Volume 13 アウトドアの楽しみ 屋外での活動 アン・スレーター:皆さんこんにちは、7月号のCultural Crossroadsへようこそ。アンです…… マイケル・リース:マイクです。 アン:また皆さんとご一緒できて、とてもうれしいです。さてとマイク…… マイケル:うん。 アン:今月のトピックは屋外での活動、ね。屋外での活動についてどう思う? マイケル:そうだね、正直に言うと、僕は外で何もしない方が好きなんだ。 アン:あら。 マイケル:僕はあまり活動的な人間じゃないけど、外にいるのはとても好きなんだよ、特に一年のこの時期はね。 アン:暑過ぎるということはない? マイケル:暑過ぎるということはないね、暑いのは大好きだよ。 アン:ああ、そうだったわね。 マイケル:日本の暑さは大好きさ。でもイギリスでも、この時期は、前にも話したようにいい季節なんだよね。日がすごく長いんだ。夜の9時か9時半まで暗くならない。だからうれしいことに、一日が長くてとてもたくさんのことができるんだよ。だけど僕は、ただ草の上に寝そべって、太陽の光を楽しむ方が好きだな。君はどう? アン:そうね、どうかしら。子どものころのことを考えてみると、結構いろんなことをしたわ。それは、一つにはカリフォルニアだったから、ということもあると思う。あそこの気候は、それほど寒くなることがないし、私が住んでいた所では雪が降らなかったの。だから、冬になるとクロスカントリースキーに出掛けたり、そういうことをしたわ。いつだったかスノーキャンプをしたのを覚えてる。またやりたいとはあまり思わないけどね、ハハハ。 マイケル:ハハハ。 アン:一日中クロスカントリースキーをして、夜はキャンプなのよ。今までに雪の中でキャンプしたことある? マイケル:いやいや、一度もないね。でも子どものころは、いつもキャンプに行ってたよ。キャンプの思い出はたくさんある。イギリスのキャンプというと、少なくとも当時は、かなり質素なものだったんだ。今あるような施設はまったくなかった。例えば、「トイレはどこ?」「向こうの茂みの裏だよ」みたいな感じ。ものすごく簡素だったんだ。でも子どものころは、そういうのが大好きだったけど。今はテントを持っていて、だから家族でキャンプに行くのが好きなんだ。でも日本ではちょっと勝手が違うね。 アン:どうして? マイケル:うん、日本のキャンプでは、あらん限りの設備を備えたがるから。トイレはそこにある。必要なものを何でも買えるお店がある。水道がしっかり通っている。それから…… アン:不便な生活を送るわけではないのね? マイケル:不便な生活じゃないんだよ、それってキャンプじゃないよね。 アン:でも小さな子どもがいたら、その方が楽そうだけど、ハハハ。 マイケル:うん、ハハハ、確かにちょっと楽になるね。でも子どもがもう少し大きくなったら、もう少し人里離れた、あまり人の訪れないちょっとした場所を見つけてキャンプに連れて行くのがいいんじゃないかな。 (訳:鈴木香織)