掲載日:2023年4月26日
マクロ撮影が好きな方にとって待望のレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO。
撮影倍率最大4倍*のこのレンズは、私の知らなかったマクロな世界を見せてくれる、驚きと感動のレンズです。
私は風景写真を主に撮影していますので、「マクロ撮影」自体は少なかったと思いますが、このレンズを使ってみて、風景の中でマクロを取り入れる楽しさを実感しました。画質はもちろん透明感、色表現ともに美しい表現ができます。風景写真の中にマクロを入れることにより、さらに風景の表現を広げることができます。
M.ZUIKO DIGITALレンズは全般的にマクロ性能が高く、どのレンズも近距離での表現に長けているのが特長ですが、さらにこのM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROは顕微鏡のような世界を見せてくれる画期的なレンズと言えるでしょう。
90mm(180mm相当*)単焦点と聞いて、とても大きくて重たいレンズを想像していましたが実際は軽くて大きさもそれほどでもなく、女性の私の手にピッタリと収まり片手でも楽に撮ることができます。
そんなカジュアルさを兼ね備えながらも画質、色表現は最高のものを得られるレンズです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROはマクロ撮影だけではなく風景撮影の際に望遠単焦点レンズとしても使えます。 35mm判換算で180mm相当ですので風景を切り取りやすく、色彩表現も美しくクリアな画質の写真を撮ることが出来ます。目の前にある風景の中で美しいと思う部分を切り取って自分らしい写真を撮ってみましょう。
この写真は大分県真玉海岸の干潟です。
太陽が傾き始めると干潟のシルエットに強い光が当たり始め、不思議なモチーフが浮かび上がってきました。干潟の撮影は美しいと思う部分を見つけて撮影することが多いです。ギラギラとしたこの質感をどう捉えるか。ファインダーをみながら構図を決めていきます。35mm判換算で180mm相当のこのレンズは風景を切り取るのに丁度よく、これ一本でこの日の真玉海岸の表情を多く作品として収めることができました。砂の艶やかな質感や小さな粒の輝きまで、夕陽が沈むまでの短い時間を手持ち撮影でアクティブに動けたのが良い撮影に繋がったと思います。
風景写真では逆光で撮ることが多いです。朝日や夕景など、太陽に向かって撮る時に出来るだけフレアーやゴーストが少ない方が理想的ですね。
M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROはゴーストやフレアーを最小限に抑えるためにZEROコーティングが施されています。
光が強く厳しい条件でも安心して撮影することができるのです。
この写真は夕陽が干潟に沈む時、花粉輪という現象が起きた時のものです。
太陽の周りが虹色に輝き、春だけにみられる奇跡のような光景をOM-1 にM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROを使い撮影しました。
太陽に向かって怯むことなくレンズを向けることができるのは素晴らしいと思いました。
マクロファン待望のM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PROはその期待を遥かに超えるレンズです。軽量で使いやすく望遠単焦点レンズとしても風景写真に使えるプレミアムなレンズです。マクロ初心者に方にとっても軽くて使いやすいためマクロデビュー機として。そしてこれまでマクロを追求している玄人の方をも唸らせる、まさに究極のレンズと言えるでしょう。
今まで知らなかった世界を見せてくれる M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO で美しい写真の世界をさらに広げてみましょう。
*35mm判換算値