ハイエンドモデルに匹敵するAF性能

高性能な像面位相差AFシステムを搭載し、ハイエンドモデルに匹敵する優れたAF性能を実現しました。AFの精度や動体追従性が向上したうえ、C-AF中央優先・中央スタートなどの機能も追加。さらに使いやすいAFに進化しています。


E-M1 Mark IIの像面位相差AFシステムを採用

イメージセンサーに像面位相差AF対応の20M Live MOSセンサーを、画像処理エンジンに高速なAF演算が可能なTruePic VIIIを搭載。E-M1 Mark IIと同等の像面位相差AFシステムを採用することで、高速かつ高精度なAFを実現しています。

  • 20M Live MOSセンサー
  • 画像処理エンジンTruePic VIII

プロフォトグラファーが認める高性能AF

プロの要求に応えられる高性能なAFを実現しました。多くのプロフォトグラファーが「高性能AFである」と評価しています。

  • S. Joe Srisawathsak
    ポートレート写真を撮る際に一番重要なのは正確なフォーカスとそのスピードです。その点E-M5 Mark IIIは素晴らしいAF性能を発揮します。開放F1.2のレンズで撮影しましたが、すべての画像のピントが適切に合いました。しかも瞳優先AFと顔優先AFを使えば簡単にピントが合います。またタイムラグを感じることなく撮影を続けられます。
  • 清水 哲朗
    E-M5 Mark IIIはE-M1 Mark IIと同じイメージセンサーと画像処理エンジンTruepic VIIIを搭載しているので、同様のAF速度や追従性と質の高い画質が得られる。刻一刻と暗くなる時間帯はAF条件としては厳しいがE-M5 Mark IIIはしっかりと被写体を追従している。

121点オールクロス像面位相差AFセンサー

オールクロスセンサーの採用により、被写体の模様に影響を受けず、確実なピント合わせが行えます。また、像面位相差AFは光束の制限がないため、F1.2などの大口径レンズを使った場合でも高精度なAFが可能です。


高精度AF

顔や被写体の色、形など、あらゆる情報を活用することでAFの精度が向上しました。暗いシーンや低コントラストな被写体でも、より確実にピントを合わせられます。

  • 遠近の被写体が混在しているシーンでも背景抜けしにくいシングルAF(S-AF)を実現

優れた動体追従性

AF/AE追従で最高10コマ/秒の高速連写に対応(静音連写L)

露光中にもAFを継続することで連写中の動体追従精度が向上しました。動き回る被写体を連写する場合でも、思い通りにピントを合わせ続けられます。

  • 一眼レフカメラの連写中のAF動作
    AFセンサーからのAF情報を使って測距を行う。撮影中はミラーアップするため測距ができない
    1. AFセンサーからのAF情報
    2. ピント位置
    3. AF測距中
    4. ミラーアップAF測距不能
  • E-M5 Mark IIIの連写中のAF動作
    ライブビュー画像からのAF情報だけでなく、撮影画像からのAF情報も活用して測距を行う
    1. LV画像からのAF情報
    2. 撮影した画像からのAF情報
    3. ピント位置
    4. 追従性能の大幅な向上
    5. 撮影静止画
    6. LV

AFターゲットモード

被写体の動きや大きさにあわせて、6種類のAFターゲットモードを選択できます。

  • シングル:静止している被写体や小さな被写体の撮影。風景、三脚を使った撮影など
  • グループ5点:動きのある被写体で9点では広すぎる場合。サッカーやラグビーの撮影など
  • グループ9点:動きのある被写体。飛行機やスポーツの撮影など
  • グループ25点:動きのある被写体。121点では広い場合。鳥、小動物の撮影など
  • 121点:とっさの撮影や被写体が画面全体を動き回る場合など
  • スモール:より細かなポイントにピントを合わせたい場合など

C-AF中央優先・中央スタート

被写体の動き方や速度にあわせて設定することでAFの追従性を高める、C-AF中央優先とC-AF中央スタートを搭載しました。比較的動きが読める被写体はC-AF中央優先が、移動が激しくシングルターゲットでは追い続けるのが難しい被写体はC-AF中央スタートが便利です。

  • C-AF中央優先:グループターゲット選択時に常に選択エリアの中央を優先してAFを行う設定。中央でAFができない場合、選択エリアの周辺のAFターゲットを使用する
  • C-AF中央スタート:オールターゲット(121点)、ならびにグループターゲット選択時に最初のAFを選択エリアの中央で行う設定。その後は選択エリア内でAFが動作する

動体追従クラスター表示

ピントが合った部分のAFターゲット枠を緑色で表示し続けます。動く被写体に対して、どこにピントを合わせているのかをリアルタイムで確認できます。

  • オールターゲット選択時
  • AFターゲット表示がON2に設定されている場合

ファインダーでもモニターでもスムーズなAF撮影が可能

ファインダーを覗きながらモニターのタッチ操作でAFポイントを動かせるAFターゲットパッドと、モニターをタッチした位置でピントを合わせてシャッターを切るタッチAFシャッターに対応。ファインダー撮影とモニター撮影の両方でスムーズなAF撮影が可能です。

  • AFターゲットパッド
  • タッチAFシャッター

ポートレート撮影で威力を発揮する顔/瞳優先AF

人物の顔・瞳を自動的に検出し、正確にピントを合わせます。

  • 写真はイメージです。
  • モニター画面は、はめ込み合成です。