心動かす体験を
印象的に写す撮影機能

OM SYSTEMは、カメラ内で合成技術を処理するコンピュテーショナル フォトグラフィを搭載しており、
撮影するだけで最新のデジタル技術を活用した写真表現が可能です。

NEWCP(コンピュテーショナル フォトグラフィ)ボタン

OM SYSTEMの特長的な機能であるコンピュテーショナル フォトグラフィをすばやく呼び出せるCPボタン。
最新のデジタル技術を駆使した、新しい写真表現を実現する各種機能を呼び出すことができます。
ボタンを押しながらダイヤルを回して機能を選択します。撮影後にボタンを押すと、前回使った機能が呼び出せます。
CPボタン+ダイヤル操作で機能が選べる

約5000万画素の高解像写真が撮れるハイレゾショット

複数枚の画像を合成することにより、ノイズを約2段分改善し、圧倒的な高画素と低ノイズをコンパクトな機材で実現するハイレゾショット。
三脚ハイレゾショットは0.5ピクセル単位でセンサーを動かしながら、8回撮影した画像を基に約5000万画素のJPEG画像と、約8000万画素のRAW画像を生成します。
手持ちハイレゾショットは12回撮影した画像を基に約5000万画素の高解像写真を生成します。
三脚無しで軽快に高解像撮影が可能です。
そのため、撮影環境や被写体によって2種類のハイレゾショットを使い分けができます。
  • CPボタン+ダイヤル操作で機能を選択

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
    1/13秒  F8.0  ISO400  三脚ハイレゾショット


スローシャッター効果を実現するライブND

白く糸をひくように水の流れを表現したい時は、OM-5 Mark IIのライブND撮影機能が有効です。
複数の画像を合成して疑似的に撮影時間を延ばすことで、明るいところでのスローシャッター効果を実現します。
レンズ前面にフィルターを装着することなく使え、装着可能な全てのレンズで有効です。
ファインダーで仕上がりをイメージしながら手軽にスローシャッター撮影を楽しむことができます。
撮影シーンやレンズ毎にフィルターを付け替える手間を省けるだけでなく、M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROや M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PROなど、フィルター装着が困難なレンズでも威力を発揮します。
・ND2 / 4 / 8 / 16 (4段階)
・露出モードS / Mで使用可能
  • CPボタン+ダイヤル操作で機能を選択

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
    1.6秒  F8.0  ISO200  ライブND(ND16)


ライブNDの技術

露光した複数の画像を合成し、スローシャッター効果を生み出します。
  • 通常撮影

    NDフィルター無しで長時間露光すると露出オーバーとなって白飛びします。
  • NDフィルター使用

    NDフィルター装着で露光量を減らし、長時間露光でも白飛びを防ぎます。
  • ライブND

    白飛びしない露光量で都度記録し、データを合成して露出時間を伸ばします。

被写界深度を自在に操る、深度合成

ピント位置をずらした複数枚の写真を合成して、被写界深度の深い写真に仕上げる深度合成機能。
過剰に絞り込むことなく被写体に応じた被写界深度で撮影できます。
マクロ撮影だけでなく、風景写真にも有効な撮影機能です。

深度合成対応レンズはこちら

単写と深度合成撮影画像の比較

  • 単写(深度合成なし)

    背景のボケを活かすため、開放絞りF4.0で撮影しました。
    ピントはアキアカネの頭部に合わせています。
    被写界深度に入った(ピントが合った)のは頭部だけで、胸部はボケています。

    M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    撮影時150mm(35mm判換算300mm)
    1/2000秒  F4.0  ISO400
    • 画面内の枠線は、深度合成撮影後の画像範囲を示しています。
  • 深度合成撮影

    深度合成撮影を行うことで、開放絞りF4.0の背景ボケを活かしながら、アキアカネの尾部までピントが合った写真に仕上げることができます。

    M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    撮影時150mm(35mm判換算300mm)
    1/2000秒  F4.0  ISO400  深度合成
  • 単写(深度合成なし)

    F8.0に絞って撮影しましたが、後方のヒマワリにはピントが合いませんでした。

    M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    撮影時40mm(35mm判換算80mm)
    1/80秒  F8.0  ISO200
    • 画面内の枠線は、深度合成撮影後の画像範囲を示しています。
  • 深度合成撮影

    深度合成撮影を行うことで、後方までしっかりピントが合った、単写では実現し難い写真に仕上げることができます。

    M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    撮影時40mm(35mm判換算80mm)
    1/80秒  F8.0  ISO200  深度合成

明暗差のあるシーンで役立つHDR撮影

連続撮影した露出の異なる写真をカメラ内で合成することでダイナミックレンジの広い写真に仕上がります。
明暗差の大きな撮影シーンでHDR撮影を行うことで、明部の紅葉と暗部の滝、どちらも美しく表現することができます。
  • CPボタン+ダイヤル操作で機能を選択

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
    1/30秒  F5.6  ISO200  HDR1


画像を重ねて自由な表現を楽しめる多重露出機能

多重露出撮影で画像を重ね合わせて、自由な表現を楽しむことができます。
ピントを合わせた画像と、ピントを外した画像を重ねると、通常とは異なる表現ができます。
  • CPボタン+ダイヤル操作で機能を選択

  • M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    1/160秒  F4.0  ISO200  多重露出撮影(2枚)


ライブコンポジット

ライブコンポジットは、同じシャッタースピードで複数の写真を重ねて光跡を写す撮影手法(比較明合成)です。
明るく変化が生じた部分のみ重ね合わせるため、長時間のバルブ撮影で発生しがちな、写真が全体的に明るくなってしまうような現象も、未然に防ぐことができます。
ライブコンポジット撮影機能を使えば、街中で星空を撮影するシーンなどでも、建物も星の軌跡も白飛びや黒つぶれさせずに撮影できます。
焚火も炎と火の粉の軌跡を手軽に撮ることができます。
撮影中の光跡の状態も、モニターでライブ(リアルタイム)で確認できます。
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
    ライブコンポジット  28.5秒(1/2秒 × 57コマ)  F4.0  ISO200

星空AF

普段の街の夜空とは異なる圧倒的に美しい星空を目にした時、写真に撮りたいと思ったことはありませんか。
難易度が高いと思われがちですが、M-5 Mark IIの星空AFを使えば、星に簡単・正確にピントを合わすことができるため、美しい星空撮影が可能です。
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
    20秒  F2.0  ISO1600  星空AF ソフトフィルター使用
  • AF方式で ★AF を選択。
    AF-ONボタンでピントを合わせます。

星景撮影

星空AF

星空AFの2つのモード

  • 速度優先(デフォルト)
    AFのスピードを優先し、短時間でAF動作が完了します。
    OM-5 Mark IIの手ぶれ補正機構と手持ち撮影アシスト機能を合わせて使うことで、広角レンズや標準ズームレンズを使った撮影で手持ちでも手軽に星空撮影が行えます。
  • 精度優先
    三脚使用を前提とした本格的な天体写真撮影用のモードです。
    より細かいフォーカススキャンを実施し、星に超高精度にフォーカスします。望遠レンズで特定の天体を狙う場合などにも有効です。

NEWナイトビュー

星空撮影の構図決めに便利なナイトビュー。
通常モードで星空を撮影しようとすると、星が確認できず構図決めが困難です。
新機能のナイトビューを使うと、星と地上の景色を確認しやすくなります。
  • ナイトビューOff

  • ナイトビューOn


NEW手持ち撮影アシスト

手持ち撮影アシスト機能が、手持ち長秒撮影をサポートします。
気軽に星景撮影に挑戦できる便利な機能です。
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
    10秒  F2.0  ISO6400  WB4000K  星空AF ソフトフィルター使用
    手持ち撮影アシストOn
  • シャッターボタンを押すと手ぶれの状況が表示されます。
    枠①に、②③が収まるようにカメラを保持して撮影します。
  • 枠(①)内に手ぶれの状態(②③)が収まっていても、ぶれのない写真が撮れることを保証するものではありません。
  • 撮影中ライブビューは表示されません。
手持ち撮影アシスト

デジタルテレコン

レンズの焦点距離を超えて、被写体をもっと大きく撮りたいときに有効なデジタルテレコン機能。
単なる2倍クロップではなく、画素補間により有効画素数約2037万画素の画像を生成します。
装着しているレンズの焦点距離が足りないときや、撮影倍率が足りないときに便利な機能で、画素数を減らさず大きく写すことができます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 II
1/5000秒  F6.3  ISO3200  デジタルテレコン

デジタルシフト

シフトレンズを使用して撮影しているかのように、ライブビュー画面で効果を見ながら、縦横同時に「台形補正」や「 遠近感の誇張」ができます。
例えば、氷瀑を見上げて撮影すると、氷瀑の上部がすぼまって小さく写ってしまいますが、 デジタルシフトを使って遠近感を誇張すると、氷瀑が迫りくるような自然のスケールの大きさを感じさせる一枚に仕上げることができます 。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
1/320秒  F5.6  ISO200  デジタルシフト

カラークリエーター

色相と彩度を自由に調整し、好みの写真に仕上げることができます。
例えば、森の中に生息している苔もカラークリエーター機能を使うことによって、神秘的な苔の世界を印象的に表現できます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
1/20秒  F8.0  ISO200  カラークリエーター

アートフィルター

16種類のアートフィルターが表現の幅を広げます。
モニター・ファインダーで効果を確認しながら、様々なアート表現を楽しめます。
例えば、初夏の山岳風景を、「ポップアートI」のフィルターを使用することで色鮮やかに表現できます。
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
    1/250秒  F8.0  ISO200  ポップアートI

プロキャプチャー

プロキャプチャー撮影機能は、タイムラグが原因で撮り逃していた決定的瞬間を記録できる機能です。
シャッターボタン半押し(1stレリーズ)でその瞬間を待ち、シャッターボタンを押し込んだ(2ndレリーズ)時点からさかのぼって写真を記録します。
1st レリーズから有効画素数約2037万画素の高画素画像として記録を開始し、2nd レリーズの時点からさかのぼって最大14 コマを記録できます。
RAW連写も可能です。(連写最速30fps, プリ連写最大14コマ)
蝶の飛翔や野鳥の飛び出し等これまで撮り逃していた瞬間を、この機能を使うことでより確実に撮影することができます。
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO
    1/3200  F4.0  ISO5000  プロキャプチャーH


  • 写真はイメージです。
  • モニター画面は、はめ込み合成です。