製品特長


超小型・軽量

フォーサーズレンズと比べて約50%のフランジバックであることや沈胴機構を採用することなどにより大幅な小型化を実現しました。「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」比で体積は50%以下、質量は60%以下を実現しています。これまでの常識を覆す超小型・軽量のレンズです。

  • フランジバックとは・・・レンズマウント面から撮像素子までの距離のこと
  • 一般的な超広角レンズ 大きさの比較イメージ

    1. がM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

    2. がZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

  • 収納時(沈胴状態)
  • 撮影状態
    収納するときは、1. 「ロック解除スイッチ」を押しながらズームリングをまわす。

高画質-卓越したレンズ設計/加工/組立・計測技術

超小型・軽量でも高画質なのは、長年培ったレンズ設計/加工/組立・計測技術があるからなのです。

レンズ設計技術

世界初のツインDSAレンズを採用。前方の2枚のDSA (大偏肉両面非球面)レンズで画角100°を取り込み、最後尾の両面非球面レンズで一気に収差補正を解決させる合理的なレンズ設計で小型化と高画質化を両立しています。

DSA(大偏肉両面非球面)レンズ

OMデジタルソリューションズが世界に先駆けて量産化に成功した、大偏肉両面非球面レンズ。レンズ中央部と周辺部の厚さの比が極めて大きい。

HR(高屈折率)レンズ

光を曲げる力が強く、球面収差の補正能力が高いレンズ。EDレンズと貼り合わせることで、色収差と球面収差を一気に低減させている。

レンズ加工技術

高度なレンズ設計要求に応えるためには高い精度の加工技術が必要不可欠。オリンパス独自の大口径DSA加工技術(熱成形)によって高精度な非球面ガラスモールドレンズが生まれています。

凹メニスカス両面非球面レンズ

凹メニスカス両面非球面レンズ

「ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」にも採用された技術で、φ30mmを超える大口径レンズの高精度な熱成形技術はオリンパスだけの独自技術である。

両凹両面非球面レンズ

両凹両面非球面レンズ

オリンパス初の両凹非球面ガラスモールドレンズ。大非球面量であるため、周辺においてカーブが厳しく、高度な成形技術を必要とする。また、面間の偏心も厳しく制御し、ミクロンオーダーの偏心精度を確保している。

レンズ組立・計測技術

高い精度で加工されたレンズには、高い精度の計測技術を必要とします。 設計要求を満たす品質を確保するために、DSAレンズの形状計測技術と面間偏心調整技術が生かされています。

両凹両面非球面レンズの面精度

成形面形状実測データ

縦軸は径方向位置での非球面形状設計値からの製造誤差を示す。製造上最も困難であったなべ底部の形状の制御を達成し、レンズ性能確保に成功した。これまでの常識を超える形状精度0.1μm(1/10000mm)以下を達成。

両凹両面非球面レンズの面間偏心

面間偏心

左側面の光軸(赤)と、右側面の光軸(青)とのズレ角度(θ)を面間偏心という。高温状態でそれぞれの面を成形する両金型の位置関係を精密に制御できる成形システムを開発し、品質を保証している。


高速かつ静粛なオートフォーカスを実現「MSC機構」

従来の一眼レフの交換レンズに採用されたインナーフォーカス方式がさらに進化。駆動方式にスクリュー・ドライブ機構を採用し、「すばやい」「なめらか」「静か」で「高精度」なAF(オートフォーカス)を実現しました。 軽量かつ少ない枚数でピント合わせを可能にする先進の光学設計により、ED 9-18mm F4.0-5.6では1枚の軽量レンズでピント合わせを行います。

サブミクロン精度の金属軸(シャフト)と
送りねじ(スクリュー・ドライブ)機構を採用

1. 送りねじ 2. 金属軸

動作音の原因となるギアを排除。スクリュー・ドライブ機構を採用することでロス無くダイレクトに軽量フォーカス用レンズを駆動させることができます。これにより、AFの高速化と静音化が可能になりました。

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