コツを学んで写真をもっと楽しく。Photo Technique for Fun 写真を学ぶ 写真を楽しむ 野鳥コツを学んで写真をもっと楽しく。Photo Technique for Fun 写真を学ぶ 写真を楽しむ 野鳥

自分の好きなものを追いかけながら、写真の世界をもっと楽しみたい!そんな思いをカタチにするために、テーマ別の撮影ポイントから、ちょっとしたステップアップのコツ、プロ並みの隠しワザまで、わかりやすく学べるサイトです。
さあ、今日から相棒のカメラと一緒に出かけましょう。

01 WILD BIRDS × LANDSCAPE 自然な情景の中で
野鳥を魅力的に写す

自然の中で暮らす野鳥の撮影は、
まわりの環境や情景をどのように取り込むかもポイント。
その野鳥がどんな大きさで、どんな習性を持って、
どんなふうに暮らしているか、写真で物語を表現しましょう。

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[ 基 本 ]シーンに合わせて
最適な構図を探る

自然の中の野鳥を撮影する際、大切にしたいのがシーンに合わせた構図です。ひと口に自然といっても、野鳥によって森に暮らすもの、海辺に暮らすものなど、生息域はそれぞれ。その野鳥がいるまわりの雰囲気をどう取り入れるか意識しながら、構図を決めていきましょう。この作品のように、花の上に乗るほど小さな野鳥なら、望遠レンズを使って花と鳥だけのシンプルな構成にすると、より野鳥のサイズ感が際立ちます。望遠レンズを使う時は背景をぼかすだけではなく、手前に「前ぼけ」を入れると、望遠レンズの特長である遠近方向の「圧縮効果」によって、写真上に奥行き感を出すことができます。

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OM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO +MC-20
1200mm相当(35mm判換算), 1/180秒, F8.0, ISO 400

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[ 応 用 ]情景を活かして
物語を入れ込む

野鳥撮影というと、鳥自体を少しでもアップして撮影したいと思うかもしれません。しかし、野鳥をとりまく情景をうまく活かして構図に取り込めば、見る側もその先の物語性を想像したり、野鳥の習性などについて理解を深めたりすることもできます。たとえばこの作品のように、背景に人物が映り込んでいれば、自然の中だけではない場面での人と野鳥の関係や距離感なども表現することができます。一枚の写真にさまざまな説明的要素を加えることができるのも、野鳥写真の魅力です。

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OM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
372mm相当(35mm判換算),1/200秒,F10.0,ISO 200

02 TEXTURE OF WILD BIRDS 光の向きを意識して
羽の質感を表現する

順光、逆光、それぞれの効果を活かした撮影をすると、
野鳥の繊細な羽などの描写がさらに鮮明になります。
また、露出補正で写真を明るくしたり、
暗くしたり調整することで、リアルな質感が表現できます。

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[ 基 本 ]「順光」「逆光」の
効果を利用する

被写体の野鳥に当たる光の向きを意識してみると、より羽の色や質感を忠実に再現することができます。こちらの作品のように、被写体の正面から光が当たる「順光」で撮影すると、野鳥の羽の形や柔らかそうな羽毛部分まではっきりと描写されます。また、空の青さなどもしっかり再現されるので、より忠実に目の前のシーンを記録することができます。反対に、被写体の背後から光が当たる「逆光」では、被写体の影がカメラ側に出るため、被写体正面は暗くなってしまいます。そのため、シルエットとして野鳥を表現したい時などに向いています。

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OM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
600mm相当(35mm判換算),1/4000秒, F4.0, ISO 400

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[ 応 用 ]露出補正で
羽をより鮮明に

この作品のように、薄い羽の透け感を出したい時は、順光より逆光がオススメです。被写体の背後から当たる光が薄い羽を透過することで、羽の質感をより際立たせてくれます。その際、露出補正で明るさをプラスすると、光に透かされた羽の透け感がさらに強調できます。

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OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14,
840mm相当(35mm判換算), 1/2000秒, F5.6, ISO 800

03 FEEL THE SEASON 季節や時間帯を
効果的に活かす

四季折々の自然や、朝日・夕日などの
時間帯を活かした撮影をする時は、大胆でドラマチックに。
背景の「色味」をより際立たせることで、
野鳥の印象もさらに効果的に演出できます。

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[ 基 本 ]色彩を強調して
季節感を演出

桜の中で舞うメジロや、雪の中のフクロウなど、四季折々に装いを変える自然の表情と野鳥を組み合わせて、季節感を表現してみましょう。花や雪そのものを写さなくても、季節感を感じさせるには「色」に注目するのがポイント。この作品は、野鳥が止まった木の背景が鮮やかなピンク一色になっています。これは望遠レンズを使って背景を大きくぼかすことで、花そのものは写っていなくても、その色の存在によって季節を想像させる手法です。

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OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
600mm相当(35mm判換算),1/1600秒, F4.0, ISO 400

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[ 応 用 ]朝日や夕日の中で
ドラマチックに

時間帯によって変わる「色」も、目の前の光景をドラマチックに変えてくれます。この作品では、夕日が映り込んだ水面の光を受けて、主役である野鳥をシルエットにしたことで、見る人に想像する余地を与える効果を狙っています。朝日や夕日などのあたたかな色味を強調したい時、一般的にはホワイトバランス(さまざまな光源に合わせて白いものが白く写るように調整する機能)を調整しますが、OM-Dのカラークリエイターを使えば、30段階の色相と8段階の彩度調整により、色のコントロールが精緻におこなえます。

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OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
600mm相当(35mm判換算),1/5000秒, F4.0, ISO 250

04 FLYING WILD BIRDS 飛び立つ瞬間などの
決定的な場面を捉える

野鳥が飛び立つ瞬間や、エサを捕える瞬間など、
不意に訪れるシャッターチャンスを逃さないために、
連写を有効に活用しましょう。

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[ 基 本 ]予想外の瞬間を
より良い形で

野鳥が魚を捕える瞬間は時間にしてほんの一瞬です。その一瞬を逃さず捉えるには、連続で撮影できる連写モードを選択しましょう。OM-Dの連写モードには「連写H」と「連写L」があり、動いている被写体を連写する時には、被写体の動きに合わせてピントを合わせるC-AF(コンティニュアスAF)を組み合わせて、連写中もAF(オートフォーカス)が働く「連写L」を使いましょう。より高速で連写したい場合は「連写H」がオススメですが、1枚目にピントを合わせた後はピント位置と露出が固定されます。そのため、この作品のように野鳥とカメラの距離は変わらず、魚の飛び上がりを狙う場面などでは、1秒間によりたくさんのコマ数が切れる「連写H」を試してみましょう。

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OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
300mm相当(35mm判換算), 1/1600秒, F3.5, ISO 400

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[ 応 用 ]プロキャプチャーモード
を使いこなす

野鳥が飛び立つ瞬間を捉えるには、シャッターボタンを半押しした段階で撮影を開始し、シャッターボタンを全押しした瞬間からさかのぼって記録してくれる「プロキャプチャーモード」がオススメ。こちらの作品のように、小型の野鳥が横方向に飛び立つ場合は、連写速度が速い「プロキャプチャーモード連写H」を使います。また、大型の野鳥が前後方向に飛び立つ場合には「プロキャプチャーモード連写L」とC-AF(コンティニュアスAF)を組み合わせると、AF/AE(オートフォーカス、自動露出)が連動するので、被写体が動いても自動でピントを合わせ続けます。フレーミングをする際は、これから飛んでいく方向に空間を空けておくのがポイント。羽ばたく間隔が速い野鳥の羽の動きを完全に止めるには、1/3000秒以上のシャッター速度を選びましょう。

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OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
800mm相当(35mm判換算),1/3200秒,F6.3,ISO 640

05 TELEPHONE SHOOTING 野鳥の撮影は
望遠レンズが強い味方

大空に羽ばたく野鳥たちを鮮明に撮影したり、
野鳥の細部をクローズアップしたりする時、
望遠レンズは強い味方になってくれます。

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[ 基 本 ]「圧縮効果」により
迫力を出す

望遠レンズの特長のひとつに「圧縮効果」があります。これは、手前の被写体と背景の距離を実際より近づいて見せる効果のことです。こちらの作品は、望遠レンズにテレコンバーター(レンズの焦点距離を伸ばすためのアダプターレンズ)を使用し、800mm(35mm判換算)で撮影しています。望遠レンズの「圧縮効果」によって、画面いっぱいに飛ぶ野鳥たちと遠くの山の稜線、さらにそこに沈もうとする太陽の距離をぐっと近くに見せています。それにより、実際よりも大きな太陽に向かって飛んでいるような迫力のある一枚になっています。

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OM-D E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
800mm相当(35mm判換算),1/2000秒,F5.6,ISO 200

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[ 応 用 ]豊富な望遠レンズで
クローズアップ撮影を

野生動物でもある鳥たちは、近づいて撮影することが難しい被写体のひとつです。そんな彼らの姿を細部まで克明に記録するためにも、望遠レンズの存在は欠かせません。OM-Dには約600mm(35mm判換算)を超える焦点距離を持つ望遠レンズのラインナップが豊富なので、野鳥撮影の幅を大きく広げてくれます。さらに、テレコンバーターを使えば、最大2000mm(35mm判換算)という超望遠の世界も楽しめます。小型軽量の超望遠レンズとカメラ本体の強力なボディー内手ぶれ補正により、手持ちによる超望遠での撮影が可能です。ふいに出会った野鳥も三脚を使わず、サッと手持ちで構えてシャッターチャンスを逃しません。

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OM-D E-M1X
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20,
1200mm相当(35mm判換算), 1/250秒, F8.0, ISO 200

野鳥撮影のマナー

野鳥撮影時の注意点

  • 1.撮影のために餌付けなどの環境の改変をしたり、録音した野鳥の声を流して誘引することはやめましょう。
    野鳥たちの自然な行動や生活を妨げてしまいます。
  • 2.営巣中の野鳥たちはとても敏感です。
    大勢で巣を囲むことや、巣やひな、巣立ち直後の幼鳥などの写真の撮影・公開は控えましょう。
  • 3.撮影地周辺の住民や、他の公園利用者への気遣いも忘れないようにしましょう。
  • 4.撮影地の情報の取り扱いは慎重に行いましょう。特に巣やねぐらのように、逃げ場がない状況では注意が
    必要です。(画像に付加されたGPS情報は、Olympus Workspace / Olympus Viewer で現像時に
    削除することが可能です。)
  • 5.野鳥たちは自然の中で暮らす生き物です。彼らの生活を邪魔しないよう、ゆとりをもって撮影しましょう。
    また、双眼鏡などを使ってよく観察することが、よりよい撮影に繋がります。
  • 6.野鳥撮影でフラッシュを使用すると、野鳥たちを驚かせてしまいます。暗い場所では、フラッシュ使用を避けて、ISO感度を上げて撮影しましょう。

OM-Dは
圧倒的な機動力と、
野鳥撮影に最適な
独自機能で、
絶好の一瞬を逃さない。

絶好の一瞬を逃さないための機動力

信頼性

撮影環境を選ばない

E-M1XE-M1X

E-M1Xあなたが選ぶベストカメラ賞

速写性

決定的瞬間を捕捉する

E-M1 Mark IIIE-M1 Mark III

E-M1 Mark III

軽快性

軽快に持ち運べる高性能

E-M5 Mark IIIE-M5 Mark III

E-M5 Mark III

OM-Dの
圧倒的な機動力を生み出すキーテクノロジー

優れた機動性を発揮する小型軽量システム

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防塵・防滴・-10℃耐低温構造

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あらゆる環境で思い通りの撮影を可能にする最高クラスの信頼性

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※動作環境の保証(当社試験方法による)はIPX1となります。

最先端技術の手ぶれ補正機構

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最大約7.5段*の補正を実現する、5軸シンクロ手ぶれ補正

*E-M5 Mark Ⅲは最大約6.5段になります。

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絶好の一瞬を逃さないための独自機能

鳥の瞳・頭部・全身を自動検出・追尾 「鳥認識AF」

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AI技術(ディープラーニング技術)を用いて開発したインテリジェント被写体認識AFに「鳥認識」を追加しました。鳥の瞳に対して優先的にピント合わせを行います。瞳が検出できない場合でも、頭部または全身を検出して追尾します。カメラが自動的に鳥を検出し、ピントを合わせ続けるため、フレーミングに集中して撮影できます。

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*カメラのファームウェア バージョン2.0以降対応

撮りたい瞬間を逃さない
「プロキャプチャーモード」

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シャッター半押しで記録を開始し、シャッター全押し時点からさかのぼって最大35コマ記録できます。プロキャプチャーモードを使えば、鳥が飛び立つ瞬間などを記録することが可能。ブラックアウトがなく、RAW撮影にも対応しています。

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*E-M5 Mark Ⅲでは最大14コマ記録できます。

被写体を捉えやすい
「121点オールクロス像面位相差AF」

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被写体の模様や動きに関わらず、高速・高精度でピントを合わせる121点オールクロス像面位相差AF。さらに、連写中の撮影画像のAF情報を活用することで、不規則に動く被写体でも素早く追従します。

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AFエリアを自由に配置できる
「カスタムAFターゲットモード」

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被写体の動きや位置に応じて、AFエリアを自由に配置できるカスタムAFターゲットモード。AFエリアは、縦11点・横11点から任意の奇数を選択して設定できます。AFエリアの移動ステップは、縦・横それぞれ3段階で選択できます。

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被写体やシーンにあわせて設定できる
「C-AF追従感度設定」

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C-AFの追従感度を5段階で設定可能。変則的な速度で前後に動く被写体にはプラス方向、狙いたい被写体の前を横切る障害物の影響を受けにくくしたい場合はマイナス方向に設定すること
で、最適な追従性能での撮影が可能です。

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AF駆動距離範囲を設定できる
「AFリミッター」

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すべてのレンズに任意のAF駆動範囲を最大3つまで設定できるAFリミッターを搭載。ガラスや網越しでの撮影時に、AF駆動範囲を決めることで、捉えたい被写体に狙いを集中して撮影できます。

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AF/AE追従最高18コマ/秒*
「高速連写」

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高速画像処理エンジン、高速センサーを搭載することで、AF/
AE追従連写撮影(静音連写Lモード)時に、有効画素2037万画素で最高約18コマ/秒を実現。連写中のライブビュー表示も可能で、動きの速い被写体も快適にフレーミングできます。

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*E-M5 Mark Ⅲでは最高10コマ/秒になります。

屋外でのレンズ交換でも安心
「ダストリダクションシステム」

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OMデジタルソリューションズがいち早く開発し、信頼と実績を積み重ねてきたダストリダクションシステム。30,000回/秒以上で振動させてゴミやホコリを瞬時に除去するSSWF( スーパーソニックウェーブフィルター)により、ホコリが舞う環境下でも安心してレンズ交換が行えます。

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野鳥撮影に便利な
「アクセサリー」

外付けドットサイト照準器

EE-1

野鳥など超望遠レンズで、遠くの被写体を撮影する際のフレーミングを快適にサポートします。

希望小売価格:16,500円(税込)

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双眼鏡

8 x 42 PRO /
10 x 42 PRO

分光透過率最大94%以上の明るく抜けの良い、自然でシャープな見えを実現した双眼鏡。防水防曇構造で様々なアウトドアシーンに対応します。

希望小売価格:オープン価格

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