プロ写真家の厳しい眼に応える高画質を実現するため、TruePic VIIIを2基搭載するなど基本性能を徹底的に見直しました。手ぶれ補正も進化し、最高7.5段[*]という驚異的な補正性能を達成しています。
高画質・高速処理が可能な20M Live MOSセンサーと2基のTruePic VIIIを組み合わせる新しい構成を採用し、さらなる高画質と高速処理を実現しました。
画素光学系の最適化による感度改善によって常用感度ISO6400を実現。センサー上に反射防止膜(ARコート)を施すことで、フレアやゴーストの軽減も実現しています。さらに、従来以上の高速信号読み出しによって動体歪みが少ないのも特長。低消費電力での4K動画撮影も可能にします。
高速な画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載することで、起動時間やスリープ復帰時間の短縮、ダブルスロット両方のUHS-II対応などの性能向上はもちろん、ディープラーニング技術を活用してアルゴリズムを開発したインテリジェント被写体認識AFや手持ちハイレゾショット、ライブNDといった最先端機能を実現しました。また、装着したレンズの実力を最大限まで引き出し、自然な描写と解像感が得られる高画質も実現しています。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROとの組み合わせで世界最高[1]となる最高約7.5段[2]、ボディー単体で最高約7.0段[3]の補正効果を達成するために、従来比5倍相当の手ぶれ検出精度を持つ新開発のジャイロセンサーを搭載。シャッター速度4秒[4]の手持ち撮影でも手ぶれが発生しない、圧倒的な性能を実現しています。
0.5ピクセル単位でセンサーを動かしながら、8回撮影した画像をもとに50M相当の高解像写真を生成。水面や風で揺れる葉など、動きによる画像の乱れを合成時に抑制します。
手持ち撮影でのハイレゾショットを実現しました。撮影中に発生するわずかな位置ずれを利用し、16回撮影した画像をもとに50M相当の高解像写真を生成。三脚を利用できない場所での撮影や、移動の多い撮影において威力を発揮します。
複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばすことで、スローシャッター効果を使った表現が得られる新機能です。効果の段数はND2(1段分)~ND32(5段分)の5段階から選択可能。スローシャッター効果は撮影前にファインダーで確認できます[1]。撮影シーンやレンズごとにフィルターを付け替える手間が省けるだけでなく、フィルター装着が困難なレンズを使う場合にも活用できます。
明るく変化した部分のみが追加で加わり合成されるライブコンポジット、レリーズボタンを押している間シャッターが開くライブバルブ、レリーズボタンを1度押すとシャッターが開き2度目で閉じるライブタイムを搭載。撮影モードダイヤルに専用の「B」を設置し、従来よりも機能にアクセスしやすくなりました。
手前から奥までピントが合った写真を撮れる深度合成に対応。OM-D E-M1 Mark IIでは8枚で固定だった合成枚数が3~15枚の中から選択できるようになりました。15枚を選べば、より深い被写界深度の写真を生成できます。また、撮影後にカットされるエリアをガイド線で表示するなどの機能強化も図りました。
最大999枚の画像を撮影可能なフォーカスブラケット。市販のソフトウェアを使用すれば、深度合成よりもピントの合った範囲が広い写真を生成できます。
シフトレンズを使用して撮影しているかのように、ライブビュー画面で効果を見ながら、縦横同時に「台形補正」や、「パースペクティブ強調」ができます。
魚眼レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」を魚眼効果なしのワイドレンズとして使用できる機能です。補正効果をモニターで確認しながらの撮影が可能です。
ライブビュー表示の明るさを調整することで、暗い場所でも被写体を確認して撮影できるLVブーストに対応。新たに、星空などの暗いシーンでも被写体を見やすく表示するLVブースト[On2]に、「LV表示速度優先モード」を追加しました。暗い場所でのフレーミングが容易になります。
静音モード(電子シャッター)使用時、特に屋内の人工光源下で発生する場合がある縞模様現象を抑えるために、シャッター速度を細かく設定する機能です。上下ボタン、またはダイヤルでフリッカーの目立たないシャッタースピードに設定できます。動画撮影時にも利用できます。