Volume15 さまざまな言語 るつぼの中の言葉 アン:それでアメリカでのことを思い出したわ。例えば、私が子どものころはそれほどでもなかったけど、カリフォルニアと、もちろん南西部でも、どんどんスペイン語が話されるようになってきているの。スペイン語圏の人がアメリカのそういった地域にどんどん入ってくるにつれてね。だから、スペイン語が学生の間ですごく人気の履修言語になっているのよ、まさに最近のアメリカでは、とても多くの状況でスペイン語がすごく役に立つから。 マイケル:なるほど。イギリスでも同じような感じだよ。文化的背景の違ういろんな地域から来た人が(イギリスに)いるからね。だから、どこか大都市に行けば、こうした、さまざまな言葉を耳にすることになる。特に今は、もちろん、EUへの統合が進んで、EU加盟国に対して労働とか居住の規制が解除されているから。だからもし今、ロンドンに行って、コーヒーショップに行けば、ほとんどの店はイタリア人が経営してるよ。まるでイタリアにいるみたいなんだ。 アン:そうなの。 マイケル:イタリア語訛り(の英語)が聞こえてくるし、イタリア語を話しているのもたくさん耳にする。配管工も─たくさんのポーランド人の配管工がイギリスで働いていると思うな。だから本当にいろんな文化が交じってるんだ。さてと、ここでちょっと問題。いいかい。そろそろお別れの時間だよね。さようならって(外国語で)どう言うのか、考えてみよう。じゃあ、ドイツ語でさようならは? アン:アウフヴィーダーゼーン。 マイケル:すごい。フランス語では? アン:そうね、いろんな言い方があるわ。オールボワールとかアビアントとか…… マイケル:すごいなあ。じゃあウェールズ語は? 何か思い付く? アン:ウェールズ語? わからないわ。それはあなたが…… マイケル:書き留めてきたんだ。 アン:まあ、それは良かった。 マイケル:でもどう発音するのか見当がつかないんだ、ハハハ。H-W-Y-L。 アン:じゃあ、皆さん、 H-W-Y-L。 マイケル:皆さん、 H-W-Y-L。 アン:さて。今月もまた皆さんとご一緒できて楽しかったです。次回もご一緒できるのを楽しみにしています。 マイケル:本当に。じゃあ英語で言います、さようなら、お元気で。 アン:さようなら。 (訳:鈴木香織)