オリンパス ボイストレック DM4「取扱説明書」 この度は、オリンパス ボイストレックDM4をお買い上げいただき、ありがとうございます。DM4は、以下「本機」と略します。 この「取扱説明書」は、本機の主な機能と使い方を説明したもので、付属の取扱説明書の内容をすべて網羅しているものではありません。 その点をご理解、ご了承いただいた上で、ご使用の前に付属の取扱説明書も併せてご確認くださいますよう、お願い申し上げます。 また、この「取扱説明書」の内容は、2011年6月現在のものです。 目次 1. はじめに 2. 準備しましょう 2.1 電池パックを入れる 2.2 各部の位置と働き 2.2.1 操作面について 2.2.2 右そく面について 2.2.3 左そく面について 2.2.4 上がわの面について 2.2.5 底面について 2.2.6 背面について 3. セットアップしましょう 3.1 充電について  3.1.1 電池の持続時間の目安について 3.2 電源を入れる 3.3 日付・時刻を合わせる 3.4 音声ガイドを設定する 4. 基本的な操作 4.1 ホームメニューについて 4.1.1 ホームメニューでのボタン操作について 4.1.2 ホームメニューへの戻りかた 4.2 録音してみよう 4.2.1 録音用フォルダに録音する 4.2.2 キーワードを指定して録音する 4.2.3 録音を一時停止するには 4.2.4 録音中の音声を聞く、録音モニター機能について 4.3 再生してみよう 4.3.1 録音用フォルダからファイルを選んで再生する 4.3.2 録音した日付からファイルを選んで再生する 4.3.3 キーワードからファイルを選んで再生する 4.3.4 早送りをするには 4.3.5 早戻しをするには 4.3.6 ファイルの頭出しをするには 4.4 消去する 4.4.1 ファイル表示画面で消去する 4.4.2 ファイルリストから消去する 5. 本機の各設定 5.1 ホームメニューの「メニュー」から設定を行う 5.2 録音、再生、停止中にメニューの設定を行う 5.3 録音に関する設定 5.3.1 「マイク感度設定」について 5.3.2 「録音モード設定」について 5.3.3 「録音レベル設定」について 5.3.4 「指向性マイク設定」について 5.3.5 「ローカットフィルタ設定」について 5.3.6 「VCVA設定」設定について 5.3.7 「録音シーン設定」について 5.3.8 「タイマー録音設定」について 5.3.9 「フォルダ名設定」について 5.4 再生に関する設定 5.4.1 「ノイズキャンセル設定」について 5.4.2 「ユーフォニー設定」について 5.4.3 「音声フィルタ設定」について 5.4.4 「リピート再生設定」について 5.4.5 「ランダム再生設定」について 5.4.6 「再生スピード設定」について 5.4.7 「スキップ間隔設定」について 5.4.8 「再生シーン設定」について 5.5 表示や音に関する設定 5.5.1 「バックライト設定」について 5.5.2 「LED設定」について 5.5.3 「ビープ音設定」について 5.5.4 「言語選択設定」について 5.5.5 「音声ガイド設定」について 5.5.6 「アラーム再生設定」について 5.6 ファイルに関する設定 5.6.1 「キーワード設定」について 5.6.2 「ファイルロック設定」について 5.6.3 「ファイル移動・コピー設定」について 5.6.4 「ファイル分割設定」について 5.6.5 「プロパティ設定」について 5.7 システムに関する設定 5.7.1 「ファンクションキー設定」について 5.7.2 「メモリ選択設定」について 5.7.3 「システム待機設定」について 5.7.4 「オートパワーオフ設定」について 5.7.5 「時計設定」について 5.7.6 「USB設定」について 5.7.7 「設定リセット」について 5.7.8 「初期化設定」について 5.7.9 「メモリ情報」について 5.7.10 「システム情報」について 5.8 ブックに関する設定 5.8.1 「スキップモード設定」について 5.8.2 「文字コード設定」について 5.8.3 「テキスト言語設定」について 6. ミュージックを楽しむ 6.1 音楽ファイルを本機に転送する 6.2 音楽ファイルを再生する 7. ポッドキャストを楽しむ 7.1 ポッドキャストコンテンツを本機に転送する 7.2 ポッドキャストコンテンツを再生する 8. デイジー図書を楽しむ 8.1 CDプレーヤーと接続してデイジー図書を本機に取り込む 8.2 オリンパスソノリティーを使ってデイジー図書を本機に転送する 8.3 デイジー図書を再生する 9. オーディオブックを楽しむ 9.1 オーディオブックコンテンツを本機に転送する 9.2 オーディオブックコンテンツを再生する 10. テキストスピーチを使う 10.1 テキストファイルを本機へ転送する 10.2 テキストファイルを再生する 11. そのほかの機能を使う 11.1 ピクチャー機能について 11.1.1 画像を取り込む 11.1.2 画像を見る 11.1.3 画像を消去する 11.2 スケジュール機能について 11.2.1 カレンダーを表示させる 11.2.2 カレンダー表示の切り替え 11.2.3 カレンダー画面での操作 11.2.4 スケジュールを登録する 11.2.5 スケジュールを編集する 11.2.6 スケジュールを削除する 11.2.7 ボイスメモを登録する 11.2.8 ボイスメモを削除する 11.2.9 スケジュールリスト画面から音声ファイルを再生する 11.2.10 スケジュールを初期化する 11.3 音声認識機能について 11.3.1 音声コントロールを使う 11.3.2 音声コマンドを使う 1. はじめに 本書の内容については将来予告なしに変更する場合があります。 本書の著作権はオリンパス株式会社、およびオリンパスイメージング株式会社が所有しております。本書を無断で複製したり、複製物を無断で配布したりすることは著作権法により禁じられています。 本取扱説明書に記載されているすべてのブランド名または商品名は、それらの所有者の商標または登録商標です。 2. 準備しましょう ここでは電池を入れて、本機を使用するための準備を説明します。 2.1 電池パックを入れる 付属のリチウムイオン電池の入れかたを説明します。 電池は、当社製リチウムイオン電池LI-50Bを一個使用します。それ以外の電池は使用できません。 お買い上げ時には、電池パックおよび電池カバーは本機と別に梱包されています。ご使用になる前に、次の手順で本機に装着してください。 電池パックを入れる背面を上にして、電池の入る部分を下側になるように持ってください。次に、電池パックを持ちます。 四角い形状をした電池パックの面の中で、三箇所のへこみがある部分を確認します。 上面の左側にへこみがある方向で電池パックを持ちます。 再び本機を裏返した状態で、電池パックが入る部分を下側にして持ち、電池パックを本体の収納部分に上方向にずらしながら入れます。 収納部分の左上の端子部と、電池パックの左上の端子部が突き当たったら、浮き上がっている電池パックの下の部分を優しく上から押し込むと、スムーズに電池パックを収納できます。 電池カバーは、両端に小さな突起がある方を上にして、膨らんでいる方を表にして持ちます。 電池カバーの両側と電池パック収納部の両側があわさるように重ねて、下から押し上げるように電池カバーをスライドさせて完全に閉めます。 電池カバーの回りをさわって、隙間なく閉まっていることを確認しましょう。 ご注意: 電池の向きを反対に入れても装着できますが、この場合は電源が入りませんので、もう一度正しく入れ直してください。 2.2 各部の位置と働き 本機を操作するための各種ボタンとディスプレイが配置されている広い面を「操作面」と呼びます。操作面の中には内蔵ステレオマイクなどが配置されている網目の部分があります。 本機を操作する際は、網目の部分が上になるようにして持ちます。 操作面を正面にして、操作面の上側の面を「上面」、操作面の下側の面を「底面」、右側の側面を「右そく面」、左側の側面を「左そく面」、操作面の裏側を「背面」と呼びます。 2.2.1 操作面について 本機の正面にあたる操作面のボタンについて説明します。 つるつるした広い面は、ディスプレイです。 その下に三つ並んだボタンがあります。これらはファンクションボタンです。 左側がF1ボタン、中央がF2ボタン、右側がF3ボタンです。 F1ボタンとF2ボタンはお好みの使用方法にあわせて割り当てを変更できます。 割り当てたボタンの操作は、録音または再生時に可能になります。 本機の使い方にあわせてお好みの設定を登録できます。 F3ボタンは本機の動作中にメニュー設定に入るためのボタンとして使います。 ファンクションボタンの設定については、「5.7.1 ファンクションキー設定について」で説明します。 ファンクションボタンのすぐ下に大きな細長いボタンが左右に一つずつあります。 左側が停止ボタンです。録音や再生を停止させるときに使います。右側は録音ボタンです。 停止ボタンと録音ボタンのすぐ下に、楕円のボタン群があります。 上下のボタンで音量の調節ができます。上ボタンを押すと音量が大きくなり、下ボタンを押すと音量が小さくなります。 左ボタンと右ボタンは、短く押すと前後のファイルへスキップし、押し続けると早戻し・早送りができます。 この、上・下・左・右ボタンはメニュー表示上でのカーソル移動などにも使用します。 このボタン群の中央にある楕円形のボタンがOKボタンです。 ファイルの再生や、メニュー設定で選んだ項目を確定するときに使用します。 2.2.2 右そく面について 本機の右そく面のボタンについて説明します。 一番上の角に、直径一センチほどの四角形で内部がくぼんでいるざらざらした部分があります。これが内蔵ステレオマイクで、左そく面の同じ位置にもあります。 本機はステレオで録音できます。右そく面にあるマイクはRチャンネル用です。 その下にある小さいボタンはボイスボタンです。このボタンは音声認識機能の操作で使います。音声認識機能については、「11.3音声認識機能について」で説明します。 ボイスボタンの下に、突起がある長方形のスライドスイッチが電源・ホールドスイッチです。電源を入れるには電源・ホールドスイッチを下方向にスライドさせてから離します。 この電源・ホールドスイッチを上方向へスライドさせると、ホールド状態になります。 ホールド中は現在の状態を保ち、ボタンやスイッチ操作を受け付けなくなります。 持ち運ぶときなどに便利です。 ホールド状態を解除するときは電源・ホールドスイッチを下方向にスライドさせてから離します。 右そく面の一番下の角にある穴がストラップ穴です。付属のストラップを通す穴です。 2.2.3 左そく面について 本機の左そく面について説明します。 一番うえの角に、直径1センチほどの四角形で真ん中がくぼんでいるざらざらした部分があります。これが左側の内蔵ステレオマイクです。左そく面にあるマイクはLチャンネル用です。 その下に直径3ミリほどの小さな穴があります。これはイヤホンジャックです。 付属のステレオイヤホンを使用するときに、この端子に差し込みます。 イヤホンジャックの下にあるのがマイクロSDカードのカバーです。カバーをあけるとマイクロSDカードの差し込み口があります。本機では内蔵メモリのほかに、市販のマイクロSDカードをご使用になれます。 2.2.4 上がわの面について 本機の上がわの面について説明します。 左右に内蔵マイクがあります。真ん中に直径3ミリほどの小さな穴があります。 これはマイクジャックです。外部マイクや他の機器を接続し、音声を録音できます。 ご注意: マイクジャックへの抜き差しは、録音中に行わないでください。 2.2.5 底面について 本機の底面について説明します。 操作面を上にして、四角い穴と小さな穴が横に二つ並んでいます。 左側がUSB接続端子です。本機に付属のUSB接続ケーブルを繋ぎ、パソコンに接続して音声データやコンテンツデータをパソコンとやり取りできます。 右側にある穴は電源ジャックです。本機に付属のACアダプタを接続して充電することができます。また長時間録音や、時間がかかる作業をおこなう場合には、ACアダプタのご使用をおすすめします。 2.2.6 背面について 本機の背面について説明します。 背面中央から右よりにある網目の部分がスピーカーです。 背面中央から下が電池カバーになります。 3. セットアップしましょう ここでは本機の時計を合わせるなどの、本機を使用するための準備について説明します。 3.1 充電について 電池を充電するには、付属のACアダプタをお使いになるか、付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンと接続して充電をしてください。電池が消耗したら充電してください。 3.1.1 電池の持続時間の目安について 当社試験法による、本機の電池持続時間の目安です。使用方法や条件により大きく変わります。 録音モードをPCMモードで録音した場合は、約13時間。 MPスリーモードで録音した場合は、約25時間。 ステレオXQモードで録音した場合は、約24時間の持続時間が目安となります。 内蔵スピーカーを使用して再生した場合は、録音モードにかかわらず、約12時間から13時間の持続時間が目安になります。 イヤホンを使用して再生した場合は、録音モードにかかわらず、約20時間から22時間の持続時間が目安になります。 ご注意: リチウムイオン電池の性質上、新しく購入した電池や長期間使用していない電池は、充電が完全にされない場合があります。この場合は充放電を2、3回くり返してください。 3.2 電源を入れる 電源を入れるには、本機の右そく面にある電源・ホールドスイッチを下に2秒以上スライドさせてから離します。本機の電源が入ったことを、サウンドでお知らせします。 ホーム画面が表示されたら本機が使えるようになります。 電源を入れて停止状態のまま初期設定の10分以上経過すると、オートパワーオフモードが有効になり、電源がオフになります。オートパワーオフモードを解除するには、再度電源を入れてください。オートパワーオフモードについての設定は、「5.7 システムに関する設定」の中で説明します。 電源を切るときは、電源・ホールドスイッチを下方向にスライドさせて、1秒以上経ってから離します。 3.3 日付・時刻を合わせる ご購入後初めてお使いになるときや、電池交換などで15分以上電池を抜いた後に電源を入れると、「時計を設定してください」と音声でお知らせすることがあります。操作面にある上・下・左・右ボタンとOKボタンで設定します。 この設定では音声コントロール機能が使えます。ボイスボタンを押しながら、本機の内蔵ステレオマイクに向かって、年・月・日・時・分をゆっくり言ってください。音声を認識すると自動的に日時の設定が行われます。OKボタンを押すと設定が確定し、時計が動き始めます。 3.4 音声ガイドを設定する 日付・時刻をあわせると、「音声ガイドが必要ない場合は、オフを選択してください」とアナウンスが流れ、「音声ガイド設定」に移行します。 上ボタンまたは下ボタンを押すたびに、「オン」または「オフ」と現在選んでいる内容を音声でお知らせします。「音声ガイド設定」を有効にする場合は「オン」を選んでOKボタンを押してください。 本説明書では「音声ガイド設定」が「オン」の状態であることを前提に説明します。 これでセットアップは完了です。本機は操作できる状態になっています。 初めてお使いになるときは、ホームメニューの「レコーダー」が選ばれている状態で停止しています。 以降も、電源を入れるとホームメニューの「レコーダー」が選ばれている状態から起動します。 4. 基本的な操作 本機のレコーダーとしての、録音・再生・消去の基本的な操作方法について説明します。 4.1 ホームメニューについて 本機の電源を入れると、ホームメニューが表示されます。 ホームメニューは各モードへの入り口になります。 上から、「レコーダー」、「ミュージック」、「ポッドキャスト」、「ブック」、「ピクチャー」、「スケジュール」、「メニュー」の順番で並んでいます。 4.1.1 ホームメニューでのボタン操作について ホームメニューでのボタンの操作について説明します。 本機がホームメニューの状態では、F1ボタンを押すと、日付と時刻を表示し、音声でもお知らせします。 F2ボタンを押すと、電池残量を音声でお知らせします。 F3ボタンは、ファイルを再生中にホームメニューに入った場合に、元の再生画面に戻るときに使います。 ホームメニューから各モードに移行するには、上ボタンまたは下ボタンを押してモードを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。選んだモードに入ります。 4.1.2 ホームメニューへの戻りかた 各モードへ移行して、操作を進めたあとに、もう一度ホームメニューに戻る場合は次のいずれかの方法で戻れます。 1.ホーム画面以外の状態から、ホーム画面に戻る場合は、停止ボタンを2秒以上押してください。 2.本機がいずれかのモードで操作中の状態で、F3ボタンを押します。ポップアップのメニュー設定に移行します。下ボタンを押して、「ホーム」を選び、OKボタンを押します。ホームメニューに戻ります。 4.2 録音してみよう 4.2.1 録音用フォルダに録音する 録音を始める前に、ホームメニューの「レコーダー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に上ボタンまたは下ボタンを押して「フォルダA」から「フォルダE」の音声録音用フォルダを選んでください。「フォルダA」はプライベート用、「フォルダB」は仕事用といったように、録音する内容によって使い分けると便利です。 録音するフォルダを選んだら、録音したい方向に内蔵ステレオマイクを向けます。 録音ボタンを押してください。録音が始まります。 録音を停止するときは、停止ボタンを押します。 4.2.2 キーワードを指定して録音する 録音を始める前にあらかじめ録音する内容のキーワードを指定して録音できます。録音する内容によってキーワードを使い分けると便利です。キーワードを指定して録音すると、録音したファイルを再生するときに探しやすくなります。 ホームメニューの「レコーダー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 録音用フォルダがリスト表示されます。この時にF1ボタンを押して「キーワードなし」と音声ガイドが鳴ることを確認してください。キーワードのリスト表示に移行します。 上ボタンまたは下ボタンを押して指定したいキーワードを選び、録音ボタンを押してください。録音が始まります。 録音したファイルには、自動的に指定したキーワードがつけられ、キーワードリストで管理されます。 録音したファイルは、「フォルダA」の中に保存されます。もし「フォルダA」がいっぱいの場合は、「フォルダB」に保存されます。 4.2.3 録音を一時停止するには 録音中に録音ボタンを押すと録音を一時停止します。もう一度録音ボタンを押すと一時停止が解除されます。 4.2.4 録音中の音声を聞く、録音モニター機能について 付属のイヤホンを本機のイヤホンジャックに差し込むと、録音中の音声を聞くことができます。録音を開始すると録音中の音声がイヤホンから流れます。録音している内容を確認しながら録音できます。録音モニターの音量は上ボタンまたは下ボタンで調整できます。 4.3 再生してみよう 4.3.1 録音用フォルダからファイルを選んで再生する 本機で録音したファイルをフォルダ指定して絞りこみます。 再生を始める前にホームメニューの「レコーダー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に上ボタンまたは下ボタンを押して「フォルダA」から「フォルダE」の音声録音用フォルダを選んでください。 再生したい音声ファイルのあるフォルダを選び、OKボタンを押します。フォルダ内のファイルがリストになって収納されているので、上ボタンまたは下ボタンを押して再生したいファイルを選びます。「音声ガイド設定」の「ファイルガイド」設定が「オン」になっていると、ファイルのタグ情報を音声ガイドでお知らせします。 再生したいファイルを選び、OKボタンを押してください。再生が始まります。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生しているファイルの途中で停止します。 4.3.2 録音した日付からファイルを選んで再生する 録音した日付を指定して絞りこみます。 ホームメニューの「レコーダー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。録音用フォルダがリスト表示されます。 この時にF1ボタンを押して、音声ガイドが日付を読み上げることを確認してください。 日付のリスト表示画面に移行します。 上ボタンまたは下ボタンを押して録音した日付を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。指定した日付に録音されたファイルがリスト表示されますので、上ボタンまたは下ボタンを押して再生するファイルを選び、OKボタンを押してください。再生が始まります。 4.3.3 キーワードからファイルを選んで再生する 本機で録音したファイルに付けたキーワードを指定して絞りこみます。 ホームメニューの「レコーダー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。録音用フォルダがリスト表示されます。 この時にF1ボタンを押して「キーワードなし」と音声ガイドが読み上げることを確認してください。キーワードのリスト表示に移行します。 上ボタンまたは下ボタンを押して録音した日付を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。指定した日付に録音されたファイルがリスト表示されますので、上ボタンまたは下ボタンを押して再生するファイルを選び、OKボタンを押してください。再生が始まります。 4.3.4 早送りをするには 再生中に右ボタンを押し続けると早送りになります。ボタンから手を離したところから再生が再開します。 停止中に右ボタンを押し続けると早送りになります。再生したい場所でボタンから手を離して、OKボタンを押すとその位置から再生を始めます。 4.3.5 早戻しをするには 再生中に左ボタンを押し続けると早戻しになります。ボタンから手を離したところから再生が再開します。 停止中に左ボタンを押し続けると早戻しになります。再生したい場所でボタンから手を離して、OKボタンを押すとその位置から再生を始めます。 4.3.6 ファイルの頭出しをするには 停止中または再生中に右ボタンを押すと、次のファイルの頭出しをします。 再生中に左ボタンを押すと、再生中のファイルの頭出しをします。 停止中に左ボタンを押すと、ひとつ前のファイルの頭出しをします。 再生中に左ボタンを2回押しても、ひとつ前のファイルの頭出しをします。 再生に関するご注意: 再生中に頭出しをした場合、ファイルの途中にインデックスマークがついているときは、 その位置でいったん停止します。ただし、停止中に頭出しをした場合、インデックスマークの位置は飛び越されます。 再生中に頭出しをしたときに、「スキップ間隔設定」が「ファイルスキップ」以外に設定されている場合、設定時間分だけスキップまたは逆スキップして再生を開始します。 「スキップ間隔」については、「5.4.7 スキップ間隔設定について」で説明します。 4.4 消去する 本機は4通りの消去方法があります。 現在再生しているファイルを消去する方法、 ファイルのリストから1件ずつ選んで消去する方法、 選んだフォルダ内にあるすべてのファイルを消去する方法、 フォルダごと消去する方法です。 消去方法の操作はディスプレイを見ながらの操作となりますので、すべての消去方法の説明を省きます。ご了承ください。 ここでは現在再生しているファイルの消去方法と、ファイルリストから選んで消去する方法を説明します。 4.4.1 ファイル表示画面で消去する 収録されている内容を確認しながらファイルを選ぶときは、消去したいファイルを選びOKボタンを押してください。現在選んでいるファイルの再生が始まります。このとき左ボタンまたは右ボタンを押すと前後のファイルへスキップします。消去したいファイルのところで停止ボタンを押します。 消去したいファイルを選んだ後、F3ボタンを押します。ポップアップメニューに入ります。 次に上ボタンを1回押します。「消去」と音声でお知らせします。そのままOKボタンまたは右ボタンを押します。ファイル消去モードに入ります。 もう一度上ボタンを押します。「1件消去」と音声でお知らせします。 OKボタンまたは右ボタン押します。続けて上ボタンを押します。「消去を開始します」と音声でお知らせします。 最後にもう一度OKボタンを押すと、ファイル消去を実行し、「消去しました」と音声でお知らせします。 4.4.2 ファイルリストから消去する 消去したいファイルをファイルのリストから選び消去します。 消去したいファイルのあるフォルダを選び、OKボタンを押します。フォルダ内に収録されているファイルがリスト表示されます。上ボタンまたは下ボタンを押して、消去したいファイルを探します。音声ガイドでファイルのタブ情報を読み上げますので、読み上げる録音日時やファイル名をたよりに消去するファイルを選んでください。 消去するファイルを選んだら、F2ボタンを押します。ファイル消去モードに入ります。 もう一度上ボタンを押します。「1件消去」と音声でお知らせします。 OKボタンまたは右ボタン押します。続けて上ボタンを押します。「消去を開始します」と音声でお知らせします。 最後にもう一度OKボタンを押すと、ファイル消去を実行し、「消去しました」と音声でお知らせします。 消去に関するご注意: 一度消去したファイルは元に戻すことができません。 本機にマイクロSD カードを入れた場合、操作する記録メディアが「内蔵メモリ」または「マイクロSD カード」のどちらか間違えないよう必ず確認してください。 ファイルロック設定のあるファイルや読み取り専用に設定されているファイルは消去されません。 消去モード状態で8 秒間操作を行わないと停止状態に戻ります。 データが破損する恐れがありますので、処理中には次のような操作は絶対にしないでください。また、処理中に電池が切れることのないように、電池残量を十分に確認してください。 1.処理中にAC アダプタを抜く。 2.処理中に電池を取り外す。 3.記録メディアが「マイクロSD カード」の場合、処理中にマイクロSD カードを取り外す。 「レコーダー」、「フォルダA」から「フォルダE」および「ミュージック」、「ポッドキャスト」、「ブック]フォルダ内の「デイジー」、「オーディオブック」、「テキストスピーチ」は消去できません。 本機で認識できないファイルがある場合は、そのファイルおよびファイルのあるフォルダは消去されません。パソコンに接続して消去してください。 5. 本機の各設定 本機に関するさまざまな機能設定ができます。メニューの各項目は次の方法で設定が可能です。 5.1 ホームメニューの「メニュー」から設定を行う ホームメニューでのメニュー設定では、録音に関する「録音設定」、再生に関する「再生設定」、表示や音に関する「表示・音設定」や、本機のシステムに関する「システム設定」が行えます。録音や再生をする前にあらかじめ本機の各設定を行うことができます。 ホームメニューで上ボタンまたは下ボタンを押して「メニュー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押してメニューに入ります。メニュー項目がリスト表示されます。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押してメニュー項目を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。メニュー内の設定項目がリスト表示されます。 次に上ボタンまたは下ボタンを押して設定したい項目を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。設定の選択画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、設定を変更したら、OKボタンを押して設定を完了します。設定が確定されたことを音声でお知らせします。 引き続き他の設定を行う場合は、上ボタンまたは下ボタンで項目を選び、先ほどと同じ手順で設定を行ってください。 設定の途中で間違えた場合、左ボタンまたはF1ボタンを押すと、ひとつ前に戻ります。 設定が完了したら、最後にF3ボタンを押して、メニューを終了します。 ホームメニューに戻ります。 5.2 録音、再生、停止中にメニューの設定を行う 本機が動作中でもメニューの設定を行えます。動作中でのメニュー設定では、「録音設定」、「再生設定」のほかに、ファイルの管理に関する「ファイル設定」が行えます。 録音中、再生中、一時停止中または停止中にF3ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押してメニュー項目を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。メニュー内の設定項目がリスト表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して設定したい項目を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。設定の選択画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、設定を変更したら、OKボタンを押して、設定を完了します。設定が確定されたことを音声でお知らせします。 設定の途中で間違えた場合、左ボタンまたはF1ボタンを押すとひとつ前に戻ります。 最後にF3ボタンを押して、メニューを終了します。 録音または再生中にメニューに入った場合、F3ボタンを押すと、録音または再生を中断させることなく元の画面に戻れます。 5.3 録音に関する設定 録音に関するさまざまな設定を行います。 録音設定には、「マイク感度」、「録音モード」、「録音レベル」、「指向性マイク」、「ローカットフィルタ」、「VCVA」、「録音シーン」、「タイマー録音」、「フォルダ名」の各設定があります。 5.3.1 「マイク感度設定」について マイク感度設定では、使用目的に合わせて内蔵ステレオマイク感度の切り替えができます。設定の選択肢は、「高感度」、「標準感度」、「低感度」の三つです。 「高感度」は、最も録音感度が高く、大人数の会議など、遠くの音や小さな音の録音に適しています。 「標準感度」は、打合せや少人数の会議などの録音に適しています。 「低感度」は、最も録音感度が低く、口述録音に適しています。 5.3.2 「録音モード設定」について 録音モード設定では、ステレオまたはモノラルの録音方式の選択のほか、音質を重視して録音したり、録音時間を重視して録音できます。目的に合わせて録音モードをお選びください。 設定の選択肢は、「PCM」形式の48キロヘルツと44.1キロヘルツの二種類。 「MPスリー」形式の、320キロbps、256キロbps、192キロbps、128キロbpsの四種類。「WMA」形式の、ステレオXQ、ステレオHQ、ステレオSP、HQ、SP、LPの六種類から選べます。 5.3.3 「録音レベル設定」について 録音レベル設定では、本機の録音レベルを自動で調整するか、手動で調整するかを設定できます。 設定の選択肢は、「オート」と「マニュアル」です。 「オート」を選ぶと、録音レベルを自動で調整して録音します。 「マニュアル」を選ぶと、録音中または録音一時停止中に、左ボタンまたは右ボタンを押して録音レベルを調整できます。 5.3.4 「指向性マイク設定」について 指向性マイク機能はダイマジック社のDVM技術を使用しています。 DVM は任意の方向からの音を強調して録音することが可能な収音システムです。 広がりのあるステレオ録音から指向性の高い録音まで、内蔵ステレオマイク一つで切り替えを可能とした、最新の指向性制御方式です。 設定の選択肢は、モノラル録音の高指向性の録音ができる「ズーム」。 指向性のあるステレオ感で録音できる「ナロー」。 広がりのあるステレオ感で録音できる「ワイド」と、設定をしない「オフ」の四つです。 5.3.5 「ローカットフィルタ設定」について ローカットフィルタ設定では、録音時に低周波音をカットし、音声をよりクリアに録音するローカットフィルタ機能を搭載しています。エアコンの空調音やプロジェクターなどのノイズを低減できます。 設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 5.3.6 「VCVA設定」について VCVAとは、設定した音声起動レベルよりも大きな音声を感知すると自動的に録音が始まり、音声が小さくなると自動的に録音を一時停止する機能です。会議中の長い沈黙などを自動的にカットして録音することによりメモリを節約できます。 設定の選択肢は、VCVA設定の「オン」または「オフ」と、待機モニター設定の「オン」または「オフ」があります。 待機モニターの設定で待機モニターを「オン」にすると、VCVA録音が待機中の間はイヤホン出力が出なくなります。 イヤホンを接続して録音をモニターする場合、VCVA録音の起動状態が音声の出力で確認できます。 5.3.7 「録音シーン設定」について 録音シーン設定では、録音する場面や状況にあわせた録音設定を、口述録音、会議録音、講義録音のテンプレートから選べるほか、現在お好みで設定している録音設定を保存できます。 設定の選択肢は、「口述録音」、「会議録音」、「講義録音」、「ユーザー設定1」から「ユーザー設定3」の六つです。 5.3.8 「タイマー録音設定」について タイマー録音設定では、設定した時間に録音を行うタイマー録音を設定できます。 お好みの設定を「予約1」から「予約3」の三件まで登録できます。 設定では、予約機能のオン・オフや、タイマー録音の曜日と開始・終了時刻の設定、録音のマイク感度の設定、録音場所のメモリ選択と録音フォルダの指定、録音ファイルのキーワードの割り付けができます。  また、タイマー録音の開始・終了時刻の入力設定は、音声コントロールでおこなえます。ボイスボタンを押しながら開始時刻と終了時刻を言うと音声認識機能により自動的に設定がおこなえます。 5.3.9 「フォルダ名設定」について フォルダ名設定では、音声録音用の「フォルダA」から「フォルダE」のフォルダ名は、テンプレートにあらかじめ登録されている名前に変更できます。 テンプレートの選択肢は、「車、電車、飛行機、仕事、取材、出張、会議、講演、授業、メモ、記録、電話録音、会話、趣味、レッスン、語学学習、楽器演奏、イベント、フォルダAからフォルダE」です。 5.4 再生に関する設定 再生するファイルや用途に合わせて、再生音質や再生スピードなどさまざまな設定ができます。 再生設定には、「ノイズキャンセル」、「ユーフォニー」、「音声フィルタ」、「リピート再生」、「ランダム再生」、「再生スピード」、「スキップ間隔」、「再生シーン」の各設定があります。 5.4.1 「ノイズキャンセル設定」について ノイズキャンセル設定では、録音した音声が聞き取りにくいときに、周囲の雑音を低減し、よりクリアな音質で再生します。 設定の選択肢は、「ハイ」、「ロウ」、「オフ」の三つです。 「ハイ」または「ロウ」を設定すると、周囲の雑音を低減し、よりクリアな音質で再生できます。 5.4.2 「ユーフォニー設定」について ユーフォニー設定では、お好みに合わせレベル調整できます。 本機は帯域補正、拡張技術と仮想音源処理技術を組み合わせた最新のサラウンド方式「ユーフォニーモバイル」を搭載しています。 ヘッドフォン再生において、自然な拡がり感以外に、圧迫感や密閉感などを感じにくくし長時間視聴でも疲れにくいという優れた特徴を備えています。 設定の選択肢は、低音域を強調した「パワー」、より広がり感のある「ワイド」、自然な帯域補正と音場の広がりを実現する「ナチュラル」と、設定をしない「オフ」の四つです。 5.4.3 「音声フィルタ設定」について 再生または早聞き・遅聞き再生時に、低音域と高音域成分をカットし、音声をよりクリアに強調する音声フィルタ機能を搭載しています。 設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 5.4.4 「リピート再生設定」について リピート設定では、お好みに合わせてリピート再生の設定ができます。 設定の選択肢は、一つのファイルを繰り返し再生する「1ファイル」、選んでいるファイルリスト内のファイルを繰り返し再生する「リスト」と、設定をしない「オフ」の三つです。 5.4.5 「ランダム再生設定」について ランダムの設定では、表示されているファイルリストをランダムに再生する設定ができます。設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 5.4.6 「再生スピード設定」について 再生スピード設定では、再生スピードを50パーセントから600パーセントの間で変更できます。会議の内容を早聞きしたり、語学学習で聞き取れなかった箇所を遅聞きするなど、必要に応じて切り替えてください。 5.4.7 「スキップ間隔設定」について スキップ間隔設定は、再生中のファイルを設定した間隔だけ送る、または戻して再生する機能で、再生位置をすばやく移動したり、短いフレーズを繰り返し再生するときに便利です。 設定の選択肢は、「スキップ」と「逆スキップ」です。 「スキップ」を選んだ場合は、「ファイルスキップ」、「10秒スキップ」、「30秒スキップ」、「1分スキップ」、「5分スキップ」、「10分スキップ」からスキップ間隔を選べます。 設定した間隔分だけ送って再生を開始します。 「逆スキップ」を選んだ場合は、「ファイルスキップ」、「1秒スキップ」から「5秒スキップ」、「10秒スキップ」、「30秒スキップ」、「1分スキップ」、「5分スキップ」、「10分スキップ」から逆スキップ間隔を選べます。 設定した間隔分だけ戻って再生を開始します。 5.4.8 「再生シーン設定」について 再生シーン設定では、本機で録音した音声ファイルやパソコンから取り込んだ音楽ファイルを、音質や再生方法にあわせて、お好みの再生設定を保存できます。 お好みで設定した再生設定は「ユーザー設定1」から「ユーザー設定5」の5つ登録できます。 5.5 表示や音に関する設定 表示・音設定では、本機のディスプレイの表示や音に関する設定をおこないます。 表示・音設定には、「バックライト」、「LED」、「ビープ音」、「言語選択」、「音声ガイド」、「アラーム再生」の各設定があります。 5.5.1 「バックライト設定」について ディスプレイのバックライト点灯時間などを設定できます。 本機の無操作状態が続くと、自動的にディスプレイの照明がオフになります。照明オフになるまでの時間や明るさを設定できます。 設定は、「点灯時間設定」が、「5秒」、「10秒」、「30秒」、「1分」、「常時点灯」から選べます。 「微灯時間設定」が、「30秒」、「1分」、「2分」、「5分」、「常時微灯」から選べます。 「輝度設定」は、「輝度1」から「輝度3」の間で設定できます。 5.5.2 「LED設定」について 本機のLED表示ランプを点灯しないように設定できます。 設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 5.5.3 「ビープ音設定」について 本機は、ボタン操作を知らせたり誤操作を警告したりするときに、ビープ音が鳴ります。 ビープ音を出したくないときは鳴らないように設定できます。 設定は「オフ」から「音量5」の間でおこなえます。 5.5.4 「言語選択設定」について 言語選択の設定では、日本語による表示と音声ガイドと、英語による表示と音声ガイドを選べます。 5.5.5 「音声ガイド設定」について 音声ガイド設定は、本機の操作状況やファイルのタグ情報を音声でアナウンスする機能です。各アナウンスの「オン」または「オフ」、スピードや音量を調節してご使用ください。 設定は、「メニューガイド」、「ファイルガイド」、「スピード設定」、「音量設定」です。 「メニューガイド」は、メニュー設定を音声でガイドします。 「ファイルガイド」は、ファイルのタグ情報を音声でガイドします。 「スピード設定」は音声ガイドのスピードを設定します。設定は「50パーセント」から「600パーセント」の間で変更できます。 「音量設定」は、音声ガイドの音量を設定します。設定は「音量1」から「音量5」の間でおこなえます。 ご注意: 電源をオン・オフする際の起動音と終了音は、「音声ガイド設定」の「メニューガイド」の設定を「オフ」にすると解除されます。 「音声ガイド設定」の「音量設定」で、起動音と終了音の音量も設定されます。 ファイル再生中は、「音声ガイド設定」の「スピード設定」が無効になります。 5.5.6 「アラーム再生設定」について アラーム再生とは、設定した時刻にアラーム音を鳴らし、アラームが鳴っている間にいずれかのボタンを押すと、あらかじめ設定したファイルを再生する機能です。 お好みの設定を「予約1」から「予約3」の三件まで登録できます。 設定では、予約機能のオン・オフや、アラーム再生の曜日と開始時刻の設定、再生の音量設定、アラーム音の指定、再生ファイルの指定ができます。  また、アラーム再生の開始時刻の入力設定は、音声コントロールでも行えます。 ボイスボタンを押しながら開始時刻を言うと音声認識機能により自動的に設定がおこなえます。 5.6 ファイルに関する設定 本機内のファイルに関する設定をおこないます。 ファイル設定には、「キーワード」、「ファイルロック」、「ファイル移動・コピー」、「ファイル分割」、「プロパティ」の各設定があります。 5.6.1 「キーワード設定」について キーワード設定は、本機で録音した音声ファイルにキーワードを付けて管理できます。 テンプレートにあらかじめ登録されているキーワードから選べます。 テンプレートの選択肢は、「キーワードなし、車、電車、飛行機、仕事、取材、出張、会議、講義、授業、メモ、記録、電話録音、会話、趣味、レッスン、語学学習、楽器演奏、イベント」です。 5.6.2 「ファイルロック設定」について ファイルロック設定では、ファイルにファイルロックをかけることにより、重要なファイルの誤消去を防止できます。消去ロックをかけたファイルは、フォルダ内のファイル全てを消去しても消去されません。 設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 5.6.3 「ファイル移動・コピー設定」について ファイル移動・コピー設定は、内蔵メモリまたはマイクロSDカードに保存されているファイルを、メモリ内で移動したりコピーできます。またメモリ間のファイル移動またはコピーも可能です。 設定の選択肢は、「本体内へ移動」、「本体内へコピー」、「マイクロSDカードへ移動」、「マイクロSDカードへコピー」です。 移動またはコピーするファイルの選択は、指定した1件のみ選択する、「1件」。 複数のファイルを選択する「複数件」。 フォルダ内のファイルを全て選択する、「全件」から選べます。 ファイルの移動またはコピーの操作は、次の通りです。 あらかじめ移動またはコピーしたいファイルが収録されているフォルダを選びます。 フォルダを選んだ状態で、F3ボタンを押します。ポップアップメニューに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「ファイル設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。ファイル設定メニューに入ります。 続けて上ボタンまたは下ボタンを押して、「ファイル移動・コピー設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 移動またはコピーの方法を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、移動またはコピーする件数を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 「1件」を選んだ場合は、上ボタンまたは下ボタンでファイルを選び、OKボタンを押します。移動またはコピー先のフォルダ選択画面に移行します。 「複数件」を選んだ場合は、上ボタンまたは下ボタンで移動またはコピーするファイルを選び、OKボタンを押します。同じように次のファイルを選び、OKボタンで確定します。 ファイルを選び終えたら、F2ボタンを押して選択を決定します。 移動またはコピー先のフォルダ選択画面に移行します。 「全件」を選んだ場合は、直接移動またはコピー先のフォルダ選択画面に移行します。 「レコーダー」または「ミュージック」から移動またはコピー先のフォルダを選び、OKボタンを押します。「レコーダー」を選んだ場合は、「フォルダA」から「フォルダE」のいずれかを選び、F2ボタンを押します。 移動またはコピーが完了したことを音声でお知らせします。 5.6.4 「ファイル分割設定」について ファイル分割設定では、容量の大きいファイルや録音時間の長いファイルを分割して管理・編集しやすくできます。ファイル分割できるファイルは本機で録音したPCM形式、MPスリー形式のみです。 ファイル分割の操作は、次の通りです。 ファイル分割をしたいファイルを選びます。 ファイルを再生または早送りし、分割する位置で再生を停止します。 ファイルを分割したい位置でファイルを停止したら、F3ボタンを押します。ポップアップメニューに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「ファイル設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。ファイル設定メニューに入ります。続けて上ボタンまたは下ボタンを押して、「ファイル分割」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、上ボタンを押して「開始」を選び、OKボタンを押します。ファイル分割を開始します。「分割しました」と音声でお知らせします。ファイル分割が完了します。 5.6.5 「プロパティ設定」について プロパティでは、メニュー画面からファイルやフォルダの情報を確認できます。 プロパティでは、音声ガイドは機能しません。 5.7 システムに関する設定 本機のシステムに関するシステム設定について説明します。 システム設定には、「ファンクションキー設定」、「メモリ選択」、「システム待機」、「オートパワーオフ」、「時計設定」、「USB設定」、「設定リセット」、「初期化」、「メモリ情報」、「システム情報」の各設定があります。 5.7.1 「ファンクションキー設定」について ファンクションキー設定では、本機のF1ボタンとF2ボタンをお好みの使用方法にあわせて割り当てを変更することができます。割り当てたボタンの操作は、録音または再生時に可能になります。 設定の選択肢は、「オフ」、「ABリピート」、「リピート」、「消去」、「ランダム」、「表示切替」、「再生スピード」、「リスト」、「インデックス」です。 5.7.2 「メモリ選択設定」について メモリ選択設定では、マイクロSDカードを入れると、内蔵メモリに記録するかマイクロSDカードに記録するかを選べます。用途にあわせて記録するメディアを変更できます。 5.7.3 「システム待機設定」について 本機の電源を切らずに停止状態のままディスプレイ表示を消し、システム待機モードにする設定ができます。 設定の選択肢は、「オン」または「オフ」です。 待機状態から再起動させるには、電源・ホールドスイッチをオンにしてください。システム待機状態から高速起動で本機が復帰します。 ご注意 システム待機中は電池を消耗しますので、電池残量にお気をつけください。 [オートパワーオフ] の設定を[オフ]以外の時間に設定し、さらに[システム待機]の設定を[オン] に設定した場合は、[オートパワーオフ]の設定時間になると、本機は自動的にシステム待機状態になります。 システム待機状態は最大で24 時間まで有効です。最大時間を経過すると、本機は自動的に電源が切れます。 5.7.4 「オートパワーオフ設定」について オートパワーオフ設定では、電源を入れて停止状態のまま初期設定の10分以上を経過すると、電源がオフになります。 移行時間は、「5分」、「10分」、「30分」、「1時間」、「2時間」、「3時間」、「オフ」の中から選んで設定できます。 5.7.5 「時計設定」について 日付と時刻を設定しておくと、「いつ録音した」という情報がファイルごとに自動で記録されます。録音したファイルの管理を容易にするために、あらかじめ設定しておくことをおすすめします。 この設定では音声コントロール機能が使えます。 ボイスボタンを押しながら、年・月・日・時・分を言うと自動的に設定できます。 5.7.6 「USB設定」について USB設定では、付属のUSBケーブルを使い、パソコンと接続してファイルの送受信などをおこなう「PC接続」や、USB接続ACアダプタを接続して充電をおこなう、「ACアダプタ接続」のほかに、用途にあわせてUSBクラスの切り替えが可能です。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「USB接続設定」または「USBクラス設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。選んだ設定に入ります。 「USB接続設定」を選んだ場合の選択肢は、「PC接続」、「ACアダプタ接続」、「毎回確認」の3つです。 「PC接続」は、付属のUSBケーブルを使ってパソコンに接続するときの設定です。 「ACアダプタ接続」は、付属のUSB接続ケーブルと別売りのUSB接続ACアダプタに接続するときの設定です。  「毎回確認」は、本機をUSB接続するごとに接続方法を確認する設定です。 「USBクラス設定」を選んだ場合の選択肢は、「ストレージ」と「コンポジット」です。 「ストレージ」を設定すると、接続したパソコン側から外部記憶装置として認識されます。 「コンポジット」を設定すると、接続したパソコンの外部記憶装置やUSBスピーカー、USBマイクとして使うことができます。 なお、「ストレージ」または「コンポジット」設定で初めて本機をパソコンに接続すると、ドライバがパソコンに自動的にインストールされます。パソコンに接続中は本機のディスプレイに「PCと接続中です」と表示されています。 ご注意: 「USB接続設定」を「PC 接続」にしたままUSB接続ACアダプタを接続すると、本機のディスプレイに「PCと接続中です」と表示されます。 「USB接続設定」を「ACアダプタ接続」にしたままパソコンに接続すると、パソコン側から認識されません。 「コンポジット」に設定してもパソコンに外部記憶装置として認識されない場合は、「ストレージ」に切り替えてください。 5.7.7 「設定リセット」について 設定リセットでは、各種機能を工場出荷時の初期設定に戻します。 設定は、「開始」を選び、OKボタンを押すと、設定リセットが開始され各種設定が初期設定に戻ります。 ご注意: 設定リセット後の時計設定やファイル番号については、初期設定には戻らず設定リセット前の設定を保持します。 5.7.8 「初期化設定」について 初期化すると記録されているファイルはすべて消去されます。 大切なファイルはパソコンに転送してから初期化してください。 設定は、メニューから「システム設定」を選び、上ボタンまたは下ボタンを押して「初期化」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して、初期化する記録メディアを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。記録メディアの選択肢は、「内蔵メモリ」か「マイクロSDカード」です。 次に、上ボタンを押して、「開始」を選び、OKボタンを押します。「初期化を開始します」と音声でお知らせします。 もう一度上ボタンを押して、「開始」を選び、OKボタンを押します。初期化が開始されます。 初期化が完了したことを音声でお知らせします。初期化の完了です。 ご注意: 本機にマイクロSD カードを入れた場合、操作する記録メディアが「内蔵メモリ」または「マイクロSDカード」のどちらなのか間違えないよう必ず確認してください。 データが破損する恐れがありますので、処理中には次のような操作は絶対にしないでください。また、処理中に電池が切れることのないように、電池残量を十分に確認してください。 1.処理中にAC アダプタを抜く。 2.処理中に電池を取り外す。 3.記録メディアが「マイクロSDカード」の場合、処理中にマイクロSD カードを取り外す。 本機をパソコンから初期化することは絶対にしないでください。 初期化をすると、ファイルロックをかけたファイルや読み取り専用ファイルを含む既存のデータはすべて消去されます。 各種機能の設定を初期設定に戻す場合、「システム設定」の「設定リセット」を操作してください。 本機での初期化はクイックフォーマットとなります。初期化や削除でマイクロSD カードまたは内蔵メモリの記録内容を消しても、完全にはデータ消去されません。 廃棄の際には、カードを破壊するなど、個人情報が流失しない対策をとることをお奨めします。 5.7.9 「メモリ情報」について メモリ情報では、メニュー画面から記録メディアの記録可能残量や容量を確認できます。 記録メディアの残量と容量を表示します。上ボタンまたは下ボタンを押して、「内蔵メモリ」または「マイクロSDカード」のどちらかにカーソルをあわせると、メモリ内の残量と容量を音声でお知らせします。 5.7.10 「システム情報」について システム情報では、メニューから本機の情報を確認できます。ディスプレイに、モデル名、バージョン、シリアル番号が表示され、音声でもお知らせします。 5.8 ブックに関する設定 本機の「デイジー」フォルダ内に取り込まれているデイジー図書のファイルスキップ間隔を設定する「スキップモード」設定や、「テキスト」フォルダ内に取り込まれているテキストファイルの文字コードを変更する「文字コード」設定と、テキストファイルを読み上げる言語を選択する「テキスト言語」の設定がおこなえます。 各設定は、次の手順でおこないます。 ホームメニューの「ブック」を選びOKボタンまたは右ボタンを押します。次にF3ボタンを押して、ポップアップメニューに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して「ブック設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押してブックメニューに入ります。メニュー項目がリスト表示されます。 次に上ボタンまたは下ボタンを押して設定したい項目を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。設定の選択画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、設定を変更したら、OKボタンを押して設定を完了します。設定が確定されたことを音声でお知らせします。 設定が完了したら、最後にF3ボタンを押して、メニューを終了します。 5.8.1 「スキップモード設定」について デイジー図書は、章、節、項、ページなどの単位によって区切られており、ある場所から次の場所へとすばやく移動できます。移動可能な単位は、章、節、項、ページ以外にもグループやフレーズ、ブックマークもあります。コンテンツファイルの再生の仕方にあわせてお好みのスキップモードを設定できます。 設定の選択肢は、「セクション」、「グループ」、「ページ」、「フレーズ」、「ブックマーク」の五つです。「セクション」を選んだ場合は、さらに「レベル1」から「レベル6」までスキップするセクションのレベルを選べます。 ご注意: デイジー図書によっては区切られる単位に該当する場所がない場合があります。 5.8.2 「文字コード設定」について 本機の「テキスト」フォルダ内に取り込んだテキストファイルの文字コードにあわせて表示用文字の設定を切り替えることができます。様々な環境で作られたテキストファイルの読み上げに対応するために、必要に応じて文字コードを変換してお使いください。 設定の選択肢は、「ANSI」、「UTF-8」、「UTF-16」の三つです。 5.8.3 「テキスト言語設定」について 本機の「テキスト」フォルダ内に取り込まれているテキストファイルを読み上げる時の言語を選択できます。 設定の選択肢は、「日本語」または「英語」です。 ご注意: 「表示・音設定」の「音声ガイド設定」が「オン」の場合、「テキスト言語」の切り替えはできません。あらかじめ「音声ガイド設定」を「オフ」にしてから「テキスト言語」の設定をおこなってください。 「音声ガイド設定」が「オン」の場合、「テキスト言語」の読み上げ言語は「音声ガイド設定」と同じになります。 レコーダーとしての基本操作と設定についての説明は以上です。 ここからはレコーダー以外の使い方について説明します。 6. ミュージックを楽しむ ミュージック機能について説明します。 お好みの音楽ファイルを本機に転送して管理します。 ミュージックプレーヤーとしていつでもお楽しみいただけます。 6.1 音楽ファイルを本機に転送する 音楽ファイルを本機に転送するには、本機に付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンに接続します。 パソコンの画面上にリムーバブルディスクとして認識した本機を開き、「ミュージック」フォルダに取り込みたいコンテンツのファイルをコピーします。 6.2 音楽ファイルを再生する ホームメニューの「ミュージック」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に上ボタンまたは下ボタンを押して、ファイル検索方法を選びます。 ファイル検索方法は、音楽ファイルのアーティスト名を指定して曲を絞り込む「アーティスト」。 取り込まれているアルバムからアルバム名を指定して絞り込む「アルバム」。 取り込まれているすべての曲をリスト表示して絞り込む「すべての曲」。 「ミュージック」 フォルダ内にあるすべてのファイルとフォルダをリスト表示して直接絞り込む「ブラウズ」。 最近再生したファイルを日付が新しい順に並べ替えてファイルをリスト表示して絞り込む「最近聴いた曲」。 再生した回数の多いファイルを、日付が新しい順に並べ替えてファイルリスト表示して絞り込む「再生回数」。 プレイリストを表示して絞り込む「プレイリスト」の七つの項目から再生したいファイルを探せます。 再生したい音楽ファイルを選んだら、OKボタンを押します。再生が始まります。 再生中の音量は上ボタンで大きくなり、下ボタンで小さくなります。 再生中に右ボタンを短く押すと、次のファイルへスキップします。 押し続けると早送りになり、ボタンから手を離したところから再生が始まります。 再生中に左ボタンを短く押すと、ファイルの先頭に戻り、もう一度短く押すと前のファイルにスキップします。押し続けると早戻しになり、ボタンから手を離したところから再生が始まります。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生していたファイルの途中で停止します。 7 ポッドキャストを楽しむ 本機に同梱のCDロムに含まれているソフトウエアの、オリンパスソノリティーを使って、ポッドキャストコンテンツを取り込み、本機のポッドキャストフォルダに転送してお楽しみいただけます。 本機にコンテンツを転送するには、オリンパスソノリティーに予めコンテンツを登録しておく必要があります。 オリンパスソノリティーの詳しい使い方は、オリンパスソノリティーのオンラインヘルプをご参照ください。 7.1 ポッドキャストコンテンツを本機に転送する オリンパスソノリティーの初期設定では、本機に付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンに接続すると、オリンパスソノリティーを起動し、自動でコンテンツが本機の「ポッドキャスト」フォルダに転送されます。 7.2 ポッドキャストコンテンツを再生する 本機に取り込んだポッドキャストファイルを再生します。 ホームメニューの「ポッドキャスト」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押して聞きたいプログラムのタイトルを選び、OKボタンを押します。 プログラム内にあるファイルがリスト表示されます。現在カーソルのあるコンテンツのタイトルを音声でお知らせします。上ボタンまたは下ボタンを押して再生したいコンテンツを選び、OKボタンを押します。 選んだポッドキャストファイルの再生を始めます。 再生中の音量は上ボタンで大きくなり、下ボタンで小さくなります。 再生中に右ボタンを短く押すと、次のファイルへスキップします。 押し続けると早送りになり、離した所から再生が始まります。 再生中に左ボタンを短く押すと、ファイルの先頭に戻り、もう一度短く押すと前のファイルにスキップします。 押し続けると早戻しになり、ボタンから手を離したところから再生が始まります。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生していたファイルの途中で停止します。 8 デイジー図書を楽しむ デイジー図書は、デジタル録音図書の国際標準規格として広く普及しており、音声にテキストや画像を同期させて再生できるコンテンツです。本機では、音声とテキストを同期させて再生します。 本機にデイジー図書ファイルを取り込むには、二通りの方法があります。 8.1 CDプレーヤーと接続してデイジー図書を本機に取り込む USB端子を内蔵し、USB ストレージクラスをサポートしているCDドライブと本機を接続し、デイジー図書ファイルをCDから直接取り込むことができます。 取り込みを始める前に、あらかじめCDドライブにデイジー図書CD を入れてください。 本機に付属のUSB接続ケーブルをCDドライブと接続します。 次に、ホームメニューの「ブック」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。  下ボタンを一度押して「デイジー取り込み」を選びOKボタンを押します。 デイジー図書CDに収録されているデイジー図書ファイルが自動的に本機へ取り込まれます。 取り込まれたデイジー図書ファイルは「ブック」の「デイジー」内に保存されます。 ご注意 本機で取り込めるデイジー図書ファイルは、デイジー2.0または2.02のバージョンで構成されたファイルが対象です。 8.2 オリンパスソノリティーを使ってデイジー図書を本機に転送する 予めオリンパスソノリティーに、デイジー図書ファイルを取り込みます。 本機に付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンに接続して、デイジー図書を転送します。 オリンパスソノリティーの詳しい使い方は、オリンパスソノリティーのオンラインヘルプをご参照ください。 8.3 デイジー図書を再生する 本機に取り込んだデイジー図書ファイルを再生します。 ホームメニューの「ブック」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 「デイジー」にカーソルがあることを音声でお知らせします。 引き続きOKボタンまたは右ボタンを押します。ディスプレイには「デイジー」フォルダ内に取り込まれているデイジー図書のタイトルがリスト表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して、再生したいタイトルを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、選択したデイジー図書の見出しリストが表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して再生したい見出しを選び、OKボタンを押します。 選んだデイジー図書の再生を始めます。 デイジー図書には、本の章、節、項、などの切れ目となる箇所に、「見出し」と呼ばれる印がつけられています。ある見出しから次の見出しまでのひとかたまりを「セクション」と呼びます。このセクションの先頭のフレーズが「見出し」となります。 またデイジー図書では、章、節、項、ページなどの単位によって区切られており、ある場所から次の場所へとすばやく移動できるようになっています。 デイジー図書を再生中に、左ボタンを短く押すと一つ前の節に戻り再生します。 右ボタンを短く押すと一つ後の節にとんで再生します。 本機ではデイジー図書に対して、章、節、項、ページなど移動させる間隔を設定できます。 「ブック設定」の「スキップモード」設定でスキップ間隔を設定した場合は、デイジー図書の再生中に、左ボタンまたは右ボタンを押すと設定した間隔で移動します。 「スキップモード」については「5.8.1 スキップモード設定について」を参照してください。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生していたファイルの途中で停止します。 9 オーディオブックを楽しむ オーディオブックとは、耳で聴く本のことです。書籍を音声化したファイルで、本機などのプレーヤーでいつでもどこでも手軽に「聴く読書」が楽しめます。「電車の移動中などの時間で本を聴く」、「家事をしながら本を聴く」、「ジョギングしながら本を聴く」という形で、色々なライフスタイルにオーディオブックを活用できます。 9.1 オーディオブックコンテンツを本機に転送する オーディオブックファイルを本機に転送するには、本機に付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンに接続します。 パソコンの画面上にリムーバブルディスクとして認識した本機を開き、「オーディオブック」フォルダに取り込みたいコンテンツのファイルをコピーします。 9.2 オーディオブックコンテンツを再生する 本機に取り込んだオーディオブックファイルを再生します。 ホームメニューの「ブック」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「オーディオブック」を選びます。 「オーディオブック」にカーソルがあることを音声でお知らせします。 引き続きOKボタンまたは右ボタンを押します。ディスプレイにはオーディオブックフォルダ内に取り込まれているコンテンツのタイトルがリストで表示されます。現在カーソルのあるコンテンツのタイトルを音声でお知らせします。 上ボタンまたは下ボタンを押して、再生したいタイトルを選び、OKボタンを押します。 選んだオーディオブックファイルの再生を始めます。 再生中の音量は上ボタンで大きくなり、下ボタンで小さくなります。 再生中に右ボタンを短く押すと、次のファイルへスキップします。 押し続けると早送りになり、離した所から再生が始まります。 再生中に左ボタンを短く押すと、ファイルの先頭に戻り、もう一度短く押すと前のファイルにスキップします。 押し続けると早戻しになり、離した所から再生が始まります。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生していたファイルの途中で停止します。 10 テキストスピーチを使う 本機にテキストファイルを転送し、再生するとテキストファイルを読み上げます。さまざまなシーンで作成したテキスト文章を本機で読み上げるので、音声による内容の確認や復習などにお使いいただけます。 ご注意: 本機で再生できるファイル形式は、文字データだけで構成されたテキストファイルで、ファイルの拡張子がドットtxtのファイルのみです。 人名・地名・団体名などの固有名詞、および記号・略語・英語等は、文字を正確に読み上げない場合があります。 10.1 テキストファイルを本機へ転送する テキストファイルを本機に転送するには、本機に付属のUSB接続ケーブルを使ってパソコンに接続します。 パソコンの画面上にリムーバブルディスクとして認識した本機を開き、「テキスト」フォルダに取り込みたいコンテンツのファイルをコピーします。 取り込んだテキストファイルの文字コードを変更する場合は、「5.8.2 文字コード設定について」を参照してください。 10.2 テキストファイルを再生する 本機に取り込んだテキストファイルを再生します。 ホームメニューの「ブック」を選びOKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「テキストスピーチ」を選びます。 「テキストスピーチ」にカーソルがあることを音声でお知らせします。 引き続きOKボタンまたは右ボタンを押します。 ディスプレイにはテキストフォルダ内に取り込まれているテキストのタイトルがリストで表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して、再生したいタイトルを選び、OKボタンを押します。 選んだテキストファイルの再生を始めます。 再生中の音量は上ボタンで大きくなり、下ボタンで小さくなります。 再生中に右ボタンを短く押すと、次の節へスキップします。 再生中に左ボタンを短く押すと、前の節にもどり、繰り返し短く押し続けるとファイルの先頭にスキップして停まります。 再生を停止するときは、停止ボタンまたはOKボタンを押します。再生していたファイルの途中で停止します。 11そのほかの機能を使う 11.1 ピクチャー機能について 本機はデジタルカメラと接続して画像を取り込めます。本機はUSBストレージクラスをサポートしているデジタルカメラとの接続が可能です。付属のUSB接続ケーブルを使って接続できます。 本機と接続できる推奨デジタルカメラの一覧については、弊社ウェブサイトでご確認ください。 11.1.1 画像を取り込む 本機とデジタルカメラを付属のUSB接続コネクタで繋ぎます。 ホームメニューの「ピクチャー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「取り込み」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押して「マイクロSDカード」または「USB」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押して、取り込み元を決定します。 「マイクロSDカード」を選んだ場合は、マイクロSDカード内に取り込まれている画像を本機に取り込みます。 「USB」を選んだ場合は、接続中のデジタルカメラ内の画像を本機に取り込みます。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押して「内蔵メモリ」または「マイクロSDカード」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押して取り込み先を決定します。 ディスプレイに取り込み開始の確認画面が表示されますので、上ボタンを押して「開始」を選び、OKボタンを押します。取り込みを開始します。[取り込みを完了しました]と音声でお知らせします。取り込みの終了です。 ご注意: 本機で取り込める画像は、DCF規格に準拠したフォルダ構成で管理されたJPEGファイルが対象です。 11.1.2 画像を見る ホームメニューの「ピクチャー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「ブラウズ」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押して「内蔵メモリ」、「マイクロSDカード」または「USB」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押して画像の入っているメディアを選びます。 続けて、「イメージ」フォルダを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。撮影された日付がリスト表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して撮影した日付を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。ディスプレイに画像の一覧が表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して画像ファイルを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。ディスプレイに画像が表示されます。 画像が表示されている状態では、左ボタンまたは右ボタンを押すと、画像をコマ送りできます。 ご注意: EXIF形式の画像フォーマットに対応したJPEGファイルのみ本機で表示可能です。 11.1.3 画像を消去する ホームメニューの「ピクチャー」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「ブラウズ」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「内蔵メモリ」、「マイクロSDカード」または「USB」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 「イメージ」フォルダを選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 ディスプレイに撮影された日付がリスト表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して撮影した日付を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。ディスプレイに画像の一覧が表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して消去する画像を選び、F2ボタンを押します。 ファイル消去モードに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して「1件消去」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。続けて上ボタンを押します。「消去を開始します」と音声でお知らせします。 もう一度OKボタンを押します。ファイル消去を実行し、「消去しました」と音声でお知らせします。 11.2スケジュール機能について 本機はスケジュール機能を搭載しています。簡易スケジュールの登録のほかに、指定した日付に音声録音によるボイスメモを記録することができます。 11.2.1 カレンダーを表示させる ホームメニューの「スケジュール」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。 月単位のカレンダー表示に入ります。現在カーソルのある日付を音声でお知らせします。 既にスケジュールを登録している場合は、日付のガイダンスの後に、「スケジュールがあります」と音声でお知らせします。 ご注意: カレンダー表示では祝祭日表示には対応していません。 11.2.2 カレンダー表示の切り替え カレンダー画面を、1ヶ月、1週間、1日の画面に切り替えられます。 カレンダー画面で、F3ボタンを押します。 上ボタンまたは下ボタンを押して「表示切替」を選び、OKボタンを押します。カレンダー画面が週単位の表示に切り替わります。週単位の表示で曜日にカーソルをあわせてOKボタンを押すと曜日単位の表示画面になります。 同じ操作をしてもう一度「表示切替」をおこなうと、月表示に戻ります。 また、一度スケジュール機能を終えると、次にカレンダー表示を開くときは月単位の表示に戻ります。 11.2.3 カレンダー画面での操作 カレンダー画面でのファンクションボタンの操作について説明します。 月単位の画面での操作は、F1ボタンを押すと、ホームメニューに戻ります。 F2ボタンを押すと、月の移動設定を行います。ポップアップ画面が表示され、上ボタンまたは下ボタンで前の月または次の月を選びます。OKボタンを押すと選択した月に移動します。F3ボタンを押すと、メニュー設定画面に入ります。 週単位の画面での操作は、F1ボタンを押すと、ホームメニューに戻ります。 F2ボタンは機能しません。F3ボタンを押すとメニュー設定画面に入ります。 曜日単位の画面での操作は、F1ボタンを押すと、週単位の表示に戻ります。 F2ボタンを押すと、登録されている曜日単位のスケジュールの詳細を表示します。 F3ボタンを押すと、メニュー設定画面に入ります。 11.2.4 スケジュールを登録する スケジュールを登録します。スケジュールの開始と終了時間や繰り返しの回数、スケジュールに関するキーワードと音声録音によるキーワードを記録できます。 カレンダー画面でボイスボタンを押しながら、スケジュールを登録したい日付を言います。指定した日付にカーソルが移動します。 上、下、左、右ボタンでカーソルを移動した場合にもカーソルがある日付を音声で読み上げます。 次に、F3ボタンを押します。「スケジュール設定」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。スケジュールの設定メニューに移行します。 続けて「新規登録」を選び、OKボタンまたは右ボタンを押します。新規登録設定に移行します。 設定する項目にカーソルをあわせて、OKボタンまたは右ボタンを押します。各設定画面に入ります。 「日時設定」について説明します。 この設定では音声コントロール機能が使えます。 ボイスボタンを押しながら、年・月・日を言うと自動的に設定できます。OKボタンを押して設定を決定します。 「開始時間設定」について説明します。 この設定では音声コントロール機能が使えます。 ボイスボタンを押しながら、スケジュールを開始したい時刻を言うと自動的に設定できます。OKボタンを押して設定を決定します。 「終了時間設定」について説明します。 開始時刻の設定の操作と同じように、この設定では音声コントロール機能が使えます。 ボイスボタンを押しながら、スケジュールを終了させたい時刻を言うと自動的に設定できます。OKボタンを押して設定を決定します。 「繰り返し設定」について説明します。設定するスケジュールを、「1回のみ」、「毎日」、「毎週」、「毎月」、「毎年」の中で繰り返して登録できます。 上ボタンまたは下ボタンで繰り返す設定を選び、OKボタンを押します。設定されたことを音声でお知らせします。 「キーワード設定」について説明します。 スケジュールの内容に合わせてキーワードをつけられます。 キーワードはひとつのスケジュールにふたつつけられます。 すでに登録されているキーワードのテンプレートから選ぶことができます。 テンプレートの選択肢は、キーワードなし、車、電車、飛行機、バス、仕事、取材、出張、会議、講義、授業、メモ、記録、電話録音、日記、会話、お気にいり、学校、病院、趣味、食事、買い物、旅行、レッスン、語学学習、ドライブ、スポーツ、キャンプ、音楽演奏、家族、子供、恋人、友人、イベント、休日、デート、誕生日、給料日です。 この設定では音声コントロール機能が使えます。ボイスボタンを押しながら、テンプレートに登録されているキーワードを言うと、自動的に設定できます。 「ボイスキーワード設定」について説明します。 録音ボタンを押してスケジュールのキーワードやコメントを録音します。 ボイスキーワードを録音したら、停止ボタンを押して録音を終了します。 録音したボイスキーワードはスケジュールの詳細画面で「ボイスキーワード」にカーソルを合わせると自動的に再生します。 「アラーム通知設定」について説明します。 この設定では、スケジュールの開始時間をアラームでお知らせする機能を設定します。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「オフ」または「アラーム1」から「アラーム3」のアラーム音から設定を選び、OKボタンを押します。 すべての設定を完了したら、F2ボタンを押します。スケジュールが登録されます。 スケジュールは最大で千件のスケジュールを登録できます。 11.2.5 スケジュールを編集する 登録したスケジュール内容を変更できます。 まず、変更したいスケジュールのある日付を指定します。ボイスボタンを押しながら、スケジュールを編集したい日付を言います。指定した日付にカーソルが移動します。 OKボタンを押します。指定した日に登録されているスケジュールがリスト表示されます。 次に、上ボタンまたは下ボタンを押して編集したいスケジュールを選んで、F3ボタンを押します。ポップアップのメニューに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「スケジュール設定」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。 続けて上ボタンまたは下ボタンを押して「編集」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。 スケジュール内容の変更手順は、「11.2.4 スケジュールを登録する」を参照してください。 「日時設定」、「開始時刻設定」、「終了時刻設定」、「繰り返し設定」、「キーワード設定」、「ボイスキーワード」、「アラーム通知設定」の順に設定を変更します。設定が完了したら、F2ボタンを押します。スケジュールが変更されます。 11.2.6 スケジュールを削除する 登録したスケジュール内容を削除します。 まず、削除したいスケジュールのある日付を指定します。ボイスボタンを押しながら、削除したいスケジュールのある日付を言います。指定した日付にカーソルが移動します。 OKボタンを押します。指定した日に登録されているスケジュールがリスト表示されます。 上ボタンまたは下ボタンを押して削除するスケジュールを選んで、F3ボタンを押します。 ポップアップのメニューに入ります。上ボタンまたは下ボタンを押して、「スケジュール設定」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。 続けて上ボタンまたは下ボタンを押して、「削除」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。消去モードに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、消去する件数を選びます。 「1件」を選んだ場合は、指定した1件のスケジュールを削除します。 「1日」を選んだ場合は、選んだ曜日に登録されているスケジュールを削除します。 「1か月」を選んだ場合は、選んだ月に登録されているスケジュールを全て削除します。 消去する件数を選んだら、OKまたは右ボタンを押します。 もう一度上ボタンを押して「開始」を選び、OKボタンを押します。「完了しました」と音声でお知らせします。指定した件数のスケジュールが削除されます。 ご注意 スケジュールの削除を行っても、録音した音声ファイルのデータとスケジュールリスト画面のマイクアイコン表示は残ります。音声ファイルの削除については、「4.4 消去する」を参照してください。 スケジュールの登録で、「繰り返し」の設定がされているスケジュールは、全て削除されます。 11.2.7ボイスメモを登録する 指定の日にちに音声録音によるメモを記録することができます。 カレンダー画面でボイスメモを登録したい日付にカーソルをあわせます。 録音ボタンを押すとボイスメモの録音を開始します。 ボイスメモは最大5分間の記録が行えます。ボイスメモの録音を終了するときは停止ボタンを押します。 ボイスメモは1日99件まで登録することができます。 またボイスメモの登録は曜日単位の表示画面と週単位の表示画面からでも曜日を指定して録音することができます。 録音したボイスメモを聞くには、日単位の画面の一番上にあるボイスメモ表示にカーソルをあわせます。ボイスメモが登録されている場合は、「ボイスメモ1件です」と音声で登録されている件数をお知らせします。 OKボタンを押します。 ボイスメモの詳細表示画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して聞きたいボイスメモにカーソルをあわせます。カーソルをあわせるとボイスメモが自動的に再生されます。 11.2.8ボイスメモを削除する 登録したボイスメモを削除します。 カレンダー画面で上、下、左、右ボタンを使い、削除したいボイスメモのある日付を選んで、OK ボタンを押します。スケジュールリスト画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、画面の一番上にあるボイスメモ表示にカーソルをあわせて、OKボタンを押します。ボイスメモのリスト表示画面に入ります。 カーソルのあたっているボイスメモが自動的に再生されます。削除したいボイスメモを指定する場合は、上ボタンまたは下ボタンを使ってカーソルを移動させて、再生されるボイスメモの内容を確認しながら、削除するボイスメモにカーソルをあわせます。移動したカーソルの位置にあわせてボイスメモを自動的に再生しますが、続けてF2ボタンを押して削除のポップアップ画面に入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、消去する件数を選びます。 「1件」を選んだ場合、指定した1件のボイスメモを削除します。 「1日」を選んだ場合、選んだ曜日に登録されているボイスメモを削除します。 「1か月」を選んだ場合、選んだ月に登録されているボイスメモを削除します。 消去する件数を選んだら、OKまたは右ボタンを押します。 上ボタンを押して「開始」を選んで、OKボタンを押します。 指定した件数のボイスメモが削除されます。 11.2.9スケジュールリスト画面から音声ファイルを再生する 本機で録音した音声ファイルは、収録日時にあわせてスケジュールリスト画面にアイコン表示されます。スケジュール画面から録音した音声ファイルを再生することができます。 カレンダー画面で上、下、左、右ボタンを使い録音した日付を選び、OKボタンを押します。 スケジュールリスト画面に入ります。 この曜日に録音された音声ファイルがある場合は、マイクアイコンとともに録音された時刻が表示されます。上ボタンまたは下ボタンを使ってカーソルを移動させると、音声ファイルの録音開始時刻を音声でお知らせします。再生したい音声ファイルの録音時間にカーソルをあわせて、OKボタンを押します。音声ファイルの再生を開始します。音声ファイルの再生を停止するときは、停止ボタンを押して、再生を止めます。 ご注意 再生を停止すると音声ファイルの停止画面になります。引き続き、他の音声ファイルを再生するには、もう一度ホームメニューの「スケジュール」から操作を行ってください。 11.2.10スケジュールを初期化する 登録したスケジュール内容すべてを削除し、初期化します。 ホームメニューの「スケジュール」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。 カレンダー画面で、F3ボタンを押します。ポップアップメニューに入ります。 上ボタンまたは下ボタンを押して、「スケジュール設定」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。 続けて上ボタンまたは下ボタンを押して、「初期化」を選んで、OKボタンまたは右ボタンを押します。初期化モードに入ります。 上ボタンを押して「開始」を選び、OKボタンを押します。 初期化の確認の画面が出ます。もう一度、上ボタンを押して「開始」を選び、OKボタンを押します。 「完了しました」と音声でお知らせします。登録されていたスケジュールがすべて削除されて初期化します。 11.3 音声認識機能について 本機は音声認識機能を搭載しています。日時・時刻設定、キーワード入力やフォルダ名変更などの複雑な入力操作を音声によって自動認識されます。 また、音声認識によりホームメニューにおける各モードやメニュー設定への移行をショートカットできます。 11.3.1 音声コントロールを使う 音声コントロール機能は、本機の時計設定、タイマー録音設定の時刻入力と録音ファイルのキーワード設定、フォルダ名設定でのフォルダ名変更、アラーム再生設定の時刻入力、スケジュール登録の日付、時刻入力とキーワード設定で使えます。 11.3.2 音声コマンドを使う ホームメニューで本機の停止中に、ボイスボタンを押しながら、移行したいモード名を言うと、そのモードへジャンプします。 移行できるモードは、「レコーダー」、「ミュージック」、「ポッドキャスト」、「ブック」、「ピクチャー」、「スケジュール」、「メニュー」の各モードです。 レコーダーモードでは、動作中または操作中の場合は、音声コマンドは使用できません。 ご注意: 周囲の雑音が多い場所では、音声認識が困難になってしまいます。なるべく周囲の静かな環境でご使用ください。 発声の仕方や口調によって、認識率に差が生じます。はっきりした口調でゆっくりと話してください。 以上で、ボイストレック DM4「取扱説明書」を終わります。