E-M1 MarkⅢ ASTRO

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E-M1 MarkIII ASTRO Hα線対応、天体が見せる光景を
色鮮やかに写す天体専用カメラ

OM SYSTEM E-M1 MarkIII ASTROは、ミラーレス一眼カメラE-M1 MarkIIIの撮像センサー前方に配置されているIRカットフィルターを天体撮影用に最適化し、天体写真愛好家に人気の高い赤い星雲を色鮮やかに撮影することが出来る天体撮影専用カメラです。
加えて、本製品に付属するフィルターやOM SYSTEMのコンピュテーショナル フォトグラフィ、M.ZUIKO DIGITALレンズにより、星景写真から星座、星雲撮影といった本格的な天体写真まで幅広い表現を可能にします。

製品特長

※ E-M1 MarkIII ASTROはHα線の透過率を大幅に向上させているため、赤味の強い撮影画像になります。
天体以外の一般的な被写体の撮影はおすすめできません。

01 Hα線を捉え、肉眼では観察できない赤く美しい散光星雲を鮮やかに高画質で撮影

「OM SYSTEM E-M1 MarkIII ASTRO」は、天体撮影で重要となるHα線の透過率が約100%となるよう、撮像センサー前方に配置されているIRカットフィルターの光学特性を最適にチューニングしています。そのため、一般的なデジタルカメラでは撮影の難しい、Hα線により発光する星雲の美しい形と色を鮮やかに捉えることができます。

オリオン座 バーナードループ
「E-M1 MarkIII ASTRO」で撮影
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
60秒 F2.8 ISO5000
手持ちハイレゾショット、1枚撮り
ボディーマウント光害カットフィルター使用、赤道儀使用
*ソフトウェアで画像処理をしています
同左
「E-M1 MarkIII」 で撮影
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
60秒 F2.8 ISO3200
手持ちハイレゾショット、1枚撮り
赤道儀使用
*ソフトウェアで画像処理をしています

02 星景写真から天体撮影まで、幅広い撮影シーンをカバー

広角から望遠まで、被写体に合わせて選べる多彩な「M.ZUIKO DIGITAL」レンズを組み合わせることで、星空の壮大な景色から、特定の星座や遠くの星雲まで、様々な天体を美しく撮影できます。また、市販のマイクロフォーサーズ対応のアダプターを介することで、天体望遠鏡に取り付けての撮影も可能です。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
20秒 F2 ISO5000
固定撮影、1枚撮り
*ソフトウェアで画像処理をしています

03 ハイレゾショット機能のスタッキング処理で、
より高画質かつ高精細な撮影が可能

さそり座アンタレス周辺の散光星雲
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
60秒 F2.8 ISO6400
手持ちハイレゾショットで撮影した画像6枚を加算平均合成、赤道儀使用
ボディーマウント光害カットフィルター(BMF-LPC01)と市販のソフトフィルターを使用
*ソフトウェアで画像処理をしています

ハイレゾショットは、複数枚撮影で得られた超高密度の画素情報により、高画素撮影を実現するOM SYSTEMならではのコンピュテーショナル フォトグラフィ機能です。通常は手持ち撮影時に使用する「手持ちハイレゾショット」を、あえてカメラを三脚や赤道儀に固定した状態で使用することで、天体写真でよく使われる「スタッキング処理」をボディー内でワンショットで行うことができます。
これにより高精細化に加え、ノイズ低減効果が得られます。

「E-M1 MarkIII」に搭載されている「手持ちハイレゾショット」は、撮影中に発生するわずかな位置ずれを利用し、16回撮影した画像をもとに約5,000万画素の高解像写真を生成します。画像合成の際に一枚一枚の画像の位置合わせを行うため、三脚に固定した状態で「手持ちハイレゾショット」撮影を実行することで、日周運動による星の動きが補正された合成画像が生成されます。また、赤道儀使用時においては、追尾誤差で生じる星のずれが補正された合成画像が生成されます。

  • ※三脚での固定撮影の場合、1コマあたりの露出時間は星が点に写る程度のシャッタースピードに設定してください。
  • ※シーンにより、意図した合成画像が得られない場合があります。
  • ※星景写真では地上の景色の割合や構図などにより、意図した結果が得られない場合があります。

04 天体写真撮影に便利なサポート機能

星空撮影に便利な設定をカスタムモードに搭載

これから天体撮影をはじめる方にも使いやすいように、星空撮影に便利なカメラの設定をカスタムモードC1、C2(モードダイヤル)に搭載しました。AFモードを星空AFに、LVブーストをOn2に、などの初期設定をしているほか、天体撮影フローの中で頻繁に使う機能をボタンに割り当て、それぞれの機能を素早く呼び出せるようにしています。また、天体写真では撮影後の現像処理で色味などの調整を行い写真を仕上げていくことが一般的ですが、カスタムモードC1、C2では、カメラ出力でも自然な画像が得られるように、ホワイトバランスやトーンカーブも天体写真に適した設定にしています。

C1設定:手持ハイレゾショットを活用して高精細な天体写真を撮影するモードです。三脚や赤道儀を使用して撮影してください。
C2設定:ドライブモードは単写に設定されています。手持ち撮影をサポートするように手振れ補正がS-IS AUTOに設定されています。
※それぞれの設定は、被写体や撮影者の好みに合わせ変更/上書き保存することも可能です。

撮影モード:C2 (カスタム)
ホワイトバランス:3000K, G+2
トーンカーブ:Highlight +3 / Mid -3 / Shadow 0
コントラスト:+2 , シャープネス:-2
撮影モード:M (マニュアル)
ホワイトバランス:オート
トーンカーブ:Highlight 0 / Mid 0 / Shadow 0
コントラスト:0 , シャープネス:0

天体写真撮影に便利なボディーマウントフィルター

「OM SYSTEM E-M1 MarkIII ASTRO」 には、天体写真撮影に便利な2種類のボディーマウントフィルターを用意しています。カメラボディー内部(マウント部とイメージセンサーの間)に取り付けるため、レンズを交換しても効果が得られます。また、レンズ前面にフィルターを取り付けるのが難しいフィッシュアイレンズや広角レンズでもお使いいただけます。

※ボディーマウントフィルターは同時に2つ装着できません。
※焦点距離が短いレンズの場合、周辺の像が流れる場合があります。
※対象機種対象機種「OM-1」、「OM-1 Mark ll」、「E-M1X」、「E-M1 Mark lll」、「E-M1 Mark ll」、「E-M1」、「OM-5」、「E-M5 Mark lll」
※当社 「M.ZUIKO DIGITAL」 レンズとの組み合わせでの動作を確認(2024年6月現在)
その他の対象機種の情報は こちらをご確認ください。

ボディーマウント光害カットフィルター BMF-LPC01
(ボディーマウントフィルターセットに同梱・別売)

光害カットフィルターは街明かりや街灯などの人工光源による光をカットします。これにより夜空に色かぶりが生じるのを防いで、星雲や星座の本来の美しさをより鮮やかに写すことができます。また地平線付近は最も光害の影響を受けやすいため、東の空から昇る星座や、西の空に沈む星座を撮影するときにも効果を発揮します。
ご購入はこちら →

光害カットフィルターを使用した場合
光害カットフィルターを使用していない場合

ボディーマウントソフトフィルター BMF-SE01
(ボディーマウントフィルターセットに同梱・別売)

高い解像力を誇る「M.ZUIKO DIGITAL」レンズは、理想光源である星をよりきれいな点画像として結像します。その半面、多くの星が点画像として記録されるため、代表的な星が印象的に見えない場合があります。本ソフトフィルターを使うことで点光源をにじませて強調する効果が得られ、輝きの強い星ほどにじんで大きく写すことができ、星の色も強調されるため、星や星座を際立たせることができます。
ご購入はこちら →

ソフトフィルターを使用した場合
ソフトフィルターを使用していない場合

その他の便利な機能

「E-M1 MarkIII」と同様に、星空撮影に最適な多彩な機能を搭載しています。

  • 星にフォーカスを合わせる星空AF
  • 星の軌跡撮影に最適なライブコンポジット機能
  • 暗い環境下でも水平出しを容易にするデジタル水準器
  • 長時間撮影に便利な、USB/PD規格対応デバイスからのUSB給電

E-M1 MarkIII ASTRO を
使った実写サンプル

実写サンプル1

撮影機材 M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
シャッター速度 20秒
絞り値 F2
ISO感度 5000
露出補正
固定撮影、1枚撮り

実写サンプル2

撮影機材 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
シャッター速度 60秒
絞り値 F2.8
ISO感度 5000
露出補正
手持ちハイレゾショット(1枚撮り)、ボディーマウント光害カットフィルター使用、赤道儀使用

実写サンプル3

撮影機材 M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
シャッター速度 60秒
絞り値 F4
ISO感度 6400
露出補正
手持ちハイレゾショットで撮影した画像2枚を加算平均合成、赤道儀使用

実写サンプル4

撮影機材 M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
シャッター速度 60秒
絞り値 F2.8
ISO感度 6400
露出補正
手持ちハイレゾショットで撮影した画像6枚を加算平均合成、赤道儀使用、ボディーマウント光害カットフィルターBMF-LPC01と市販のソフトフィルタを使用
※ すべてソフトウェアで画像処理を行っています。

「E-M1 MarkIII」の主な仕様

※ 本ページに掲載の作品は、すべてソフトウェアで画像処理を行っています。

基本情報

  • 製品
製品名 E-M1 Mark lll ASTRO ボディーマウントフィルター セット
  • レンズは付きません
希望小売価格 オープン
  • 本製品は受注生産となります。
発売日 2024年7月25日
主な同梱品 ボディーマウント光害カットフィルター(BMF-LPC01)、ボディーマウントソフトフィルター(BMF-SE01)、USBケーブル(CB-USB11)、ケーブルクリップ(CC-1)、ショルダーストラップ、取扱説明書、保証書、リチウムイオン充電池(BLH-1)、リチウムイオン電池急速充電器(BCH-1)
販売形態
  • 写真はイメージです