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初心者でもできる! PEN E-P7の撮影テクニック

OLYMPUS PEN E-P7を持って、香川県 小豆島に行ってきました。
旅をすると写真を撮りたくなりますよね。
今回はそんな小豆島で、歩きながら素敵だなと思う瞬間を撮影してみたり、オリーブの写真を撮ってみたり、夜は星空写真も撮影しました。
カメラの設定方法なども紹介しているので、参考にしてくださいね。

AYUMI @ooooooayumioooooo
トラベラー
はじめてのひとり旅で世界一周したトラベルインフルエンサー。旅や写真の魅力をInstagramやTikTok、YouTubeなどで発信し、SNSの総フォロワーは15万人以上。14年前からずっとOM SYSTEM(旧オリンパス)のカメラと旅を続けており、その場所のよさを最大限に伝えたいと思いながら写真や動画の撮影をしている。モットーは「人生一度きり」。

旅行に連れて行きたい!お洒落カメラ

今回一緒に旅したカメラ、PEN E-P7。
小型で軽く、お洒落なデザインなので、女子旅にぴったりのカメラ。
女の子の手にもすっぽりと収まるサイズで、小さなカバンにも入ったり、写真が撮りやすいのも嬉しい。
色はホワイトとシルバーの2色がありレトロなデザインが可愛く、どんな服装にも合わせやすいですよ。

手ぶれ補正が優秀

OM SYSTEMのカメラは手ぶれ補正が優秀。
最新機種のPEN E-P7はなんと手ぶれ補正が「5軸」になりました。
これは今まで上位機種のOM-Dにしか搭載されていなかったのですが、ついにPENにも搭載されたのです!
(※E-PL10 までは3軸でしたが、最新機種 E-P7は5軸となりました)
歩きながらの撮影でも手ぶれ補正が優秀なので、安心して撮影することができますよ。

小型カメラなのに、ボケが綺麗な写真が撮れる

コンパクトなカメラですが、この写真のようにボケ感が美しい写真を撮ることができます。
ボケ感を出すためには、「単焦点レンズ」がおすすめです。
私が特によく使うレンズはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8。
明るく撮影できるレンズ(絞りF値を小さくできる)なので、簡単にボケ感のある写真を撮ったり、少し暗めのカフェなどでもブレにくく美しく写真を撮ることができます。
初心者の方に簡単な設定方法があるのでご紹介します!ぜひ試してみてくださいね。

設定方法

  • 撮影モード:A(絞り優先モード)
  • 絞りF値:一番小さい数字
    (M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8レンズの場合は「F1.8」にする)
  • ISO:オート

以下の写真のように、F値を変えるとこんなにも写真のボケ感が変わります。

絞りF値1.8の場合

絞りF値22の場合

アートフィルターを使うと、あっという間にお洒落な写真に

PENには16種類31タイプの「アートフィルター」機能があります。
フィルターを選択するだけで、元画像から雰囲気をガラッと変えた印象の写真に早変わり!
写真を撮る前に効果を確認しながらフィルターを選択できるので、撮る瞬間からおしゃれな色味でシャッターを切ることが出来ます。
撮影が楽しくなりますよ。

自分好みに撮影出来る!PENの新機能

自分らしい写真表現を実現することが出来る機能、「プロファイルコントロール」機能。
アートフィルターのように写真の印象を変えるだけでなく、カメラ内で自由に色味まで細かく設定できるので、より自分好みの写真を撮ることが出来ます。
「カラープロファイル」のプリセットと「モノクロファイル」のプリセットがそれぞれ4種類ずつあるので、プリセットを使えば、おしゃれなフィルム風の写真や雰囲気のあるモノクロ写真を簡単に撮影することが出来ます。
登録されているプリセットで撮り比べて見るのも面白いですよ。
私自身も同じ場所で色々な様々なプリセットを使って撮影してみました。

MONO1:標準(モノトーン)

標準(モノトーン)のプリセット(それぞれの設定がデフォルトの ±0)

MONO2:クラシックフィルム モノクロ

粒状フィルム効果のざらっとした風合いで、モノクロフィルム調の仕上がりになるプリセット

MONO3:クラシックフィルム IR

赤のカラーフィルター効果を強調することで赤外線フィルムのような効果が得られるプリセット

MONO4:クラシックフィルム ローコントラスト

コントラストを抑え、柔らかい印象に仕上げるプリセット

COLOR1:標準(Natural)

(標準(Natural)のプリセット(それぞれの設定がデフォルトの±0

COLOR2:クラシックフィルム リッチカラー

渋みと濃厚感のある色調が特徴のプリセット

COLOR3:クラシックフィルム ビビッド

彩度が高く、濃厚な発色のフィルム風の効果が得られるプリセット

COLOR4:クラシックフィルム ソフトトーン

淡く柔らかい色調に仕上げるプリセット

星空写真も簡単に撮影できちゃう

PENはとてもコンパクトなカメラなのに、星空写真もきれいに撮影することが出来ます。
この日は雲が多く、月が出ていて、街灯もあったため
満点の星空を写すことはできませんでしたが、それも旅の思い出です。
星空撮影と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、
必要な持ち物を用意するだけで撮影することが出来ますよ!

必要な持ち物

  • PEN
  • 三脚
  • 明るいレンズ(絞りF値が小さい数値のレンズ)

星空を撮るときに私がよく使うレンズは
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」です。
明るいレンズで且つ、広角なので星空を撮影するときにぴったりです。

設定方法

  • 撮影モード:M(マニュアル露出モード)
  • 絞りF値:一番小さい数字
    M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0の場合は「F2.0」に設定する
  • ISO:2500-5000
  • シャッター速度:10-15秒
  • 手ぶれ補正:オフ
  • ホワイトバランス:オート
  • フォーカス:マニュアルフォーカス
  • 画質:JPEG+RAW
    (夜はノイズが目立つため、画質のサイズが大きくなりますがJPEGと併せてRAWで撮ることをお勧めします)

星の軌跡(光跡)も簡単に撮影!

この写真もPENで撮影しました。
星の軌跡を撮るための「ライブコンポジット」機能がカメラに搭載されているため、
とっても簡単に撮影することができました。
撮影方法を紹介します!

設定方法

  • 撮影モード:B(バルブモード)…液晶画面のシャッター速度表示部分を「LIVE COMP」にする
  • 絞りF値:一番小さい数字
    M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0の場合は「F2.0」に設定する
  • ISO:1600
  • シャッター速度:1/2~60秒
  • 手ぶれ補正:オフ
  • ホワイトバランス:オート
  • フォーカス:マニュアルフォーカス
  • 画質:JPEG+RAW
    (夜はノイズが目立つため、画質のサイズが大きくなりますがJPEGと併せてRAWで撮ることをお勧めします)

上記設定にしてから、スマホアプリ「Ol.Share」とカメラをWi-fiで繋ぎ、
撮影モード「B」でLIVE COMPになっているかを確認した上で
シャッターボタンを2回押すと撮影が開始されます。
終了したいタイミングでもう一度シャッターボタンを押すと撮影が終了します。

この写真は約1時間シャッターを開けっぱなしにして撮影しました。
そうすることで星が動いている様子を、軌跡としてカメラに収めることができました。
撮影中は星の軌跡が伸びていく様子を液晶画面にライブで反映されるので撮影中も楽しむことができますよ。
とっても簡単なのでぜひ試してみてください!

PENと一緒に旅に出よう

コンパクトで可愛いカメラ、PEN。
手ぶれ補正にも強く、旅にもピッタリなカメラなので、一緒にお出かけをして思い出をたくさん残してくださいね。

【撮影協力】
瀬戸内SUPリゾート碧 https://setouchi-supresort-ao.com/
HOMEMAKERS Farm & Cafe https://homemakers.jp/

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