
OM-D E-M1 Mark IIの優れたAFシステムがさらに使いやすく進化。カスタマイズ性の向上とマルチセレクターの採用により、被写体のサイズや動く速度への対応力が大きくアップしています。また、ディープラーニング技術を活用してアルゴリズムを開発したインテリジェント被写体認識AFを新たに搭載するなど、AFの基本性能も向上しました。
構図の自由度が高く、より被写体を捉えやすい121点オールクロス像面位相差AFをE-M1 Mark IIに続いて採用。像面位相差AFは光束の制限がなく、F1.2などの大口径レンズを装着して撮影しても高いAF精度を実現します。さらに、連写中の撮影画像のAF情報を活用することで、不規則に動く被写体でも素早く追従します。
ファインダーを覗いたままAF位置をすばやく移動できるマルチセレクターを装備。連写中や動画撮影中のAFエリア移動も可能です。
横位置・縦位置撮影のそれぞれでAFターゲットモード/AFエリア位置を設定することが可能。C-AF中にフォーカスリングを回すことで即座にMFに切り替えて使うこともできます。
鳥や小動物の撮影に有効な「グループ25点」を加えた計6種類のAFターゲットモードに対応しています。
被写体の動きや位置に応じて、AFエリアを自由に配置できるカスタムAFターゲットモードを新たに搭載。AFエリアは、縦11点・横11点から任意の奇数を選択して設定できます。AFエリアの移動ステップは、縦・横それぞれ3段階で選択できます。
ディープラーニング技術を活用してアルゴリズムを開発したインテリジェント被写体認識AF。特定の被写体を自動で検出し、最適なポイントにフォーカス・追尾します。画像処理エンジンTruePic VIIIを2基搭載したことで、リアルタイム処理を実現しました。
被写体やシーンにあわせて、C-AFの追従感度を5段階で設定できます。
横切りへの反応 | 被写体の動き | 被写体の例 | C-AF追従感度 |
---|---|---|---|
敏感![]() |
ランダム (急激な速度変化) ![]() (緩やかな速度変化) |
![]() 前後方向に急に動きが変わる(急加速する)被写体にもAFが合いやすくなる |
+2 |
+1 | |||
標準(推奨) 幅広い被写体に対応できる |
0 | ||
![]() 被写体の前後を別のものが横切った場合にも元の被写体にピントをあわせ続けやすくなる |
-1 | ||
-2 |
AF駆動範囲を設定し、捉えたい被写体に狙いを集中できるAFリミッターを搭載。すべてのレンズに任意のAF駆動距離範囲を最大3つまで登録しておけます。カスタム操作により即座にOn/Offの切り替えや設定の変更が可能です。
カメラが自動的に人物の顔・瞳を検出してピント合わせを行う顔優先/瞳優先AFを搭載。大口径レンズを使ったポートレート撮影で威力を発揮します。
暗いシーンや低コントラストの被写体も高精度にフォーカシング可能な、AF低輝度限界-6EV[*]を実現しました。