フラッシュの発光面が小さい時や、被写体に近づいた撮影をする時は、強い陰影や照射の偏りが出やすくなります。そのような場合にバウンスを使い、発光面を白い壁や天井に向けて反射させることで光を拡散し、やわらかい光を作り出します。木製やざらついた面、異なる色の面は被写体に不自然な影や色を落とすため避けましょう。無地で均一な白い面を選んでください。
左:バウンスなし 右:バウンスあり
左の写真がやや平面的に見えるのは、レンズとフラッシュヘッドが近く、顔とテーブルに光が反射して被写体に強い光が当たっているためです。バウンスのテクニックを活用すれば、このような影も防ぐことができ、美しい写真に仕上がります。