Kelly L Cox
Kelly L Cox
アメリカ
Kelley L Coxは、カリフォルニア大学バークレー校出身。学生時代に校旗を振り回しているフィールドで撮影していた頃からキャリアをスタートさせ、スポーツ写真の感情に訴える物語性のあるところに魅了された。USA Today Sports Imagesとのフリーランス契約でNBAファイナル、ワールドシリーズ、スーパーボウルの写真を撮り、サンフランシスコ・ベイエリアでのプロスポーツを定期的に取材している。また、KLC fotosの創立メンバー兼マネージャーとして、クライアント対応や写真家たちのサポートを中心に活動している。
OM-D E-M1Xによって、オリンパスのバリューがマイクロフォーサーズシステムと、写真家が求める高性能で軽量なカメラシステムであることを再認識しました。従来のOM-Dに比べると大きめのボディーですが、従来の一眼レフの握り心地に慣れた人にはとても馴染みやすい縦位置グリップ一体型形状になっています。
ほとんどのフィールドスポーツは、雨の中か日が照り注ぐ中で行われます。刻一刻と変化する環境の野外で撮影する私にとって、カメラの耐久性は重要です。改良されたE-M1Xの堅牢性とM.Zuiko PROレンズがあれば面倒なレインカバーをカメラに被せる必要もなく、突然の天候変化による影響を心配せずに試合の取材に集中できます。
スポーツ写真家として、私はカメラを数台使うことがよくありますし、ハドル(アメリカンフットボールのフィールド内での作戦会議)時の撮影用にはワイドレンズ、それ以外にはズームレンズなど、フィールドスポーツにはどちらのレンズも欠かせません。複数のレンズとボディーをバッグひとつに入れて持ち運ぶには、カメラシステムはコンパクトでなければいけません。マイクロフォーサーズシステムならではの軽量さのおかげで、カメラやレンズをいくつも肩からぶら下げて試合の取材をしても、重さによる体への負担は最小限に抑えられます。
フルサイズシステムと重たいレンズからマイクロフォーサーズに切り替えたところ、長い一日が終わった後の背中と首の疲れ方に歴然の差がありました。また、300mm(35mm判換算600mm)レンズを持ってサイドラインを動き回り、手持ちで撮影できたのは新しい発見でした。
素早く動く被写体を高精細かつ正確に捉えられるように、カスタムAFターゲットや進化した被写体追尾の設定など、オリンパスは技術向上へ献身的に励んでいることを示しました。さらに、優れた画質を提供する充実したZuikoレンズと組み合わせることで、オリンパスの技術はより真価を発揮します。
オリンパスのシステムを使うことで、クライアントが求める写真を適時に届けることができ、その制作プロセスも楽しみながら、これからも撮影を続けられると自信を持っています。