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一眼カメラの魅力は、いろいろな特長を持ったレンズに交換できること。カメラとセットになっているキットレンズ*でも素敵な写真を撮ることができますが、被写体やシーンによってさらに素敵な写真を楽しめるのが、F値の小さい(明るい)単焦点レンズです。
レンズレシピvol.5では、広角域の明るい単焦点レンズとキットレンズの写り方の違いをいろいろな撮影シーンで試してみました。
* 対象商品の「EZ レンズキット」「EZダブルズームキット」に同梱されているレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」(以下同)
もっとボケ写真を楽しみたい!暗い場所でも雰囲気のある写真を撮ってみたい!そんな方に、最初に交換レンズとして手に入れてほしいのが、F値の小さい(明るい)単焦点レンズです。
3枚とも、被写体(料理)から撮影位置までの距離はほぼ同じ。被写体の大きさ・画角・背景のボケ具合が違っていますね。写真の写り方は、レンズの「焦点距離」と「F値」で変わってきます。詳しくはレンズレシピvol.3で解説しているので、チェックしてみてください!
今回は「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」について紹介します♩
キットレンズにも17mm(35mm判換算:34mm)という焦点距離がありますが、開放F値はキットレンズだとF1.8まで小さくできません。たとえば間接照明で照らされた薄暗いレストランで撮影する時に、とても重宝します。
手前の料理をメインにしつつ、店内やテーブル奥の料理がボケています。広角域レンズを使うとテーブルの上から店内の様子まで、空間全体の雰囲気が感じられる1枚になります。F値が小さいので間接照明がきれいな玉ボケになり、さらにいい雰囲気を演出していますね。
キットレンズでもきれいに撮ることができますが、単焦点レンズと比較すると、店内や奥の料理のボケが弱い印象です。間接照明の玉ボケも小さくなってしまいました。
いかがですか?明るい単焦点レンズを使うと、よりメインの料理を引き立たせつつレストランの雰囲気も素敵に写せますよね。
これは暗い場所でよくある失敗例。フラッシュを使って撮影しました。
暗いからといってフラッシュを使うと、背景が真っ暗になって店の雰囲気を写すことができず、料理も美味しそうに撮れません。それに、レストランでは他のお客さんの迷惑になることも。また、フラッシュを使わない場合は手ぶれをしてしまう心配もあるので、F値を極力小さくしたいところです。
薄暗い室内や自然な明るさを活かした雰囲気で撮りたい時は、フラッシュを使わずにF値の小さい(明るい)広角域レンズに交換して、雰囲気のある写真を楽しんでみましょう。
次の写真は、たくさんのグリーンが飾られたフラワーショップでのワンシーン。背景や手前のボケの違いを見てみましょう。
メインの被写体は、中央にあるバラの鉢。17mm(35㎜判換算:34mm)の広角域レンズだと空間を広々写せます。手前にある花と背景がボケて、主役のバラが程よく引き立ちつつ、店内の奥までグリーンが広がっている空間が感じられます。
キットレンズの場合、17mm(35mm判換算:34mm)の焦点距離では最大の開放F値が3.8となります。単焦点レンズと比較すると、背景のボケが弱く少し物足りない印象です。
このように、同じ画角の写真でもF値の小さい(明るい)単焦点レンズに交換することで、被写体の存在感や写真全体の印象を大きく変えることができるのです。
一眼カメラと交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」で、いろいろなスナップを撮影してみました。このレンズだからできる表現と、真似したくなる撮影アイデアを紹介します♩
普段使っているキットレンズからF値の小さい(明るい)単焦点レンズに交換するだけで、写真の表現の幅はグッと広がります。今回紹介したレンズ以外の記事も参考に、あなたがよく撮る被写体やシーンに合わせて、ぜひ最適な交換レンズを手に入れてみてください!
Location:SIDEWALK STAND BAISEN&BAGEL、TRANSHIP、wine/bistro Eme エメ