8群11枚の合理的なレンズ設計で、小型ながらも高い描写力を実現しました。これまで防ぐことが困難だったゴーストやフレアを徹底的に排除するZEROコーティングを施すことで、逆光などの悪条件下でもクリアな描写性能を確保しています。
OMデジタルソリューションズが世界に先駆けて量産化に成功した、レンズ中央部と周辺部の厚さの比が極めて大きい大偏肉両面非球面レンズです。
光を曲げる力が非常に強く、球面収差の補正能力が高いレンズです。
最先端の顕微鏡多層膜成膜技術で培った薄膜制御技術を採用した、先進の反射防止コーティングです。波長450~650nmでの反射率を、従来の半分程度まで抑えることに成功しました。真空蒸着で膜強度が強く、レンズを何度拭いてもキズがつきにくく、低反射を維持します。透過率(透明感)の高い、クリアな描写性能を実現するとともに、逆光撮影などの悪条件でもゴーストやフレアの発生を極限まで低減させます。
広角12mm(35mm判換算24mm)&大口径F2.0+OM-D/PENシリーズに搭載されているボディー内手ぶれ補正機構により、夕暮れや室内など光量が少ない環境下はもちろん、三脚が使えない場所や、動物園などのフラッシュが禁止されている場所でも、ワイドで迫力ある写真を手軽に撮影できます。
従来の一眼レフの交換レンズに採用されたインナーフォーカス方式がさらに進化。駆動方式にスクリュー・ドライブ機構を採用し、「すばやい」「なめらか」「静か」で「高精度」なAF(オートフォーカス)を実現しました。 軽量かつ少ない枚数でピント合わせを可能にする先進の光学設計により、ED 12mm F2.0では1枚のレンズでピント合わせを行います。
動作音の原因になるギアを排除し、サブミクロン精度に仕上げた金属軸(シャフト)と送りねじ(スクリュー・ドライブ)機構を採用することで、ロス無くダイレクトに軽量のフォーカシング用レンズを駆動させます。
絞り値との組み合わせにより、スナップでのパンフォーカス撮影を楽しむための機構として、「スナップショットフォーカス機構」という新たな仕組みを搭載しました。フォーカスリングを手前にスライドすると、指定の距離にフォーカス位置が移動する仕組みになっており、フォーカスリングを回転すると、フォーカス位置がレンズ鏡筒に刻まれた距離目盛の位置に移動します。
金属外装による手触りの良い硬質な質感、精密機器特有の凝縮感漂う高品位なフォルムは、後世に渡り、何年経っても味わえる価値を持つものを作りたいという思いを込めて、デザインされたものです。一目見るだけで高性能だと実感できる雰囲気や、「光」「技術」「鉱物(ミネラル)」が一体となって生み出される魅力を表現しています。