Volume 18 ドレスコードあれこれ 正装する機会 アン・スレーター:皆さん、こんにちは。Cultural Crossroadsの今月号へようこそ。1月号ですね。アンです。 マイケル・リース:マイクです。こんにちは。 アン:皆さんとまたご一緒できて、とてもうれしいです。さて、今月は服装、そしてドレスコードについて話します。実はマイケルに、ちょっとイングランドの事情を聞きたいの。子どものころはどんな感じだったのかしら、例えば、どういうときに正装する必要があったかとか、もっとカジュアルだったのか、どんな感じだった? マイケル:僕が子どもだったころに多分、必ずちょっとかしこまった服装が必要な場として一つ覚えているのは、間違いなく結婚式だね─男性はいうまでもなくスーツを着て、そして女性はきれいなドレスを着て正装する機会だ。僕の理解では、アメリカの結婚式は、すごくフォーマルなものから極端にカジュアルなものまで、何でもありなんだよね。 アン:そうなの。例えば、ビーチでの結婚式では、全員はだしで─すごくカジュアルな服装で参加する、なんていうのもあるわ。 マイケル:イギリスでは、結婚式はもっとフォーマルな傾向が強いと思うな。カジュアルな結婚式もあるんだけど、ただ、ビーチでの結婚式向きのお天気の日がないんだよね、実のところ。 アン:それから、あれはどうかしら、気付いたんだけど、今となっては随分前の、ロイヤルウエディングの時、すごくたくさんの帽子を見掛けたの。あれはアメリカ人から見たら、とても珍しいわ。もちろん、時には帽子をかぶるけど、少なくともあの日に見掛けたほどではないわね。 マイケル:そうだな、一般的に言って、イギリスの人も帽子はかぶらないし、結婚式に行っても、ほとんどの式で、多分、帽子は見掛けないかな。でも、ある特定の行事やある種のイベントは、ある意味で、かなり階級を限定したものなんだ。今回はロイヤルウエディングだし、ある程度、こうしたカテゴリーに当てはまる行事のときは、そうじゃないときよりも、もう少しフォーマルになる傾向があるんだ。 (訳:鈴木香織)