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一眼カメラの魅力は、レンズを換えることでいろんな写真の表現ができること。でも、レンズの種類はたくさんあるので、どうやって選べばいいか迷ってしまいますよね。
「レンズレシピ」は、レンズの基礎知識から、種類や特長、撮影シーンに合わせたおすすめレンズまで、レンズについていろんなことが学べるコンテンツです。数回にわたってお届けします。
レンズレシピvol.4では、撮影シーンにおすすめのレンズを実際の写真とともに紹介。さらに、カメラに付属の標準ズームレンズと、明るい単焦点レンズ、望遠レンズ、マクロレンズなどの写真と比較しながら、写り方の違いをわかりやすく解説します。
目次
キラキラと暗い場所で輝く夜景を撮るなら、F値が小さいレンズがおすすめ。明るく撮れるレンズで隅々までシャープに写しましょう。さらに広角域なら、目の前一面に広がる景色をダイナミックに表現できますよ。
暗い夜景は、開放F値*が比較的大きいキットレンズだと手ぶれで失敗しやすくなります。
* そのレンズで設定できる最も小さいF値
17mmレンズについては、こちらの記事でもさらに詳しくご紹介しています。
座った状態でテーブルを見ている感覚で撮るために、人の視野に近い画角の標準レンズ(焦点距離25mm*)がおすすめ。また、F値が小さくて明るく撮れるレンズなら、室内の薄暗いレストランでもフラッシュを使わずに雰囲気のある写真が撮れます。
* 35㎜判換算で50㎜
室内が暗い場合、フラッシュを使わないと手ぶれしたり、またフラッシュを使うと、レストランの薄暗い雰囲気が表現しづらくなります。また、他のお客さんの迷惑にもなるので、フラッシュを使うこと自体が難しい場合もあります。
25mmレンズについては、こちらの記事でもさらに詳しくご紹介しています。
人物をすてきに撮るコツは、たっぷり背景をボカして人物を引き立てること。キットレンズよりもF値が小さく明るいレンズなら、たっぷりボカせるので人物撮影にぴったりです。
おすすめレンズよりも開放F値が大きいため、背景のボケが弱く人物を引き立てられません。
45mmレンズについては、こちらの記事でもさらに詳しくご紹介しています。
遠い被写体に近づくことなく撮影したいときは、望遠レンズを活用しましょう。2種類の望遠ズームレンズと、キットレンズで撮影した写真を比べてみましょう。
【使ったレンズ】
次の3枚の写真は、すべて同じ撮影場所から離れた池の真ん中に浮かぶボートに乗った人物を撮影しています。
ボートに乗っている遠く離れた人物の表情まで、はっきり撮ることができます。
遠くにあるボートの全体像まで写すことができます。
これ以上のズームができないので、ボートが浮かぶ池の風景写真になってしまいます。
焦点距離の範囲が広い高倍率ズームレンズなら広角域から望遠域まで、その1本で近くも遠くも撮れるので、旅先で重宝します。旅行にカメラを持って行くなら、ぜひ1本用意しておきたいですね。
次の3つの写真は、すべて同じ1本のレンズで撮影。広い風景からググッと遠くの人物までとらえることができます。
赤ちゃんのまつげや小さな手など、体のパーツをマクロレンズで撮ると、そのパーツが際立って印象的な写真になります。また、繊細なネイルアートを撮影するときにもおすすめ。
マクロレンズは、被写体にかなり接近してもピントを合わせることができるので、構図を自由に変えながら近接撮影が楽しめます。
キットレンズでは、被写体に接近しすぎるとピントを合わせることができません。だから、近づいて撮れるのは顔のアップまで。一部のパーツを主役にして撮ることは難しいです。
実際に撮影した写真を見ると、そのレンズの写り方がグッとイメージしやすくなると思います。紹介したシーンや被写体以外にも、自分ならこのレンズで何を撮るかイメージしながらレンズ選びを楽しんでください!