Volume 8 日本人の頭を悩ます「チップ事情」 「チップ上手」になるには アン:もし外国を旅行していて、よくわからなかったら、ほかの人たちがどうしているか観察してみて、そうしたら「チップを渡しているかな?」とか「チップは渡していないかな?」といったことがわかることもあると思うわ。 マイケル:常に注意して周りを見ていること。それが大切だね。 アン:そうね。さっき話していたことに戻ると、アメリカや西欧の国、あるいはチップを支払うことが当然とされている国に旅行するのはすごく面倒くさいとみんな思うけど、それははっきりしない要素があるからよね。 マイケル:そのとおり。 アン:つまり、幾らチップを渡していいのかわからない。だからもし、2ドルか3ドルとされている、とわかっていれば、そうすればいいだけ、そうよね? でもわからないということが難しいところなのよね。それと時々耳にするのは、一方では、日本にチップの習慣がないのはその方が楽だからというのもあるけど、もう一方では、物価がずっと高いから、ある意味で、チップが値段に含まれているようなものだ、ということ。 マイケル:うん。だけど僕だったら、これから旅行する人に、ためらわずに尋ねよう、と言いたいね。そんなに─ アン:でも、これからチップを渡そうとしている相手に聞いちゃだめよ。 マイケル:そうとは限らないよ、でも僕は、その、そうしてもいいと思うな、だって、観光客なら相手も観光客だってわかってくれるし、僕はそうしたことがあるよ。 アン:私も時々尋ねたことがあるの、例えば外国を旅行していて、ホテルのフロントの人とかそういった所で尋ねたわ。 マイケル:そうだね。 アン:どうしたらいいのか教えてもらえますか、今日一日、出掛けるんだけど、よくわからないんです、ってね。そうすれば、どんなふうにすればいいかわかるもの。 マイケル:実際のところ、それはすごくいい方法だと思うな。そういったことに関しては、ホテルは素晴らしい情報源だから。 アン:そう、そう。さてと、今月もご一緒できてとてもうれしかったです。次回もご一緒できるのを楽しみにしています。アンでした。 マイケル:マイクでした。 アン:次回またお会いしましょう。さようなら。 マイケル:さようなら。 (訳:鈴木香織)