M.ZUIKO DIGITAL PROレンズが、開放F2.8通しで超広角から望遠までをカバーしました。
高い描写力と機動性で定評のあるフォーサーズレンズのハイグレード(HG)シリーズに匹敵する光学性能を実現しました。9群14枚(EDレンズ2枚、EDAレンズ1枚、HRレンズ2枚など)の合理的なレンズ設計により、小型ながらも優れた描写力を発揮します。
マクロモードなどの切換え操作無しでズーム全域撮像面からの最短撮影距離20cmを実現しています。望遠端では、レンズ先端7cmの接写が可能。最大撮影倍率0.6倍(35mm判換算)のクローズアップ撮影が可能です。また広角端でもレンズ先端から9cmまで主要被写体に近づけるので、遠近感を誇張したワイドマクロ撮影など幅広い用途に応えます。
透過率が良く、防ぐことが困難だったゴーストやフレアを徹底的に排除するZERO (Zuiko Extra-low Reflection Optical)コーティングを、レンズ表面に施しました。このZEROコーティングにより、逆光などの悪条件下でもクリアな描写性能を誇ります。
ほこりや水分を防ぐ密封シーリングと、防水と通気性を兼ね備えた素材により、防塵・防滴・耐低温性能を実現しました。
フォーカスリングを手前に引くことで、瞬時にMFに切り替わる「MFクラッチ機構」を搭載。スナップショットフォーカス機構からフォーカスの分解能を高めることで、従来のMFと同様の滑らかで緻密なピント合わせが可能になりました。フォーカスリングは至近側と無限側のフォーカス位置にストッパーがあり、従来のマニュアルフォーカスレンズのような使い勝手を実現しています。
“MSC (Movie and Still Compatible) 機構”は、軽量かつ少ないレンズ枚数で、高速かつ静粛なピント合わせを実現するために開発した先進の光学設計技術です。動作音の原因になるギアを排除し、サブミクロン精度に仕上げた金属軸(シャフト)と素早い動きに対応できるリニアモーター駆動方式を採用することで、ダイレクトにフォーカス用レンズを駆動させます。本レンズでは、この“MSC機構”を用いたインナーフォーカス方式を採用し、レンズ2枚を接合した小型・軽量フォーカスユニットでピント合わせをおこないます。これにより、俊敏で静粛なAF駆動を実現。静止画だけでなく動画でもストレスなく快適な撮影を楽しめます。
同梱のレンズフード LH-66には使い勝手の良い、はずれ防止のロック機構を採用しています。
F2.8通しのズームレンズ3本と一眼カメラを収納できるバッグです。システム性にも富んでおり、サイドに別売のカメラケース CS-42SFやサブケースを取り付けられます。表地に頑健な2525Dポリエステルの表地を採用しており、過酷な環境下での撮影を支えます。