Volume 16 ティータイムでリラックス 日本独自の飲み物 アン:ところで、日本で面白いのは、両方ともすごく多くの人に飲まれてるでしょう? 紅茶もコーヒーも。 マイケル:そうだね。紅茶もコーヒーも。そして、もちろん日本茶には長い歴史がある。僕は日本に来た時には知らなくって、日本茶と昔からなじみのある普通の紅茶が同じものだとはわからなかったんだ。ただ加工の仕方や製法が違うだけなんだよね。でももちろん、全然違う風味に感じる、それって面白いよね。 アン:そうよね、本当に。これはどう思う? ほら、自動販売機で買える─とっても日本的よね─缶コーヒーと缶紅茶。種類もたくさんあって、例えば缶のミルクティーとか缶のカフェオレとかね。あなたは好き? マイケル:実は好きなんだ。初めて日本に来た時は、すごく気に入って、「うわ、これすごい。缶入りのコーヒーや紅茶だなんて!」と思ったものさ。それが熱いと知って二重に驚いたね。その、温かいと言った方がいいかな。缶コーヒーは時々飲むよ。あまりコーヒーの味がするとは思えないけど。 アン:うん。コーヒーの味じゃないわ。あなたの言うとおりだと思う。別のカテゴリーの飲み物だと思わないとね。 マイケル:そうだね。独特の風味があるよね。 アン:そうね。 マイケル:でも悪くはない。 アン:その、甘過ぎるわ。それが、私が缶コーヒーの唯一の難点だと思うところ。 マイケル:確かに、すごく甘くしてあるね。 アン:すごく甘い。それが意外なの、一般的に、日本では何でも甘さが控えめだから。例えばデザートとかね。ところでイギリスで─もしかすると、あなたも聞いたことがあるかもしれないけど─日本人女性がオーナーのティーショップがあって大成功しているんですって。 マイケル:聞いたことあるよ。 アン:それって、ものすごいことよね、だって日本人女性が居て、そして紅茶やティーショップというのはイギリスがすごく得意な分野の一つでしょう。でも彼女が(賞を)勝ち取ったんだもの。 マイケル:そのとおりだけど、それはつまり、紅茶がすごく国際的な飲み物だということの証しなんだよ。 アン:そうね。万国共通の飲み物よね。世界的な飲み物だわ。さてと。皆さんとご一緒できてうれしかったです。来月もご一緒できるのを楽しみにしています。 マイケル:本当に。少しの間、さようなら。 アン:おいしい紅茶かコーヒーを一杯、味わってくださいね。 マイケル:そうだね、何でも好きなものを。何でも好きなものを飲んでください。 アン:さようなら。 マイケル:さようなら。お元気で。 (訳:鈴木香織)