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アルク英語学習

ICレコーダとラジオサーバーをとことん使って、ビジネス英語力はこう鍛える 第1回 自己学習で身につく「リスニング力」と「スピーキング力」 アルク英語学習チーフアドバイザーによる、注目の学習方法を特別大公開中!

“グローバル人材”をサポートする最強ツールとは?

「テストのスコアが高くても、仕事で成果を出せなければ意味がない!」
“本物の英語力”を目指すビジネスパーソンの強い味方が、ICレコーダー「DM-4」、そしてラジオサーバー「PJ-25」「PJ-20」「VJ-20」。ビジネスシーンでもおなじみのツールを活用した効果抜群かつ手軽な英語学習法を、数々の企業で英語のスピーキング指導のキャリアをもつ福江友樹さんがアドバイスします。(公開日:2011年3月4日)

ナビゲーター アルク英語学習アドバイザー(ESAC認定マスター) 福江友樹

英語学習アドバイザー/クリエイティブスピーキングレッスン主任講師。
日本各地の企業や大学で、スピーキング研修や英語学習法の指導を行う。

ペーパーテストの点数が高くても、英語の取引がまとめられない

日産やユニクロ、楽天などで実施された英語会議や社内の英語公用語化。国際ビジネスで活躍する「グローバル人材」の育成を目指し、日本の企業ではさまざまな試みがなされています。ビジネス英語の判定のために様々なペーパーテストの受験人口が急増。しかし最近になって、採用や研修の担当者からこんな悩みを聞くことがあります。

「ペーパーテストで高い点数を取っているので、期待して海外の取引先を任せた社員が“機能しない”。いまいち英語が話せず、うまく商談をまとめられないことが多い」。

現場に必要とされるのは、英語の「知識」と同時に「運用力」

リスニングスキルは、英語に関する「知識」を問うものです。それに対し、外国人を相手に商談や交渉を成立させるには、通常のペーパーテストでは測ることの難しい「運用力」、つまりスピーキング力も必要になります。リスニング教材を自宅でじっくり聞くと、案外、理解できる人は多いのです。でも、それはあくまで学習用に、ネイティブがゆったりと丁寧に正確な文法で発音しているから。実際のビジネス会話を聞けばスピードはかなり早く、文法構造も崩れています。ましてやスピーキングとなると、外国人を前に、何をどう話したものか……となるのでしょう。

ひとり学習でも「知識」と「運用力」はつけられる!

「知識」である「リスニング力」と、「運用力」であるスピーキング力は、ネイティブ・スピーカーと対話しないと習得できない、そう思われがちです。また、「英語を学びたくても身近に英語を話す人がいない」という方もいるでしょう。

しかし、ひとりの時間を有効に使って、「リスニング力」と「スピーキング力」を伸ばすことは可能です。そこで私が注目するのがICレコーダー「DM-4」、そしてラジオサーバー「PJ-25」「PJ-20」「VJ-20」。これらの録音機器は今、驚くほど高性能かつ多機能になり、語学習得に役立つ学習ツールへと進化しました。

高性能&多機能な語学学習ツールに進化

ネイティブの発話が早過ぎて聞き取れない場合、「遅聞き再生」で自分が理解できるまでスピードを落とせばOK。難しいフレーズがある場合は「部分リピート再生」で一部分を繰り返し再生、長いファイルの中から聞きたい箇所に瞬時にたどり着ける「インデックスマーク」、録音した音源データをPCでファイル管理など、一台あるだけで、英語学習にかなりの使いでがあります。

こうした基本操作に加え、ICレコーダー「DM-4」にはTTS(Text to Speech)という機能がつきました。パソコンに接続し、ウェブ上の英語のテキストファイルを流暢な発音で読み上げ、同時にディスプレイにテキストを表示するという優れものです。

一方、ラジオ講座を好む人にはラジオサーバー「PJ-25」「VJ-20」がおすすめ。何といっても、ラジオ番組を予約録音し、データ化して蓄積するのは今までにない画期的なアイデア。
このほか様々な役立ち機能については、次号以降も詳しく解説していくつもりです。

Voice-Trek DM-4
Voice-Trek DM-4

ラジオサーバー VJ-20
ラジオサーバー VJ-20

ラジオサーバーポケット PJ-25
ラジオサーバーポケット PJ-25

ラジオサーバーポケット PJ-20
ラジオサーバーポケット PJ-20

目指すはモチベーションを持続させる「継続学習」

英語に限りませんが、今、企業での学習や研修の現場では「継続学習」「続く学習」が注目されています。はりきって教材を購入したのはいいけれど、買っただけで満足したり、数回やっただけで飽きたり……このありがちなパターンは、何としても回避したいところ。

よく「自分に合った学習方法を探そう」などと言われますが、それ以前に「自分のモチベーションをいかに持続させるか」、そこを重視すべきです。

スタートは自分に関係ある分野から

「リスニング力」「スピーキング力」とは言っても、いきなりオバマ大統領について英語で聞いて語れるようになる必要はないはずです。普通のビジネスパーソンであれば、まずは自分の業務内、仕事の範囲内で英語を使いこなしたい、という人が圧倒的。つまり、自分に近い関心分野から先に練習をすることが近道です。

身近な事柄がそのまま学習素材に変身!

その点、「DM-4」「PJ-25」「PJ-20」「VJ-20」は、自分の身近な事柄をそのまま学習素材にできるところが魅力です。(学習素材については次号でも詳しく述べます)

もし、幸運にも職場に外国人がいて、彼らとの会話やミーティングを録音*1することができれば最高の素材になります。生の英語環境が身近にないなら、ネイティブ・スピーカーと接点のある人にICレコーダーを渡して音声を録音してもらうという手もあります(私の経験上、面白がってやってくれる人が多かった)。もちろん、ラジオやインターネットなどの講座やプログラムから、好きなものを選んで取り込むのもいいでしょう。

自己学習ならではのメリットもある

「リスニング力」「スピーキング力」を上達させるには、ネイティブや外国人との対話が近道ではあります。ですが、それと同じくらい重要なのは、自分の実力や弱点にきちんと向き合い、直視すること。そこに、ICレコーダー/ラジオサーバーのメリットが十二分に生かされることになるのです。

次回より2回にわたり、「DM-4」「PJ-25」「PJ-20」「VJ-20」を効果的に使い、「リスニング力」「スピーキング力」アップを目指す英語学習法について、具体的に解説していきます。

私はこうして使っています!

会議中は内容に集中、英語学習は後でじっくりと

私のICレコーダーの初使用はかつて留学中、講義を録音するためでした。授業90分を全て録音しますが、もう一度聞きたいと思った部分があれば表示画面を見て、そのタイミング(何分何秒)をメモ。早送り等の操作も簡単で早く、復習するのに大変重宝しました(今はインデックスという機能がついているので録音中にボタンを押すと再生時にその場所をすぐ検索してくれますが)。

今も英語の会議で頻繁にICレコーダーを使いますが、(1)英語で間違いのない議事録を書くのに有効、(2)英語の勉強に有効(相手の発話も、自分の発話の間違いも)。
会議中は内容に集中するため、なかなか勉強にまで意識が回らないですからね。

英語で電話がかかってきた時もチャンスです*1。“Hold on a second...”と待たせる間に素早く「DM-4」をスタンバイ*2
後で再生して内容をしっかり確認するためにも相手だけでなく自分の発話も録音すべきです。

ラジオサーバーではもっぱらInterFMなどで流れるニュースを録音。ラジオ番組を予約録音できるのが画期的ですね。聞き逃して残念な思いをせずにすみ、いつでも何度でも学習に役立たせることができます。

  • *1 会話、会議、電話等をICレコーダー、ラジオサーバー等で録音する場合は、相手方の了解を得てからご利用下さい。
  • *2 便利な電話録音用のテレホンピックアップ(TP7)がありレコーダーのマイクジャックに差し込んで使うと電話の会話がきれいに取れます。