーやテスト撮影の要望も多い。活動では、水中撮影機材の解説や撮影の仕方、楽しみ方の記事をPADI Japan/デジカメ上達クリニック、マリンダイビング誌/水中デジカメ撮影教室、オーシャナ/カメラレビューを現在連載中。最近ではマンツーマンで水中撮影を一緒に楽しむプライベートレッスンが好評でOM-1の使い方講習の要望が多い。テクニカルダイビングを利用した新しい撮影ジャンルにも挑戦中。
公益社団法人日本写真家協会会員
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2022年の春に発売し、さまざまな撮影ジャンルにおいて斬新な機能が話題になっているOM-1。ようやく水中撮影ができるように防水アクセサリー類が整ってきたので未だに全容を把握しきれないがその噂の進化を水中環境で半年間検証を行った。カメラがフィルムからデジタルに変わった頃からOM-Dを使ってきたので、新モデルに持ち変える度に期待と驚きがそれぞれのタイミングであったが、今回のOM-1はその中でも期待を大きく上回る変化を感じた。誰もが新しいカメラを手にするときに興味を抱くのは画素数がどのくらいアップしたのか?AF性能は?連写速度と枚数は?などカメラ雑誌が取り上げて記事にしたい部分になるが、OM-1での水中撮影で一番に感じたことは本質的な画質の良さだ。月並みな話に聞こえるが、OM-D E-M1 Mark III からセンサーサイズも画素数もアップしていないのに驚くほどに高精細で透明感のある写真に仕上がる点だ。新開発された裏面照射積層型LiveMOSセンサーと新画像処理エンジンTruePic Xに変わっただけでこれほど写真そのものが変わることが私には未だによく理解出来ないほど基本性能が大きく向上している。また、AI被写体認識AF機能が超高性能で今まで撮れなかったシーンが撮れるようになったと陸上界で大きく報じられる中、水中でもうまく当てはまらないか?これも大きな興味があった。また私のライフワークであるセノーテ(水中洞窟)撮影において、暗所での撮影で高感度特性やAFの効き具合が作品創作にどんなベネフィットが得られるか?これまでの約半年間に渡る撮影で分かった事を、ワイド撮影からマクロ撮影まで作品を見ていただきながら、どのようなシステムで撮影したのか?カメラのセットアップも含めて紹介したい。

ワイド撮影

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROの撮影システム

清水 淳 ワイドスペシャルセット

防水ハウジング:UH-OM1/AOI
レンズポート:DLP-05&ER-PN_PN-24/AOI
ブラケット:MPBK-02/MP
アーム:MP ARM M&18-25ADAPTER/MP
アームフロート:MP ARM FLOAT/MP
クランプ:MP CLAMP/MP
ストロボ:UCS-Q1RC-WHT/AOI
光ケーブル:MP MULTICORE OPTICAL CABLE/MP

※カメラ・レンズ以外のシステムは他社製品となります。他社製品の仕様、詳細についてはマリーンプロダクト社までお問い合わせください。

容積、重量共に小さくなり取り回しに大きく貢献する新型防水ハウジング。
OM-1専用設計。バキュームリークチェックシステムを採用することにより、水中に入る前に水密状態を事前にチェックすることが可能になった。万が一、リークが起きた場合には、モイスチャーセンサーが水分を、バキュームセンサーは内部圧力の変化を感知して赤色LEDとブザー音で警告する。ハウジングをホールドさせるアクセサリーは、軽視されがちだが従来のガッチリとしたグリップ型から、ハウジングを直接手で持ち、手の甲外側からブラケットがサポートする方式を採用し、専用設計が施されたブラケット「MPBK-02」。超硬質アルマイトが施され、小型軽量で水中でのホールディングは女性でも片手で撮影が楽に行えるほどにバランス良く仕上がっている。メイドインジャパンの高品質逸品。

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROレンズ用の新型防水レンズポートを見ても分かるとおり、全てのパーツで大幅なダウンサイジングが施された。一眼の水中撮影はシステムが大きく重く、高価なので敬遠されていた方も多かった。しかし、小型で超高性能なミラーレス一眼OM-1と、OM-1に合わせて開発された専用アクセサリーの出現で、多くの水中写真愛好家に広くデジタル一眼での水中撮影を楽しめる時代になったと感じた。

水中では女性でも片手で操作が可能になる程小型軽量化されたOM-1水中撮影システム

撮影地:沖縄/粟国島

初夏の粟国島。この島では4月から7月上旬頃までギンガメアジの大群に出会うことが可能。
撮影した日は7/18と少し時期がずれていたが、水の透明度が50m以上あるのではないかと思うほどの爽快な作品に仕上がった。ギンガメアジの群れがどこまでも続くような動きを感じる作風に仕上がるため、ほぼ自然光撮影の要素で狙う。OM-1に搭載されている「水中ホワイトバランス」を生かして自然光メインで撮影する。ストロボも微小発光させているが、全体的に青かぶりが無く透明感あふれる、それでいて解像感たっぷりな仕上がりになった。カメラが持つ基本性能の高さを測るのにちょうど良い撮影環境だ。RAW現像で大きく調整する必要もなくOM-1の持つ水中シーンへの親和性が窺える作品になった。

OM-1での水中ワイド撮影は、OM-D E-M1 Mark IIに搭載されていた「水中ワイドモード」が無くなっているのでP(プログラムオート)で撮影をしている。水中でのワイド撮影は、ストロボを使う撮影が多いので自然とシャッター速度が1/250秒までの制御になる。カメラは適切なシャッター速度と絞り値を周りの環境に合わせて最適な設定を行う。ストロボONの場合、ISO感度は200固定。ストロボOFFの場合はISO感度をAUTOに変更する。ダイヤルに、露出補正とフラッシュ光量調整を割り振り、全体の明るさと、ストロボの発光量の調整を瞬時にダイヤルでコントロールできるように設定する。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/250秒/F6.3/ISO 200/-1.7EV/WB水中/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -4/フラッシュON/RC/ストロボAOI社製UCS-Q1RC-WHT×2

通常のワイド撮影の設定例
OKボタンを押すとこのコントロールパネルが表示される。/INFOボタンでRC/発光方式、発光量コントロール画面と通常画面の切り替えができる。
(RCモードON設定時のみフラッシュの設定画面が呼び出せる)

撮影地:沖縄/渡嘉敷島

初夏の慶良間諸島。稚魚たちが大きく育つ時期だ。水深25mのサンゴの隙間にびっしりとスカシテンジクダイの群れが隠れている。外敵から身を守るためにこのように群れるのは、先のギンガメアジと同じで魚たちの本能のようだ。キラキラ感たっぷりに仕上げたかったので、フラッシュ光量をやや多めに調整する。このように近接撮影でフラッシュ光量を細かく調整するシーンの撮影の仕方は先ず、背景のブルーの青の明るさを決める。水底から煽り気味で構える構図なので太陽光がいっぱいカメラに入るシーン。シャッター速度は通常シンクロの限界1/250秒にセット、絞りを動かして背景の青の明るさを決める。これでカメラの絞り値が決まるので、ここからフラッシュの発光量を細かく調整していくのだが、OM-1には外部フラッシュをリモートコントロールする機能がついている。スーパーコンパネの下半分にストロボの調整画面を表示させ、TTL発光、マニュアル発光、FP TTL発光、FPマニュアル発光の4つの発光モードの選択と発光ボリュームの細かい調整をカメラ上で行える。水中ではカメラのグリップの両側に長いアームを伸ばしその先端に水中フラッシュを配置して撮影をするわけだが、OM-1とOLYMPUS UFL-2&3,AOI社のQ1RCとの組み合わせであれば、撮影中に手を伸ばしてフラッシュを操作する必要はない。モニターを見ながら発光量のコントロールをTRY&ERRORを繰り返せば良い。こんな素晴らしいテクニックが使えるのはOM-1のRCコンロールシステムとそれを活かすRCフラッシュの組み合わせの恩恵だ。他社製フラッシュでは不可。アームの長さは、通常のワイド撮影ならMP ARM 2L、浮遊物が多い環境であれば最長のMP ARM 3Lを選択することが多い、アームが長ければ配光が広がり柔らかくフラッシュ光を被写体に照射することが可能になる。狭い洞窟や沈船内部での撮影では短めのMP ARM Mを準備する。アームは色々な長さのものを選択している。長さがワンタッチで収縮するアームは便利ではあるが、内部に水が侵入して浮力がない。システム全体を浮かせるためには大きな浮き具を使わずにアーム自体が中空タイプで浮力が得られる事がシステム自体をコンパクトに仕上げられる。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Mモード/16mm相当*/1/250秒/F5.6/ISO 200/±0.0EV/WB水中/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -4/フラッシュON/RC/ストロボAOI社製UCS-Q1RC-WHT×2

至近距離でのフラッシュを使ったワイド撮影の設定例
OKボタンを押すとこのコントロールパネルが表示される。/INFOボタンでRC/発光方式、発光量コントロール画面と通常画面の切り替えができる。
(RCモードON設定時のみフラッシュの設定画面が呼び出せる)

撮影地:沖縄/渡名喜島

リーフの外側を潮流に乗ってゆっくりドリフトしながらの撮影が好きだ。何が現れるかわからないワクワク感に、「出てきたら絶対に上手く仕留めてやる!」と考えながら臨戦体制を整える。何時?何処で?どんな大きさ?何が来ても被写体との間合いがどうなろうとも、失敗がないように撮影モードはP(プログラムオート)とストロボはRC/TTLにセットしておく。AF方式はC-AF,AFエリアはOM-D E-M1 Mark IIIまでは全点にセットしていたが、今回のOM-1は、測距点が1053点と多くなり画面の隅々まで正確にピント拾えるようになったせいか、全点(ALL)を選ぶと画面の外側のあまり拾って欲しくないポイントを検出する場合があった。そこでカスタムエリアを設定して使っている。全点とラージ(Large)の中間くらいにカスタムセット。浮遊物が多いエリアの場合、被写体より前にある浮遊物にピントを合わせることもあるので、その場合はクロス(Cross)やミッド(Middle)も使い分けている。この作品は渡名喜島の南側のダイブサイトで、リーフゆっくりと泳いでいるとチョウチョウウオが球状になりそうなところを発見。横目で見ながら忍び寄って居合い抜きのように撮影した作品だ。チョウチョウオの白い体色がインパクトになるように少し飛ばし気味にフラッシュを調整する。OM-1の RC方式に対応した、このUCS-Q1RCフラッシュはバッテリーに充電式のリチウムイオン18650×2本を採用してフル発光時のリサイクルタイムが0.8秒。この距離なら発光量は1/4程度なので連写状態でフラッシュ撮影が可能だ。スタミナも十分で一度の充電で1500発光/フル発光。3日間は充電不要でダイビングに臨める程だ。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/250秒/F8.0/ISO 200/-1.7EV/WB水中/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -4/フラッシュON/RC/ストロボAOI社製UCS-Q1RC-WHT×2

AFターゲット枠の違い

ALL(全点)

C1(カスタム1)

AFターゲットモード設定/カスタムエリアの設定

撮影地:沖縄/クエフ島

半水面は最も好きな撮影ジャンルだ。水中を覗きたい衝動は、綺麗な海に行ったらダイバーでなくても誰でも駆られると思う。真夏の透き通った海で水底に真っ白な砂地が広がるエリアであれば尚更だ。ワイド撮影はAFエリアを全点に近い範囲で設定するが、半水面の場合には、クロス(Cross)やシングル(Single)を使う。レンズポートの前に波がある場合には尚更注意が必要で、M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROレンズの場合、最短撮影距離がレンズポート内に位置するので船やダイバーに合わずにポートのガラス面や波や泡にピントを合わせる事がある。構図を決めたら表現したいものにスポット的にピントを合わせてからAFロックし撮影した方がいい。OM-1はハイライト側のダイナミックレンジが広がった。OM-D E-M1 Mark IIIからの乗り換え当初、少しハイキーにしすぎたか?と心配になったシーンでもPCで確認するとハイライト側が飛ばずに粘って情報が残っているのを確認できた。高輝度環境では見づらいモニター撮影。激しく動きながら撮影する水面でのワイド撮影はモニター撮影になるが104万画素→162万画素にアップして明るく見やすくなった背面モニターの視認性は格段にアップした。それでも見にくい場合はモニター調整設定で輝度を最大にセットすると良い。ハウジングを水面より高い位置に持ち上げたりするので、重いストロボやアームは外しておく事が半水面撮影では有利だ。
ISO感度200,露出補正は-0.7EVから+0.7EV前後が夏の半水面の基本データだ。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/800秒/F4.5/ISO 200/-0.3EV/WB水中/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -4/フラッシュOFF

アーム&フラッシュを外すとコンパクトデジタルカメラTGシリーズのシステムより一回り大きい程度。

水面撮影の基本設定例

眩しいくらいの環境でモニター撮影をする場合はモニター調整設定の輝度をアップ
使い終わったら標準の明るさ設定に戻すことを忘れないようにしよう。

セノーテでの撮影

水ハウジング:UH-OM1/AOI
レンズポート:DLP-05&ER-PN_PN-24/AOI
ブラケット:MPBK-02/MP
アーム:MP ARM 2L/MP
アームフロート:MPARM FLOAT/MP
クランプ:MP CLANP/MP
ライト:RGBLUE SYSTEM02:re PREMIUM COLO

※カメラ・レンズ以外のシステムは他社製品となります。他社製品の仕様、詳細についてはマリーンプロダクト社までお問い合わせください

セノーテでの撮影は、基本的にこのシステムで撮影に臨んだ。
ハウジング、ブラケット、までは同じだがアームはMP ARM 2Lと長めのアームを準備する。
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROレンズは対角線に画角が180度とかなり広い範囲を写す。補助光であるRGBLUE SYSTEM02:re PREMIUM COLORは照射角が約120度と一台ではカバーができないので2台のライトをアームで展開する。その場合にアームの長さが短いとライト照射範囲のコントロールが難しくなる。長めのアームでカメラの後方から照射させることで斑のないライティングが得られる。ライトは常時付けたままにはしない。基本的には自然光での撮影になるが、水草の色を出したりモデルさんのフェイスを明るく仕上げたりと効果を狙った使い方をする。ケーブ内で鍾乳石の露出を得る場合にも、直接当てずに天井に向けて当ててバウンズさせるテクニックを用いる。露出のコントロールについては、真っ暗な洞窟内から急に水面より強烈な太陽光が降り注ぐようなトリッキーな環境なので、絞りF値、シャッター速度、ISO感度、全ての設定をカメラに任せるP(プログラムオート)を選択する。ISO感度オートの上限設定と低速限界(ISO感度が上がり始めるシャッター速度の設定)を決めたら、ひたすらモニターを見て明るさのコントロールを親指側に割り振ったダイヤルでコントロールに専念する。大体のセノーテではホワイトバランスはCWB(カスタムホワイトバランス)4200Kにセットしておくと、見た目より冷たく澄んだ水に仕上がる。環境や場所によってホワイトバランスをAUTO,水中、CWB4200Kと変えながらチェックは怠らない。ホワイトバランスを調整して仕上げたい雰囲気にモニター上に表示させないと露出に影響するからだ。ピントは注意深く拾って確認してからレリーズを切りたいのでAF方式設定はS-AFにする。

セノーテ撮影の基本設定例

ここからはメキシコ/セノーテの作品。
カーウォッシュと呼ばれるセノーテで撮影。水深3〜4mの浅瀬と洞窟エリアの2ヶ所の楽しみが味わえるセノーテ。私的には、この浅瀬の水草の撮影が大好きで一度水に入ったら1時間は上がってこない程の気に入りようだ。セノーテの入り口は地表より低い場所にあり、森に囲まれている。水面は人の出入りがない限りは波が立たない。水底で息を吐かずにジーッと我慢していると鏡のような水面が広がる。水底から見上げた陸の景色がとても美しい。水中には亀や、ワニがいてバラエティーに富んでいるが、お目当ては「蓮の葉っぱ」だ。補助光にRGBLUEのSYSTEM02:re PREMIUM COLORを最大光量で当てて発色を豊かに仕上げる。ホワイトバランスは水草の色を生かしながら水の色が青くなり過ぎないようにAUTOをチョイス。水中への出入りに使う木製の階段が美しく見える。ここでもOM-1の画質の良さとダイナミックレンジの広さ、画面の隅々までしっかり解像するレンズ設計を100%生かしてくれる水中ハウジングシステムに感謝したい。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/200秒/F3.2/ISO 200/-0.7EV/WB AUTO/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -1/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re PREMIUM COLOR×2

今回撮影したセノーテの中で最も鍾乳石が美しい「セノーテ ドスオホス」。 天井から吊り下がる鍾乳石とダイバー達が持つライトが奏でる不思議感たっぷりの世界。OM-D E-M1 Mark IIIと比べるとアンダー側のダイナミックレンジが大きく広がった効果で、黒つぶれしないでディテールが出ている暗部に驚きを感じる。高感度特性の向上も確認できた。以前OM-D E-M1 Mark IIで撮影した際はできるだけISO感度を6400以上に設定しないようにしていたが、今回はISO AUTOの上限設定をISO6400とISO12800で試してみた。ISO6400なら大判のプリント作品にも十分なほど粒状性が滑らかでノイズも少ない。ISO12800はシャッター速度を稼げるのでモデルさんの細かいフィンの動きを止められブレにも強くなるが、粒状性は荒くなる。Instagramで使うにはISO12800が良いかもしれない。この作品は、間接的にLEDライト光を生かしISO感度4000で撮影した。今回のロケではこのダイブサイトへは2日間チャレンジしている。一度目はISOの上限を12800に設定して入ったのだがホテルに戻ってPCで確認したところ、上限ISO感度設定をISO6400での撮影も試したくなり、翌日にこのセノーテ・ドスオホスへ再度来てしまった。短いロケ期間で多くのダイブサイトを回りたくなるのだが、納得のいくまで同じダイブサイトを繰り返しチャレンジして作品の質を高めていきたい。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/30秒/F1.8/ISO 4000/-2.0EV/WB 4200K/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -1/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re PREMIUM COLOR×2

撮影地:MEXICO/TULM

水深30mの所に硫化水素の雲が広がるセノーテ アンヘリータ。15年くらい前にこのセノーテの写真を見つけ「なんて不思議な光景なんだ!」と思い翌月にはここに来てしまった事を思い出す。竪穴系のセノーテで、水面から30mくらいまでが淡水。そこから水底までは海水と2層になっている。海水と淡水の間に流木が腐ってできた硫化水素の雲が広がる。朝一番、他のダイバーが泳ぐ前にエントリーしないとこの雲海を綺麗に撮れない。ダイバーが泳ぐと雲が水と混ざってしまうからだ。OM-D E-M1がデビューした時には感度を上げられずにHDR機能を使用して撮影していたことも思い出した。
暗部環境耐性の良さがここでも引き立つ。流木や縦穴の壁のディテールがしっかり残りつつ、硫化水素の雲も美しく再現できた。セノーテの中では比較的透明度が良くない環境だが、もやの中にもダイバーをクリアーに再現できた。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/15秒/F1.8/ISO 800/-1.0EV/WB 4200K/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -1/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re PREMIUM COLOR×2

撮影地:MEXICO/PLAYA DELCARMEN

竪穴系のセノーテ・マラビージャで撮影。このセノーテは最初から同じ場所で二度チャレンジする予定を立てていた。初めてチャレンジするセノーテと言うこともあったが、縦穴系のセノーテ撮影は、天候に出来上がりが大きく左右されるからだ。雲で太陽が隠れると天井から差し込む光の束が弱くなりインパクトとの無いカットになってしまう。またタイミングによっては他のダイバーグループとクロスして狙った場所にモデルさんを配置できない場合もあるからだ。露出も撮影後に一度陸上でチェックしたいし、モデルさんとの打ち合わせも複数回トライする方が上手くいく。OM-1でなければ撮れなかったと感じるカットになった。ハイライト側に少し強くなった事を念頭にアンダー側にどれくらい階調が残せるか?露出補正値をどのくらいにすれば良いか?このポイントが今回のセノーテ・マラビージャでのテーマだった。竪穴型のセノーテではあるが内部構造は巾着のようになっていて、光の入る入り口が狭く底は広いので水底まで光が当たる部分と黒落ちして広がる水底部分を切り取ることで、このセノーテの広さを表現できる。この黒く潰れていくまでにグラデーションがどのくらい美しく出来上がるか?あれこれ考えながら水底26mまで降りる。シリンダーを2本身体に取り付けるサイドマウントシステムに混合ガスEANx32を充填しているのでたっぷりと撮影時間はある。モデルさんの位置も決まり、希望する位置でカメラを構えてレリーズを切った瞬間に身震いした。涙が出そうなくらいに感動した瞬間だった。このシステムではカメラ単体で最大7段の手ぶれ補正、絞りF値開放でF1.8の明るいフィッシュアイレンズ、高輝度側にも暗部にも広いダイナミックレンジ、透明感のあるOM SYSTEMのブルー発色。どれもOM-1の素晴らしさを実感した瞬間だった。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/15秒/F1.8/ISO 800/-1.3EV/WB 4200K/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -1/フラッシュOFF

自身がモデルとなるためモデルさんと役割を変わり、カメラを渡して撮影を頼んだ。事前打ち合わせには無かったが、今回は新しいダイビング機材を揃えたのでその姿をどうしても撮ってもらいたい衝動に駆られた。ビームの中に静止する。ビームの中に入ると眩しくて周りは何も見えない。天に召されそうな気持ちを抑えて、ブレスを細かくしてバブルの美しさも出してみた。このシステムがあれば、誰でも簡単に水中撮影が楽しめるというわけだ。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
Pモード/16mm相当*/1/40秒/F1.8/ISO 200/-2.7EV/WB 4200K/仕上がり 水中
ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -1/フラッシュOFF

マクロレンズを使用した撮影

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroの撮影システム

水ハウジング:UH-OM1/AOI
レンズポート:FLP-04/AOI
ブラケット:MPBK-02/MP
アーム:MP ARM M&MPA-S03AD/MP
アームフロート:MPARM FLOAT/MPクランプ:MP CLANP/MP
ライト:RGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

※カメラ・レンズ以外のシステムは他社製品となります。他社製品の仕様、詳細についてはマリーンプロダクト社までお問い合わせください

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの撮影システム

水ハウジング:UH-OM1/AOI
レンズポート:FLP-02/AOI
ブラケット:MPBK-02/MP
アーム:MP ARM M&MPA-S03AD /MP
アームフロート:MPARM FLOAT/MPクランプ:MP CLANP/MP
ライト:RGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

※カメラ・レンズ以外のシステムは他社製品となります。他社製品の仕様、詳細についてはマリーンプロダクト社までお問い合わせください

モニター画面用拡大鏡&遮光フード:UMG-01/AOI

AOI製OM-1専用防水ハウジングUH-OM1にはカメラのEVFを覗けるように設計されていない。このハウジングがデビューした時は、そのことが残念で仕方なかったが、最近はそれを有意義なポイントとして捉えられるようになった。OM-1のEVFを見るためには遮光されたピックアップファインダーユニットをハウジング本体に設けなければならず、それはハウジングの容積を大きくし、ハウジング本体価格を高額に押し上げる要素になる。その代わりにモニター部分を覗けるように遮光フードが付いた拡大鏡「UMG-01」をAOI社が準備した。シニアの方やマクロ撮影でシビアなピント合わせが必要な場合にはこのアクセサリーを装着したい。取り外しが簡単でしかも大幅な視度調整が可能だ。この後に紹介するマクロレンズで撮影した作品の大半ではこのUMG-01を使用している。

今回使用したマクロレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro」だ。
それぞれに専用のレンズポートが用意されている、過去にあったOM-D用の純正ポートはED 60mm F2.8 Macro用レンズポートにED 30mm F3.5 Macroも使用できるとされていたが、レンズは物理的に収納、使用可能にはなるが、レンズ長が異なるためにED 30mm F3.5 Macroの最大倍率付近を使った撮影ができなかった。そのために異なった趣のある2つのマクロレンズを最大限に生かす事ができなかったのだが、今回AOI社ではED 30mm F3.5 Macro専用設計したレンズポート「FLP-04」を準備した。このポートを使うとレンズの直前で被写体を捉える事ができるので、35mm判換算で撮影倍率が2.5倍と、超高倍率でありながら60mm相当*の広い画角を生かした独特の作風が楽しめる。ED 60mm F2.8 Macroが望遠的なマクロレンズなのに対し、ED 30mm F3.5 Macroは広角的な要素を持ち合わせたマクロレンズと言える。

マクロ撮影でのOM-1のセッティングはM(マニュアル露出)モードを使い、補助光には水中撮影に特化した超小型LEDライトシステムを使う。ライトの光を嫌う被写体の場合はRCシステムに準拠したUCS-Q1RCフラッシュを2灯で使うのだが、今回の被写体はどれもライトを嫌わない被写体なので発色の良さとOM-1の自動露出制御のしやすさからRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIGHT PREMIUM COLORを選んだ。動きが非常に早い被写体ではない限りカメラの設定は、絞りは開放F値、シャッター速度は1/250〜1/320を使う。明るさのコントロールはISO感度でコントロールするが、ISO感度をAUTOにしておけば、OM-1の場合自動で適正露出に調整される。好みで少し暗めや明るめと作風をコントロールする場合は露出補正を親指側のダイヤルに割り振っておき、それを動かすだけの簡単な操作で個性を活かした作風が楽しめる。フラッシュを使うと背景の明るさのコントロールと被写体に当てるフラッシュ光の強さの調整と2つの露出を調整しなければならないが、ライトの場合には全体的な一つの露出としてコントロールする。被写体の明るさと背景の明るさとのバランスはライトの強さを変えれば変更する事が可能だ。

カメラのセットアップ

LEDライトを使ったマクロ撮影の設定例

フラッシュを使ったマクロ撮影の設定例

OKボタンを押すとこのコントロールパネルが表示される。/INFOボタンでRC/発光方式、発光量コントロール画面と通常画面の切り替えができる。
(RCモードONのみフラッシュの設定画面が呼び出せる)

撮影地:沖縄/名護市

ED 30mm F3.5 Macroのレンズ特性を活かすためには、まず被写体に目一杯寄れる環境が必要だ。この可愛らしいハゼの仲間はダイバーに慣れていて、カメラを構えるとポーズをとってくれるような協力的な被写体だった。ハゼの住む美しい貝殻とその周りに生えている水草を意識した構図を水底でしばらく考える。絞りF値を変え数枚撮影して被写界深度をチェックしながら「どこまでボケを表現するか?」「背景の明るさをどうするか?」など色々考えながら撮るマクロ撮影は、まるでスタジオ撮影だ。水深と持ち合わせているガス量からじっくり撮影できる事がわかっているので色々と試せる。構図とライティング決まったところでメインモデルのハゼに集中する。貝殻から出てくるタイミングや2匹へのピントの具合などで70分はあっという間に経ってしまった。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
Mモード/60mm相当*/1/320秒/F3.5/ISO 640/±0.0EV/WB水中+2R,-2G/仕上がり 水中/ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -3/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

撮影地:沖縄/座間味島

前の作品と同じように被写体にぶつかる寸前で被写体を捉えるのがM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroを使う上での最大のポイントになる。ハゼはレンズにぶつかって来ないが、ソフトコーラルの場合には波が作る水の動きでソフトコーラルが前後に動き、レンズに触ってしまう事がある。ソフトコーラルに触れてしまうと八方状態に広がった触手が萎縮し魅力が無くなるので、ポート先端とソフトコーラルとの間隔をポート上方から確認する。モニターを見ながらアプローチすると、大きく写したい欲求でカメラを押しがちになり、ソフトコーラルをレンズポートで押すことになるからだ。背景のブルーのグラデーションをハイライト&シャドウコントロール機能で調整する。背景になる砂地の白と海のブルーが滑らかに交わって濃いブルーへ変わって行くようにシャドウ側を意識的に暗くしておく。ワイド撮影でもマクロ撮影でも原理は同じだ。マクロ撮影でもOM-1の透明感があり解像感に富んだ画像には驚かせられる。ソフトコーラルの触手のディテール表現には驚きを感じるほど繊細だ。コンパクトデジタルカメラTough TG-6の水中撮影システムより一回り大きいだけのボリュームなのに、フルサイズ機に勝るとも劣らない高品質な作品が手に入るならシステムは小さいほうが良いと思う。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
Mモード/60mm相当*/1/320秒/F3.5/ISO 250/+0.3EV/WB水中+2R,-2G/仕上がり 水中/ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -3/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

撮影地:沖縄/名護市

OM-1というと、AI被写体認識AF機能が魅力と陸上界のあちらこちらで聞こえるが、実は水中シーンでもAI被写体認識AF機能が大いに役立つ。色々試してみたが、水中で魚を認識させるのは「鳥」の設定がフィットした。時にトリッキーな動きをするハゼ撮影でもビックリするほど効果的に被写体を認識&追尾する。通常のマクロ撮影ではシングルかスモールを選択するが、AI被写体認識AF機能を「ON」にしておくと、四角の枠が被写体を追いかけて更に魚の目を探し始める。マンタやイルカは何の設定が有効なのか?と気になるが、ハゼ撮影が好きな私にはもってこいの機能だ。ただし、その機能が不要と感じるシーンもあるので水中ではISOボタンに割り振って瞬時にAI被写体認識AF機能のON&OFFが可能となるように設定してある。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
Mモード/120mm相当*/1/250秒/F2.8/ISO 800/+0.7EV/WB水中+2R,-2G/仕上がり 水中/ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -3/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

撮影地:沖縄/辺戸

ハゼの仲間でもとびっきり大好きなのがこの「アケボノハゼ」だ。比較的深い場所にいるので、ガス消費と減圧症の危険との兼ね合いで滞在時間が短くなるため、ゆっくり、ジックリ撮影とはいかない。そんな環境の中でOM-1とM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの組み合わせなら1053点のAFターゲットから構図に合わせた測距点が選べ、なおかつ高速AFで確実に被写体を捉える事が可能だ。大きなモニターを見ながらカメラをハゼに向けて大きく手を伸ばして撮影できる点もハゼ撮影には向いていると言える。一眼レフであれば、光学ファインダーを見なければならず、カメラだけ被写体に近づけて撮影することは難しいが、撮影中も撮影後のチェックも同じ背面モニターが使えることはミラーレス機の最大のメリットだ。拡大鏡を使わないモニター撮影は老眼にはちょっときついが、精度の高いAFなら信じてレリーズを切る。そんな手法で撮ったアケボノハゼだ。美しい体色とそのグラデーションの表現に驚くが、ボケとシャープの両立もOM-1の特徴だ。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
Mモード/120mm相当*/1/320秒/F2.8/ISO 800/±0.0EV/WB水中/仕上がり 水中/ハイライト&シャドウコントロールOFF/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

撮影地:沖縄/座間味島

新しいカメラが手に入ったら必ず撮る座間味島のヤシャハゼ。慶良間の比較的浅い水深にいるのでじっくり狙える。お得意のハゼのドアップ撮影ではオールドレンズであるZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro+EC-20(MMF-3使用)を使っているのだが、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroなら全身を入れ込んだ引き気味のホーバリングシーンの撮影に最適だ。二匹が巣穴から出ていない状態であれば、AI被写体認識AF機能を「ON」にする。ピントはハゼの動きに合わせて追尾してくれるため、背景を意識しながら構図に集中できるのでこんな楽な撮影はないだろう。このレンズの場合、被写界深度が比較的深いので絞りは開放で撮影している。OM-1でのヤシャハゼ撮影は撮影自体が楽になった点も大きなベネフィットだが、背景のブルーに粒状性のカラーノイズが見られなくなった。OM-D E-M1 Mark IIの水中ホワイトバランスを使った撮影では、背景のブルーの部分にピンク系のノイズが入ることあったが、OM-1では全く気にならなくなった。撮像センサーと画像処理エンジンの進化は本当に素晴らしい。

OM-1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
Mモード/120mm相当*/1/320秒/F2.8/ISO 200/+0.3EV/WB水中/仕上がり 水中/ハイライト&シャドウコントロールHI 0,MID 0,SHA -6/フラッシュOFF/ライトRGBLUE SYSTEM02:re TWIN LIHGT PREMIUM COLOR

水中撮影向け基本カメラ設定

防水ハウジング入れての撮影では、OM-1は下記の設定を施しておくと便利だ。

撮影後の画像確認
「撮影画像の確認時間」設定

仕上がりとホワイトバランス、色空間のセットアップ
「ピクチャーモード」「WBモード」「色空間」設定

ISOオート上限、低速限界の設定
「ISOオート上限/基準値」「ISOオート低速限界」設定

使用ストロボがRC対応であれば「ON」他社製は「OFF」
「RCモード撮影」設定

「AF方式」「AF+MF」設定

「AFターゲット表示」「被写体検出」設定

「ボタンへ機能割り振り
「ボタンの設定」

「ボタンの設定」で設定した内容

「ダイヤルの設定」、ワイド撮影とマクロ撮影で異なる

ワイド撮影ではPモードを使う

「Pモード」選択時、それぞれのダイヤル役割を設定

マクロ撮影ではMモードを使う

「Mモード」選択時、それぞれのダイヤル役割を設定

割り振ったダイヤル機能は「Fnレバー機能」設定内の「mode1,mode2」で異なる役割となる。

レバー切替え時にダイヤル機能が変わるように「mode1」にセット

モニター画面に罫線表示させる
「ガイド線表示設定」

表示罫線と表示色を設定

「バックライト時間」を「8秒」に設定。
これで3ダイブ使用が可能。

モニター上には最低限の情報のみ表示させる。
「Info表示」設定

EVFの自動切り替えをOFFにしておかないとハウジングに入れた瞬間にEVF固定になるので注意。
「アイセンサーの設定」「EVFの自動切換設定」

※35mm判換算 焦点距離

※カメラ・レンズ以外のシステムは他社製品となります。他社製品の仕様、詳細についてはマリーンプロダクト社までお問い合わせください。

ギャラリー

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製品紹介

OM-1

新開発のデバイスと最先端のデジタル技術を結集し、センサーサイズの常識を覆す高画質を実現。また従来機種を大きく上回るAFや連写性能など、基本性能も大幅に進化した「OM SYSTEM」カメラのフラッグシップモデルです。

M.ZUIKO DIGITAL
ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

世界初となる大口径F1.8の対角線画角180°のフィッシュアイレンズの誕生です。中心から周辺まで優れた描写力の光学性能やM.ZUIKO PROシリーズならではの、防塵・防滴、堅牢性で、今までにない感動の映像をお楽しみいただけます。また、別売の防水レンズポートを使えば水中での超広角撮影も可能です。

M.ZUIKO DIGITAL
ED 30mm F3.5 Macro

最大撮影倍率2.5倍[*]の性能により、本格的なネイチャーフォトから日常のスナップ撮影まで、いままでとはひと味ちがうマクロ撮影ができるレンズです。*35mm判換算

M.ZUIKO DIGITAL
ED 60mm F2.8 Macro

解像力とコントラストの高さに秀でた防塵・防滴性能の等倍[*]マクロレンズです。遠方から1:1等倍のマクロ撮影まで、また画面中心から周辺まで高解像・高コントラストを維持し、絞り開放から鮮鋭な描写力を実現。ネイチャーマクロはもちろん風景やポートレートなど幅広い用途で活躍します。*35mm判換算