OM-D E-M1Xの使い勝手がさらに向上する最新ファームウェアVer.2.0を2020年12月からリリースします。AFや動画撮影を中心に機能強化を図っています。
AI技術(ディープラーニング技術)を用いて開発したインテリジェント被写体認識AFに「鳥認識」を追加しました。カメラが自動的に鳥を検出し、ピントを合わせ続けるため、フレーミングに集中して撮影できます。
鳥の瞳に対して優先的にピント合わせを行います。瞳が検出できない場合でも、頭部または全身を検出して追尾します。
草木などの障害物があるフィールドでも的確に鳥を検出するため、フレーミングの自由度が増します。ローアングルや瞬時の方向転換など、手持ちならではの軽快な撮影を強力にサポートします。
決定的瞬間を捉えるプロキャプチャーモードとの併用が可能です。飛翔や捕食の瞬間なども、より確実に鳥にピントを合わせて記録できます。
超望遠レンズを含めてどのM.ZUIKO DIGITALレンズを装着しても、AFカバーエリア全域で鳥を検出します。画面の周辺部でも鳥を検出できるため、より自由度の高いフレーミングが可能です。
映像制作のプロが行う高度なポストプロダクションに対応できるように、外部機器への動画RAWデータ出力機能を追加しました。
動画RAWデータは12bit 4K 30P/Cinema4K 24Pでの出力が可能です。出力先の対応外部機器ではApple ProRes RAW形式で記録されます。強力な手ぶれ補正を搭載する小型軽量システムのE-M1Xなら、外部機器を接続した状態でも、ジンバルを使用せず、手持ちで軽快にRAW動画撮影が行えます。
画質 | フレームレート | アスペクト比 | HDMI 出力 |
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4K(3840 x 2160) | 30p/25p/24p | 16:9 | 12bit |
Cinema4K (4096 x 2160) | 24p | 17:9 | 12bit |
深度合成モードの対応レンズにM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROを追加しました。優れたテレマクロ性能を活かし、高い撮影倍率で、より深い被写界深度の写真を生成できます。
動画撮影時の手ぶれ補正制御を見直し、パンニング時により自然な補正効果が得られるようになりました。
マニュアルフォーカス時に、フォーカス距離指標の表示が可能になりました。フォーカスの移動方向や位置の目安を確認しながら撮影できます。