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女子旅がもっと楽しくなるカメラのすすめ。PENで創る自分色表現

AYUMI @ooooooayumioooooo
トラベラー
初めてのひとり旅は世界一周。会社員として働きながら旅先の写真をSNSで発信し続けていたことで、旅行関係の仕事の依頼を頂くようになり、フリーランスに。訪れた場所の良さを最大限に伝えることを大切にしながら、写真や動画で旅の魅力を発信している。国内外の統一感のある投稿は多くの旅好き女子の支持を集める。

今回使用した機材

  • PEN E-P7
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
  • M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R, 80mm相当*, Mモード, F4.0, 1/60秒, ISO 100

お出かけはPENと一緒に

フィルムカメラのようなお洒落なデザインの「PEN」。見た目が可愛いだけではなく、カメラの厚さは薄くコンパクト。ボディーの重さはなんと337g!とても軽いので、旅行やお出かけにも相性抜群のカメラです。
今回はそんなPEN E-P7と一緒にトルコを巡ってきました。トルコで撮影した写真をご紹介しながら、PENで創る自分色表現についてお話しさせていただきます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 64mm相当*, Mモード, F2.8, 1/1600秒, ISO 100
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 24mm相当*, Mモード, F2.8, 1/1000秒, ISO 100
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 80mm相当*, Mモード, F2.8, 1/400秒, ISO 100

自分らしい色味が作れる!プロファイルコントロール

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 48mm相当*, Aモード, F2.8, 1/800秒, ISO 400
カラープロファイル (COLOR 1)
ハイライト&シャドウコントロール:Highlight:+3,Midtone:±0,Shadow:-3

PEN E-P7には、自分らしいクリエイティブな写真表現ができる「プロファイルコントロール」が搭載されています。
これには、4種類ずつの「カラープロファイルプリセット」と「モノクロファイルプリセット」が登録されているのですが、このプリセットを使用すれば、簡単におしゃれな雰囲気ある写真や、ノスタルジックなフィルムっぽい写真を撮影することができます。

さらに、ここから自分好みの色合いに設定することもできるんです。
12色あるカラーの彩度やシェーディング、ハイライト&シャドウコントロールを調整することができるので、オリジナルの色味で簡単に撮影することができますよ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 40mm相当*, Aモード, F3.5, 1/500秒, ISO 250
カラープロファイル (COLOR 1)
ハイライト&シャドウコントロール:Highlight:+3,Midtone:±0,Shadow:-3
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 80mm相当*, Mモード, F14, 1/80秒, ISO 100
カラープロファイル (COLOR 1)
ハイライト&シャドウコントロール:Highlight:+5,Midtone:±0,Shadow:-5

プロファイルコントロールの使い方

PEN E-P7では、カメラのレンズの横にあるスイッチが「プロファイルコントロールスイッチ」です。
こちらをカチカチと切り替えると、簡単にプロファイルコントロールを使用して撮影することができます。「カラー」と「モノクロ」があるので好きな方を選んでください。

私は、自分好みの色でトルコを撮影したいと思ったので、事前にカラープロファイルプリセットを調整してから撮影することにしました。 そして、カラープロファイルプリセットを使用して撮影した写真がこちらです。
この写真は撮影後にレタッチをしていないのですが、雰囲気のある色味の写真を撮影することができました。レタッチする必要がないので、そのままSNSに写真を投稿することができます。何より、撮影時にカメラの画面にこの色味で表示されるので、自分の好きな色味でワクワクしながら楽しく写真を撮ることができることが、とても魅力的です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 24mm相当*, Mモード, F2.8, 1/4000秒, ISO 500
カラープロファイル (COLOR 1)

ちなみに私の設定も見せちゃいます!ポイントは、黄色と緑の彩度を下げた設定です。
また写真をくっきり・メリハリを加えたい場合は、ハイライト&シャドウコントロールをS字(ハイライトをプラス側、シャドウ部をマイナス側に設定する事)で、より印象的な仕上がりになりますよ。

気分に合わせてモノクロ写真も

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R, 164mm相当*, Mモード, F4.8, 1/400秒, ISO 100
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R, 164mm相当*, Mモード, F4.8, 1/400秒, ISO 100
モノクロプロファイル (MONO 1)

普段、モノクロ写真はあまり撮影しないのですが、PENにはモノクロファイルプリセットがあるので、トルコで挑戦してみました。
カメラのレンズ横にある「プロファイルコントロールスイッチ」を切り変えるだけでモノクロ写真を撮影することが出来るので、とても簡単!

この「モノクロファイルプリセット」も、「カラープロファイルプリセット」と同じで12色あるカラーの彩度やシェーディング、ハイライト&シャドウコントロールを調整して、オリジナルの色味で撮影することができますが、モノクロが慣れないうちは、まずプリセットの4種類の内の1つ 、MONO1:標準(モノトーン)をそのまま使用してみましょう。

モノクロで撮影することで、より深みがあるトルコの街並みを撮影できたと思います。
またカメラの設定でRAW+jpegで撮影すると、jpegはモノクロ、RAWは通常の色味で保存されているので、どちらの色味も楽しむことができますよ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 26mm相当*, Mモード, F3.2, 1/320秒, ISO 100
モノクロプロファイル (MONO 1)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 62mm相当*, Mモード, F3.2, 1/800秒, ISO 400
モノクロプロファイル (MONO 1)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 38mm相当*, Mモード, F3.5, 1/800秒, ISO 200
モノクロプロファイル (MONO 4),粒子フィルム効果(弱)
ハイライト&シャドウコントロール:Highlight:+3,Midtone:±0,Shadow:-3

自分らしい色味で動画撮影

そんなプロファイルコントロールを使うと、自分らしい色味で簡単に動画を撮影することができます。動画の撮り方は、スイッチを切り替えた状態で、カメラボディーの上にある赤い録画ボタンを押すだけ。とっても簡単に自分好みの映像を撮ることができるので、おすすめです。

この動画も全て色味の編集はしていません。
動画をカットして繋げただけで、このような動画を簡単に作ることができました。

また、PEN E-P7はとてもコンパクトですが、ボディー内に上位機種並みの5軸手ぶれ補正が入っているんです。
この動画は全て三脚を使用せずに手持ちで撮影したのですが、手ブレが気にならないほど滑らかに動画が撮れています。手ぶれ補正がしっかりと効いているのも、PENの魅力のひとつです。

アートフィルターを使って、違った色表現を

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R, 80mm相当*, Mモード, F4.0, 1/60秒, ISO 100
アートフィルター(ART4 ライトトーン)

PENには16種類31タイプの「アートフィルター」機能が入っています。
ポップな色味や柔らかい雰囲気を表現出来るものなど、モードダイヤルをART(アートフィルター)に変更してフィルターを選択するだけで、元画像からガラッと印象が変わります。
写真を撮る前に効果を確認しながらフィルターを選択できるので、撮る瞬間からおしゃれな色味やその時の気分に合った色味でシャッターを切ることが出来ます。
今回のトルコ旅でアートフィルターを使用して撮影してきたので、ご紹介します。

アートフィルター(ART4 ライトトーン)

アートフィルター(ART3 デイドリームII)

アートフィルター(ART13 ヴィンテージI)

アートフィルター(ART1 ポップアートI)

このようにアートフィルターを使用するだけで、全くイメージの違う写真に変わります。
皆さんも是非試してみてくださいね。

また、こちらもカメラの設定でRAW+jpegで撮影すると、jpegはアートフィルター、RAWは通常の色味で保存されているので、どちらの色味も楽しむことができますよ。

アートフィルターで動画撮影

動画の撮り方は、アートフィルターを選択している状態で、カメラボディーの上にある赤い録画ボタンを押すだけ。
とっても簡単にアートフィルターを使用した動画を撮ることができます。
この動画も全て色味編集をしていませんが、柔らかい印象の映像を撮影することができました。

PENで自分色を探してみよう

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II, 24mm相当*, Mモード, F2.8, 1/2000秒, ISO 100

今回は、PEN E-P7内に搭載されている「プロファイルコントロール」と「アートフィルター」についてご紹介させていただきました。
自分好みの、自分らしい色味で簡単に撮影ができるので、シャッターを切る瞬間がより楽しくなります。皆さんも是非、自分色をみつけて撮影してくださいね。


*35mm判換算値

AYUMI @ooooooayumioooooo
トラベラー
初めてのひとり旅は世界一周。会社員として働きながら旅先の写真をSNSで発信し続けていたことで、旅行関係の仕事の依頼を頂くようになり、フリーランスに。訪れた場所の良さを最大限に伝えることを大切にしながら、写真や動画で旅の魅力を発信している。国内外の統一感のある投稿は多くの旅好き女子の支持を集める。

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