高精度な製造技術が必要なDSAレンズや、球面収差の補正能力が高いHR(高屈折率)レンズなど、6群9枚のレンズを、重さ120g・全長35.5mmの小型ボディーに凝縮。F1.8の開放状態から、クリアでヌケがよく、画面全域でシャープな描写性能を発揮します。長年培われてきたノウハウと、最先端の技術が、高解像・高性能と小型化の両立を高い次元で実現しました。
透過率が良く、防ぐことが困難だったゴーストやフレアを徹底的に排除するZERO(Zuiko Extra-low Reflection Optical)コーティングを、レンズ表面に施しました。このZEROコーティングにより、逆光などの悪条件下でもクリアな描写性能を誇ります。
オリンパスのミラーレス一眼 OM-Dシリーズ・PENシリーズは、全ての機種にボディー内手ぶれ補正機構を内蔵。大口径F1.8を誇る本レンズと組み合わせれば、夕暮れや室内など光量が少ない環境下や、動物園や水族館などのフラッシュが禁止されている場所でも、手軽に、ぶれのない写真を撮影できます。
“MSC (Movie and Still Compatible) 機構”は、軽量かつ少ないレンズ枚数で、高速かつ静かなピント合わせを実現するために開発した先進の光学設計技術です。動作音の原因になるギアを排除し、サブミクロン精度に仕上げた金属軸(シャフト)と送りねじ(スクリュー・ドライブ)による機構を採用することで、ダイレクトにフォーカス用レンズを駆動させます。本レンズは、この“MSC機構”を用いたインナーフォーカス方式を採用。小型で軽量なレンズ3枚の移動を最適に制御することでピント合わせをおこないます。このスムーズなオートフォーカス動作により、静止画だけでなく動画でもストレスなく快適な撮影を楽しめます。
スナップ撮影をより軽快に楽しめる「スナップショットフォーカス機構」を搭載。フォーカスリングを手前にスライドすると、レンズ鏡筒に刻まれた距離目盛があらわれ、フォーカス位置がその距離目盛の位置に移動します。この機構により、手前から背景までピントの合ったパンフォーカス撮影や、目測による撮影が瞬時に可能となります。
金属外装による手触りの良い硬質な質感、精密機器特有の凝縮感漂う高品位なフォルムは、何年経っても味わえる価値を持つものを作りたい、という思いを込めて、デザインされたものです。専用の金属性レンズフードやレンズキャップと組み合わせることで、その魅力は一層際立ちます。